東京都美術館× 東京藝術大学 「とびらプロジェクト」

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Archive for 12月, 2016

2016.12.30

建築ツアー

img_7555展覧会だけではなく美術館の建物そのものも楽しんでほしい!

そんな思いから始まったツアー。とびラーの案内で当館をあちこち散策します。
日時 2017年1月21日(土)14:00-14:45頃(45分程度)
集合場所 東京都美術館 ミュージアムショップ前
対象 どなたでも
定員 30名 (当日先着順)
参加費 無料
参加方法 当日13:45頃より、当館ロビー階ミュージアムショップ前で受付をします。

 

トビカン・ヤカン・カイカン・ツアー [とびらフェス]
_MG_9111ライトアップされた東京都美術館を散策するツアーです。
とびラーがガイドを務め、素敵なツアーにご案内いたします。
日時 2017年1月27日(金)18:30-19:00頃(30分程度)
集合場所 東京都美術館 ミュージアムショップ前
対象 どなたでも
定員 15名 (当日先着順)
参加費 無料
参加方法 開始15分前より、当館ロビー階ミュージアムショップ前で受付をします。

 

2016.12.27

★藝大生インタビュー
「第65回東京藝術大学卒業・修了制作展」に向けて制作に励む藝大生をとびラーが訪ね、作品が創出される現場を取材しています。
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街路樹の紅葉が見ごろになってきた11月下旬のある日、日本画専攻修士2年 森友紀恵さんにインタビューをしました。森さんは絵画棟1階のエレベーター前でにこやかに迎えて下さり、シンプルでセンスの良い名刺を手渡してくれました。藝大の校章が入った名刺は、藝大の生協で作れるのだとか。

 

さっそくエレベーターに乗り、制作中の2階アトリエへ。
森さんは模写作品と創作作品の2つに取り組んでいます。

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まずは日本4大絵巻の一つ、伴大納言絵巻の模写を見せていただきました。

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「伴大納言絵巻の一部分をそれぞれ分担し、大学院1年生の時にどこをやるか担当を決めて制作します。ここは検非違使が犯人を逮捕しに行く道中の場面、青が結構残っている鮮やかな場面です。上、中、下巻あるなかで、私は下巻を担当しています。
絵巻は、絵と文章で見やすいように構成されています。現状模写といって、今の状態を模写する試みです。紙には一度絵の具をつけて洗ったりして、ちょっと古紙のような感じをだしています。写真資料とかもあるのですが、やはり本物とは色や線が少しずつ違ったりして。1年半ぐらいかけて制作しているのですが、そのなかで4回だけ本物を見る機会がありました。そのときに自分の模写を持って行って、色見本を合わせてみて『どの色かな?』とチェックしています。」

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—この色見本は自分で作るのですか?
「はい、自分で作ります。色のパターンをたくさん作っておきます。
作品の前で水は使えないので、こういう乾いたものを持って行って色をあわせていきます。」

—絵を描き写す過程を教えてください。
「まず、写真資料をアクリル板に貼り、その上に模写する紙を置きます。「薄美濃紙」といって、かなり薄くて透ける紙なので、それを棒状のものに巻き付け、くるくる回しながら残像で描いています。紙を伸ばしたり縮めたりしながら残像を覚えて、点描でちょっとずつ進めていきます。全体の下書きが、できたらパネルに貼って地の色を塗り、それからまた上から描きおこし彩色していきます。」

—気の遠くなるような作業ですね。
「そうですね。書き写す作業のことを「あげ写し」というのですが、1年生の5月から9月までの間に仕上げて、それから色を付ける作業をします。この模写も修了制作の一部として展示します。
毎日作業して、だいたい1年半を目安に完成させます。完成したら桐の箱に入れて頂けるので楽しみにしています。」

—模写とご自分の作品を並行して制作なさっているんですね。この模写というのは、ある種の基礎訓練なのでしょうか?

「基礎というよりは、先生曰く『古典の美についてもっと触れてほしい』とのことで、この模写をきっかけに古典独特の美しさにふれ、さらにその良さを自分の中で発見できたらいいな、と思っています。」

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—一番難しいところは?
「色の濃い所が難しいです。一度全体を塗った時に、だいたい消えてしまうので…。かなり薄くなったものを描きおこしていかなければならないのですが、その(色を重ねていく)作業がしんどい。でも一番難しいのは、もしかしたら何も描かれていないところかもしれない。」

—この場面を選んだ理由は?
「その年によって4か所くらい割り振られるのですが、見比べた時に、1番大変そうだなと思った場面だったので。せっかく大学院に入ったし、完成したときに自分でやった意味が見出せるところをやりたいなと思ったので、この場面を選びました。」

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—使っている材料についてお聞きしたいのですが。
「だいたい岩絵の具を使っています。地の色には京都にある絵の具屋さんの水干(すいひ)絵の具を使っています。
この絵巻が書かれた時代は、天然の岩絵の具しか存在しないので(現代には当時存在しなかった新岩絵の具というものもある)、基本的に天然のものを使っています。ですが、今の岩絵の具とその時代の岩絵の具では微妙に色が違ってくるので、細心払って調節しなければなりません。絵の具を扱うお店によっても色が違う。岩絵の具は粒子の違いによって、1種類のなかでも色が違ってくる。」

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—ここまでは模写とその技法、素材について聞いてきました。
次に、現在制作中のご自身の作品について聞かせてください。
「今は下地を一通りすませ、全体に色をかけて一旦潰し、これから描きおこしていこうという段階です。」

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—色の状態や質感は、試行錯誤しながらすすめているのですか?どんな手順を踏んで制作しているのか教えてください。
「日本画の基本は、大学に入った時に最初に教わり、私はいまでもわりとその手順で制作している方だと思います。
初めに「小下図(こしたず)」といって、素描などの取材したもので作品イメージを小さい画面に作ります。これをもとにして、画面サイズと同じ大きさの大下図(おおしたず)をつくり、これを下地を塗っておいた本画の画面にトレースします。薄美濃紙に水干絵の具を日本酒でとめた念紙(ねんし)という紙をカーボン紙のように下にひき、場面をトレースしていきます。カーボン紙と同じように筆圧で絵の具の粉を定着させます。その後に私の場合「盛り上げ」という下仕事に入ります。
イラストレーションだとデジタル媒体でもよく見えるけれど、日本画は直接、本物を見ないと、わからない表現もあります。絵の具が上に重なっている感じは現物を見ないと分からないので、ぜひ実物を見ていただきたいと思います。」

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—製作日数はどれくらいかかっていますか?
「修了制作は10月の頭から初めました。取材は夏の間にしているので、描き始めてからは約2か月半。締め切りは12月20日です。10月は大下図をつくり、11月はトレースして彩色をはじめて、今の状態になりました。下図に時間がかかると、本画があわただしくなってしまいますがついつい私は下図に時間をかけてしまいます。」

—日本画を制作する際、完成のイメージは重要ですか?
「イメージすることが役に立つこともあるし、そうでない時もあります。最初に下地を作っていく作業が一番好きな作業です。感覚を使うから…。日本画もある程度の計画性は必要ですが、ちょっとした変更なら途中でもききます。絵の具がのっているところを「洗う」と、下の絵の具の色が出てきたり…。」

—-「洗う」とはどういう作業なのでしょう。
「画面に一度塗った絵の具も、お湯をかければとれるんです。お湯で濡らした刷毛でこすると、上の絵の具が取れて下の絵の具が出てくる。上からどんどん色を重ねていくだけでは出せない雰囲気があって、おもしろい所だと思っています。」

—描いた時間からかなり経ってしまうと、落ちにくかったりするのですか?
「時間は関係ありませんが、重ねた数のぶんだけ、とれやすかったりとれにくかったりします。漆の技法でも擦って下の色を出す技法があるのですが、そういうイメージです。」

—上から色を重ねていく作業と洗う作業では、色の出方に違いがあるのですか?
「一度色を重ねた後に洗っても、全ての色が出てくるわけではありません。偶然の作用ももちろんありますが、洗ったり、その後に描き重ねることで、微妙におちついた色味や、空気みたいなものを出したいと思っています。」

—この絵はこのアトリエのみで描いていらっしゃるのですか?
「日本画の制作は基本的には学校でやることになっています。藝大は天井が高いので、自然光がとてもきれいで好きです。特に朝や午前中の光が好きです。」

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—モチーフについて聞かせてください。
「今回のモチーフは上野の不忍池です。この修了制作にあたって、夏に取材に行きました。前に秋枯れのハスを書いたことがあって、そちらを修了制作にしようかと思っていたのですが…。夏に観たハスの花がとても美しかったので、これを描きたいなと思って。
ハスは過去にたくさんの日本画家が描いていますが、「自分だったらどう描くかな?」と夏の間は考えていました。ハスの花が水面に反射される様子を見て、それだけで一つの絵画作品のように美しく感じられたんです。その中にカメとかがいるのですが、絵の中を泳いでいるように見えたりもする。現実とは違う、また別の世界がここに広がっていることを、今回の作品にできたらなと。」

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—制作するときに、心がけていることはありますか。
「描く対象は、植物だったり花だったりするんですが。学部時代からずっと続けているのは、頭の中の形を追うよりも、まずは素描やデッサンをすること。作品に使えるか、使えないかは考えずに、とにかく何枚も書きに行く。
そうすると、その場の音とか、温度とか、湿度とか、目だけではなく、それ以外の五感を使って様々なことが感じられる。そういうことを身体で感じながら、「どういう画面にしようかな」って作品の構想を練るのが好きなので、素描は大切にしています。写真を資料に使うこともありますが、基本的には素描がもとになっています。
植物は喋らないけど、なんとなくそのたたずまいが好きです。動物も無言でいるものが何を考えているのかわからなくて好き。魚もしゃべらないから好き。目が合うと、全部知られてしまうような気がして。」

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—日本画を選んだ理由は?
「特に大事件が起きて日本画を選んだわけではないです。色々なことが積み重なってきて、結果的に日本画を選んでいます。きっかけの1つとしてあげられるのは美術科の高校で油絵や彫刻など一通りやったうえで、「絵が描きたい」と思ったことです。絵画だったら、油絵か日本画か、となった時に、油画だと自分にとっては自由度が高すぎると感じたんです。特に油画は、大学入学後に映像やインスタレーションの制作をする方も多くて、あまりに自由度があると、自分はかえって集中できないんじゃないかと。「私はこれをやっている」と確かに言えるようなものができたらいいなと思っていました。だから、日本画だったらこの平面の世界の中に集中して、それを自分の中で咀嚼して消化して…ということができるかな、できたらいいなというのは、いつも思っていることです。あとは画材がおもしろくて。絵の具の名前もかっこいいし、粒子状の絵の具を、砂のように指で混ぜる感覚も好きです。小さいころ泥団子づくりが好きだったのですが、その感覚に似ていて癒されるんだと思います。」

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—今回は「ハス」というモチーフがありますが、次の新しいアイディアや、これからやってみたいことはありますか?
「絵を描いているときに、次はこういう絵を描きたいなと思うこともあるし、全然関係ないことをしている時にハッと思いつくこともある。絵の作業とは別のことをしているときにひらめいたりします。
日常生活のなかでも、特に外を歩いているときに「あーっ」ってひらめくことが多い。じーっと考え込んでいるときよりも、脳が活発に動いているのかも。
なるべくなら、自分の見慣れているものとか、日常で感じている「あら、不思議」って感覚を絵画にしたいなと思っていて。モチーフと距離を感じると、あまり絵がうまくいかないタイプなのかもしれません。愛知から上京したので、上野で初めて不忍池を見たときに「なぜ、都会の真ん中にこんな緑があるのか?」と気になって。その違和感がずっと続いていて、4年間ぐらいずっと考えていたんです。ちょっと時間がかかるタイプなのかもしれないですね。」

—描くときはずっと通して、休みなく描くのですか?
「結構乾き待ちの時間があるので、その時はどこかに行っちゃう。帰ってきてみて、「あーあ」って思っちゃう。たぶん人間ってずーっと集中はできないと思うので、トイレにいくことなんかでこの画面とちょっと離れる、客観的に見ることを意識しています。」

—休みの日は何をなさっていますか?
「神前挙式の巫女のアルバイトをやっています。絵とあまり関係ないことをやって、自分の幅を広げたいと思って。あとは映画を見たり、博物館や植物園に行ったり。展覧会にも行きますが、それ以外の事もどんどんしていかないと、自分の世界が閉じてしまうタイプなので。いろんな体験ができればいいなと思っています。」

—静かな空間で制作しているのですか?それとも、音楽を聴いたりもしますか?
「基本的には、静かな環境でやります。音楽を聴きながらやると楽しくなってしまうので。
単純作業の時は、聞いたりもします。忌野清志郎とか。」

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—影響を受けた画家や、好きな画家はいますか?
「好きな画家は、日本画家で言うと奥村土牛先生、小倉遊亀先生が好きです。すごくゆったりしている感じがして、油絵ならルドン、色がきれいな人の絵が好きです。」

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「絵には作者の考えが入っていないと、ただのきれいなよくある画面で終わってしまう。私はもっと味のある作品をつくりたい。そして考えを入れるのはもちろん大切なのですが、それだけが先行しすぎて美しさからみえてこない説明だけの作品になってしまうのも少し違うかな思います。自分は、美しいとかいいなとか、ずっと見ていたい、なんか気になる、という印象が先にあってから、のちに作者の考えや説明を聞いて「ああ、あれはそういうことなんだ」というくらいがいいかなと。けれども美しさは人それぞれなので、それはとても難しいことだと思っています。私の絵も、1度は退屈になるぐらい描いてしまって、それをなじませるくらいになればいいのですが。」

—このままずっと、将来も制作を続けていくのですか?
「はい、できれば一生続けていきたいと思っています。」

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私たちとびラーについても興味を持ってくださり、様々なやり取りが交わされた今回のインタビュー。とびラーの企画である「卒展さんぽ」にも関心を持って頂きました!
ご自分のことをとても謙遜なさっていましたが、芯の強いしっかりとした考えをお持ちで、ひたむきに真剣に作品に向き合っていらっしゃる姿にとても感銘を受けました。
私たちの質問に、一つ一つ真摯に答えてくださった森さん。卒展でどんな完成品に出会えるのか、またこれからの活躍がとても楽しみです。

執筆:神野詩織(アート・コミュニケータ「とびラー」)


★あなたもアートを介したソーシャルデザインプロジェクトに参加しませんか?
「第6期とびラー募集」
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2016.12.17

アート×ヨガを愉しむプログラムを東京藝術大学で初開催しました!

透明感溢れる冬晴れの一日に実施されたミュージアムヨガは、高い天井から自然光が燦々と降り注ぐ東京藝術大学陳列館での朝ヨガからスタートしました。そして、キャンパス内の大学美術館で「東京藝術大学大学院美術研究科 博士審査展」を鑑賞し、最後は美術館に併設された緑の眩しいカフェテリアを貸切り全員そろってランチタイム。最初から最後までとても充実した愉しくハッピーな時間を過ごすことができました。

集合写真を初めどのスナップにも参加者、スタッフ、とびラー、皆さまの大きな笑顔が写っていて、このイベントを活気溢れる場にしてくださったすべての方に感謝の気持ちで一杯になりました。


作品鑑賞の醍醐味は、作品を通じて自身との対話を深めることで得られる”気づき“そして”学び“ですが、ヨガも同じで、アーサナ(ポーズ)を介して自身との対話を深めることで体感する“気づき”と”学び“がピースフルマインドの源です。
この2つの親和性に気づいたときに、アート×ヨガは必然だぁー!と、一気にミュージアムヨガの構想が湧き上がりました。ヨガでカラダとココロを解きほぐし、頭だけで考える領域を抜け出して自由にアートを愉しんでみたい。美術館が懐の深い”繋がり“の場になればもっといい、みんなで一緒に食べて笑ってそして自分の言葉で喋れる空間を創りたい!たくさんの想いやアイデアを嬉々として仲間であるとびラーと語り合う中で誕生したのがミュージアムヨガ。東京都美術館×東京藝術大学による「とびらプロジェクト」という母体があり、そこに集うとびラーという多種多様な”つながり“の担い手がいて、初めて実現することのできた企画です。ご参加くださった皆さまと共に“アートを介したコミュニティ”を育む活動の種をまた一つ新たに撒くことが出来たと実感した場でした。この芽吹いたばかりのミュージアムヨガの輪が大きく育つ過程の場に、今後とも皆さまが集ってくださることを切に願いつつ、17日ご参加いただいたみなさまがた方に心より御礼申し上げます、どうもありがとうございました!

執筆:山田佳子、半谷玲代(アート・コミュニケータ「とびラー」)

2016.12.16

 

★藝大生インタビュー
「第65回東京藝術大学卒業・修了制作展」に向けて制作に励む藝大生をとびラーが訪ね、作品が創出される現場を取材しています。
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「グラフィックが好き」という言葉からはポスターなど平面で紙媒体の作品を作っている方なのかな、と想像されるかもしれません。ですが、竹之内さんは木や車、布などの様々なマテリアルを使い、平面から立体まで多くの作品を制作されています。
在学中に広告賞など様々な賞を受賞するなかで「自分が良いと思ったもの」と「実際に評価されるもの」の違いを受けとめ、常にアイディアを考え続けている姿勢が印象的な方でした。デザインに対する想いにしっかりと芯が通っており、情熱を感じるお話を伺ってきました。

 

■卒展の作品について
藝大内にあるアトリエに伺ってまず、竹之内さんが卒展に出展される作品をみせていただきました。デザイン科の方なので、作品が平面なのか、立体なのか、全く想像が付いていなかったのですが、現れたのはなんと家具でした(それも複数)!

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「普段はグラフィックでやっていることを、布に応用しました。全てスーツの生地で、全部20年ほど前の古いものです。本来なら古すぎて捨てられてしまうような、製品にはならない物なんですけど。ほとんどウール100%で、元々質が良いものなので、ちゃんと保管しておけば状態の良いものがいっぱいあるんです。プリントは全てシルクスクリーンを使っています。強いメッセージを込めたい為に、直接的なデザインになっています。
作品名は「RE SUIT」で、「RE」はリターンやリサイクルなどの「再生」の意味。スーツの生地を、スーツではない違うものにして生まれ変わらせることができるんじゃないか、スーツの生地の可能性を更に広めるられるんじゃないかと考えました。」

–生地はどこで手に入れたのですか?
「実は実家がスーツのお店で、そこで捨てられずにずっと取っておかれていた物です。この布に出会ってから、この作品を作ろうと思いました。布を使った作品を今までにもいくつか作っていて、扱いには結構慣れています。自分はスーツはあまり着ないけど、実家がそういうことをやっているから、自分の中では身近な、遠くない存在です。普通の布ではなく『スーツの布』というのがポイント。」

–(グラフィックの中で)インクが垂れているように表現されているのは?
「グラフィティっぽくしたくて。ストリートの落書きみたいな自由な発想・表現というのをこのグラフィックに込めています。手書きっぽくてペンキが垂れているような。スーツの生地を、スーツではない色んなものに置き換えられるような自由な発想、というのを表現しています。(本格的な生地のスーツには)手が届かないよ若い年代の人でも、マガジンラックやサイドテーブルなどに再利用されたものだったりすると身近に感じられるんじゃないかな、という思いもあります。」

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–制作期間はどれくらいですか?
「そんなに長くないかも。(プリントを)刷るのは結構大変で、家でひたすらやっていました。刷ってしまえば組み立てるだけなので、そんなに時間はかかってないです。縫製も自分で。サクサク進みました。」

–家具の作り方は自己流ですか?
「自己流です。木材を切るのは学校でやりました。木を扱うのは慣れていますが、ソファを作るのは初めてだったので、作り方をめちゃくちゃ調べて。でも自分でやれることには限界があるので、どういう風に工夫すればできるのかをすごく考えました。今回の作品は初めてのことづくしです。実用性に耐えられるかどうかまでは計算してはいませんが、多分大丈夫でしょう(笑)。家具としてのデザインも自分がいいと思えるものにしました。」

–布にも色々な柄や色が入っていて、プリントに使われている色も様々ですが、組み合わせは最初からしっかり決めていたのですか?
「やりながらですね。生地の色や柄を見て、自分の中で感覚的に決めています。他の作品ではすごく考えて慎重に決める時もあれば、直感的にパッと決める時もあり、それはバランスを見て考えている所です。」

–家具に使用している木材も異なる種類を使用されていますが、それも意識してのことですか?
「そうですね、統一感の部分は布で出せばいいので。ソファは家具としては新しく見えるけれど、他のものに使用する木は少し古く見えるものにしたり、意識して使っています。」

–実際に展示される際は、空間を作るというイメージですか?
「全体でどう見えるかという感じを大切にしています。(生地やプリントの)色が様々なので、いい意味でまとまりがあるようにする。ただ、ありすぎると微妙。置き方次第で伝わり方が変わるので、悩みどころです。
他には小物も作っていて、カード入れ、ブックカバーなど、自分がいいと思えて、他の人にも使ってもらえるものも作りたい。使う人をイメージしたりもします。どういう人が使うかと考えると、作るものも変わってきたりして、ポップなんだけどお年寄りの人が使ったら面白いかなとか考えたり。これ(小物の作品)はほんの一部だけど、色のイメージで自分の中で分けていて、ピンクなら女の人かなとか。色からのイメージは結構強いです。」

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「今は家具の印象が強いけれど、もっと他のものに置き換えたくて。展示までには家具だけじゃなくて、イメージがもっと離れていって欲しいので、色々作ろうと今考えています。スーツは作らないですけど(笑)、洋服以外の何かに。当日のお楽しみということにしておきます。
家具は展示が終わったら自分で使おうかなって。自分だったらどれくらいの大きさが欲しいかなって考えてサイズを決めました。欲しいっていう人が現れたら、それはその時で考えます。」

–今回の作品は親御さんのお仕事がきっかけなので、喜ばれたのでは?
「そうですね、どうなったのってすごい聞かれます。」

–卒展当日は、来た方に直接説明されるんですか?
「はい。学部4年生の卒展の時も色んな方が来てくれて、話すのが結構楽しかったので、なるべくその場に居るようにします。」

 

■制作について
《RE SUIT》の様に家具やグラフィック、小物などを制作することもあれば、車を使った鑑賞者巻き込み型の展示をされたり、また企業のプロダクトを課題にしたポスターデザインで賞を受賞されていたりと、表現の幅がとても広い印象があります。制作していく上での竹之内さんの考えやその背景について、もう少し詳しく伺ってみました。

–今回の《RE SUIT》の様に作品に自由さを感じさせるというのは、竹之内さんの制作のテーマだったりする?
「う~ん、毎回結構やることは変わるのでいつもこういう感じというわけではなく。結構派手な作品もあったり、かっちりしたものを壊すようなものもあります。」

–一つのテーマが自分の中にあって、それを作品に投影して、伝えたいことを伝える、という一連の流れが他の作品にも共通している?

「そうですね、並べて自分の作品を見るとまとまりの無いように感じるけど…例えば布、車、紙など。でも自分の中では軸を持っていて、伝えたいことを伝えるためのアウトプットになっています。」

–2016年の藝祭に出展されたワゴン車を使用した作品「JOURNEY」のインタビュー内で、美術以外のこともやりたいとおっしゃっていましたが、今何か考えていることはありますか?
「やりたいことはいっぱいあって、どういうものにしたら自分が考えていることが一番伝わるのかをいつも考えていて、作品ごとにやっていることが様々でした。ワゴンも(共同制作者と)二人で色んなことをやりたいねと言っていました。今でもワゴンの展開は考えているけど、ストップしてしまっています。置き場所などの問題もあって難しいです。」

–今までに様々な賞(第31回読売広告大賞、JAGDA学生グランプリ2015、第62回朝日広告賞など)を受賞されていますが、それらの様に課題を与えられてそこから考えるのと、先程のお話にあった様に伝えたいことがあって、そのために考えるのとどちらが得意ですか?
「自分が好きなのはアイディアの部分で、アイディアから考えるのが好きです。ものを作るのが好きだけど、それよりも何か新しいアイディアとか、面白いことを考えるのが好きです。そのためにすごく考えます。ひたすら考えて、何個も何個も考えて…やれないこともいっぱいあるし、時間との戦いだったりもします。自分は広告が好きで、来年の4月から広告デザイナーの仕事に就職が決まっているんです。広告は伝えたいことがひとつバーンとあって、ストレートかつシンプルに、面白く伝えるみたいなアイディアがとても好きで。自分の作品でもそういった要素が共通しています。」

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–色々な人と組んで制作されたり展示されたりしていますが、一人でやるのと誰かと一緒にやるのとでは全然違いますか?
「違いますね。単純に意見が食い違うこともあるしなかなか合わない。特に芸大生とだと、みんな結構我が強いので(笑)。ただデザイン科だと、課題はグループワークが多いです。自分だけの作品は自主制作のものが多かった。」

–自分だけで作りたいという欲求はある?
「あります、あります。」

–今まで色々な作品を作られてきた中でも一番好きなもの、思入れのある作品は?
「そうですね・・・(しばらく考える)難しいですね。選べないかも。」

–今まで、数で言うとどれくらいの作品を制作されてきましたか?
「中途半端に終わったものも沢山あるし、数えられないけど、自分の中で満足して「いいな」と思って作れたものは少ないかも。その時は満足しても、後からやっぱり違うと思うこともめちゃくちゃあります。人に見せる機会も多いので、そこで色々言われて、自分の中でいいなと思っていたことが伝わっていなかったり、もっとこうしたほうがいいんじゃないと言われることもあるし。」

–竹之内さんの生活の中心は制作?
「そう言いたいですね(笑)。多分そうです。常に考えている、と言いたいです(笑)。」

–じゃあ、趣味はありますか?
「難しいですねー。多分全部(制作に)繋がってきているし、大体作っているし、制作と趣味の境目はあんまりないかも知れません。」

–《JOUNEY》で使用したワゴン車《MEDIA WAGON CAMEL》で音楽と結びつけたワークショップをされていましたが、音楽は好きですか?
「好きです。ワゴンをやっている時はいろんな出会いがあって、学校の敷地内で作品のために車を改造していたらたまたま建築の人たち(建築科の学生)に声をかけられて、こういうイベントあるんだけど一緒にやらない?となり。じゃあ建築の人達と一緒にやるときに自分たちは何をやればいいんだろうってなって、そこでまた音楽の人たちと出会いがありました。『車と音楽を掛け合わせて何かやりたいんだけど』っていう感じで色んな人との出会いがあって楽しかったです。
普段聴く音楽は色々。いい意味でも悪い意味でも自分は飽き性なんで、一つのアーティストのファン、ということはあまりないんです。アーティストのライブに行くというよりは、フェスに行っていろんな人たちの歌を聴きたいという感じなんで、オールジャンルです。」

–影響を受けた人や作品などはありますか?
「影響を受けた人は本当にいっぱいいます。この人が好き、とかそういう感覚じゃなくて、『この人のこういう作品が好き』とうかんじが強い。一人の人が作っているその全てが好き、というわけじゃなくて、作品と人とは別に捉えているんですよね。」

–美術館には行きますか?
「結構行きます。デザインの展覧会とかには行くようにしています。グラフィックデザイナーの展覧会が中心ですね。ポスターの展示とか、そういうのが好きです。」

–周りにも制作をしている学生が沢山いる環境ですが、ライバル意識はある?
「そこまでないかも」

–昔からデザインが、その中でもグラフィックが好きということですが、グラフィックに本格的に進んだきっかけなどはありましたか?
「自然とそうなっていきました。学部の1年生ぐらいは色んなことを自由にやっていたんですけど、3年生ぐらいから本格的に取り組むようになりました。コンペも積極的に出すようになり、何作品も出しました。面白いのが、自分の中では『微妙だな』と思うのが賞を取ったり、イチ推しで『面白い!』と思っていたのが落ちたり、色々出品するなかでわかってきて。自分でも客観的に見たいという気持ちはあるんですが、それもなかなかうまくいってないなと思ったりしました。」

–自分の中で気合が入った作品が選ばれなかったらやっぱりショック?
「悔しいですね。一つ一つ思い入れがあるので。」

–グラフィックの作品だと、『ここが完成』というのは自分の中でしかわからないものだと思うのですが。
「グラフィックは、出来上がっても何日か置いてまた見るようにしています。次の日まで時間をおくだけでも変わって見えるので、そこは出来るだけ冷静に見るように意識しています。」

–誰かの意見を聞いたりしますか?
「聞かないですね。自分の中で突き詰めます。」

–作っていてどういう瞬間が楽しかったり、盛り上がりますか?
「やっぱり最終的にできた時ですね。今回の家具の作品だと、形になった時ですね。」

–自分が制作を始めてから今に至るまで、変化はありましたか?今まで話を聞いた印象ではあまりブレは無さそうですけれど。
「でも、ありますよ。出来上がって、違うなと思う時とか。家に(RE SUITシリーズの)椅子と机があるんですけど、これはダメだなと思って。あれは出さないです。形になってからじゃないとわからないことってありますね。単体で見たらよくても、他のものと並べてみてやっぱり違うな、と思ったり。」

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–学部4年生の卒展ではどんな作品を制作されたのですか?
「今回とは全然違うもので、大きい壁を作ってスピーカーを30個ぐらい埋め込み、そこに映像を投影しながら音を出すというインスタレーションの作品を作りました。」

–一つのことにこだわりがあるというよりは、色々やりたい?
「そうですね」

–見に来られる方とお話しするのが楽しいということですが、《MEDIA WAGON CAMEL》の時みたいに、『見にくる人も巻き込んで一つの作品になる』のは今後もやってみたい?
「やってみたいです。本当は何も説明しないでも全てが伝われば、一番いいんですけど。それをもっとわからない人に伝えたりとか、その人の新鮮な意見を聞きたいとか、色々思います。単純に褒めてもらえると嬉しかったり、自分では思っていなかった事を全然違うような視点から言ってもらえたり。学部4年生の時の作品で、渋谷の映像を流してた時に、自分は若い世代としての視点で流していたんですけど、観に来ていたおじいさんがそれに共感してくれたりして、全然違う年代でも同じようにいいと思えるんだとか、自分では思いもよらないような意見が聞けて、すごく良かったと思いました。」

–そういう意見は作品作りに生かされていますか?
「そうですね、なるべく忘れないようにしたいです。」

 

■藝大を目指すまでのこと、藝大生になってからのこと
ご存知の方も多いと思いますが、藝大への入学は狭き門。竹之内さんがデザインを本格的に学ぼうと藝大を受験するまでに至ったきっかけや子どもの頃のエピソード、そして藝大入学後の学生生活のことなども伺いました。藝大を目指している方にとっては気付きがあるお話かもしれません。

–小さい頃は絵を描くのが好きだったということですが。
「図工の時間が好きでした。一番好きでした。絵だけじゃなく、粘土や工作など、全般的に好きでした」
–小さい頃から身近に服を作っている環境があって、それが自分の道につながっていますか?
「小さい頃からミシンを触っていて、自分で服を作ったりしてました。そう考えると人よりも布を触っていたのかなって。身近にあったので。《RE SUIT》の縫製も全部自分でやりました。」

–でも、ファッションじゃなくて色々できるデザインの方に進んだということですよね。
「そうですね」

–それを『仕事にできるかも』と思ったことや、藝大受験に至ったきっかけはありますか?
「高校は私立の進学校に通っていて、その流れのままだと受験して大学に行くんだろうなと思っっていました。けれど、自分の将来を見つめ直したときに、『好きなことやりたいな』と考えて、色々調べて、近くに美大の予備校があったのでそこに入りました。両親の反対はありませんでした。母親も美術系で油絵を描いたりしていて。なので、結構協力的で、応援してくれました。直接的な理由では無いかもしれないけど、絵を描くのが好きだから、試験で絵を描くことは嫌いじゃなく楽しめるかなとも思いました。藝大を目指すきっかけは、デザインがすごく好きで。例えばファッションにしても、服だけではなく、ランウェイの空間もデザインだし、とにかくいろんなデザインが気になって。それでデザインを学びたいなとなったんですけど、他の大学だとグラフィックデザイン科とかプロダクトデザイン科とか、入り口でもう分けられちゃうんです。受験するときに自分の中でまだ絞れてなくて、『入った後に選択肢があるよ』と藝大の先輩に言われたので、それで藝大に行こうと思いました。」

–作品をご両親に見せることは?
「しますね、展覧会にも来てくれるので。」

–学生時代の思い出はありますか?
「思い出ですか?思い出はー、(悩むそぶりを見せて)辛かったのは就活。めちゃくちゃ大変でした。広告業界を志望したので、作品をいっぱい作って、納得できないものもいっぱい作ったし、とにかく難しかったです。ポートフォリオをまとめて、実際に選考の場に作品を持っていってセッティングする、ということを受けた社数だけやりました。バンを借りて、手伝ってくれる人も呼んで。今は終わってホッとしています。4月からはすごく楽しみ。もう全部楽しみです。」

–大学院に進もうと思ったのは、もっとデザインについてご自身の中で深めたかったからですか?
「そうですね、学部の時はその時なりに精一杯やっていたんですけど、いざ卒業が見えてきた時に、まだまだだなと。ここでもうちょっと自由に楽しくやりたいなと思いまして。大学院の2年間もあっという間だったんですけど。可能であればまだまだやりたいことも沢山あるけど、でも来年(広告デザイナーのお仕事)もすごく楽しみです。」

–学生生活で楽しかったことはありますか?
「大学院に入ってから、学部の頃よりも自由にできることが多くて、課題が少ない分自主制作に力が入ったので、そこはすごくよかったかなと。あと、大学院に外の大学から来る人もいて、その出会いも楽しかったです。」

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卒展の作品「RE SUIT」を含め、今までに発表されている竹之内さんの作品を見ると、一人のアーティストが作ったことに気付く人は少ないかもしれません。そのくらい表現の幅が広く、ご本人も色々なことに興味を持ち、何よりも竹之内さんが「やってみたい」意欲に溢れている人だということが今回のお話から感じられました。来年4月からは広告デザイナーとしての作品を、どこかで見かける機会があるかも知れません。
インタビューの中でもあるように、卒展ではできるだけ見に来られた方と直接お話ししたいとのことだったので、ぜひ竹之内さんの作品を見て、お話してみてください。写真にある作品はまだまだ一部とのことなので、当日どんな展示になるのかとても楽しみです。

執筆:鈴木清子(アート・コミュニケータ「とびラー」)


★あなたもアートを介したソーシャルデザインプロジェクトに参加しませんか?
「第6期とびラー募集」
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2016.12.12

2016.12.12(月)
<見てきたこと・実践したことからふりかえる>

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13:30〜17:30
■外部プログラム見学のふりかえり
・外部プログラムに参加した人からのシェア
・♡良かった点(とびらプロジェクトに活かせそうなこと)と△悪かった点(もやもやしたこと・疑問に思ったこと)をグループごとにまとめて、シェア

■三ツ木さんによるレクチャー:VTSの基本を見つめ直そう
・映像観察(小学生の例)
・レクチャー①:ファシリテーションをプラスアップさせるための2つのキーワード
<コンディショナル・ランゲージとフレーミング>
・映像観察(ウェズリー美術館:大学生の例)
・レクチャー②:ファシリテーションをプラスアップさせるための2つのキーワード
<メタ認知とコビト論>
・映像観察(幼稚園の例)
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■前半:それぞれが参加してきた外部プログラム見学のシェア
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・グループごとに「良かった点(とびらプロジェクトに活かせそうなこと)と悪かった点(もやもやしたこと・疑問に思ったこと)をまとめるワーク
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その後、全体でポイントを共有しました。

上がったキーワードは以下の通り。

 

<導入部分について>
アイスブレイクが効果的だった!
はじまるまでの時間や環境を活かした世間話や自己紹介を実施
名札の活用(名前を覚えられていたのが嬉しかった)
どんな質問がいいのか?(プライベートな内容は避けた方が良いケースがある)
名札は万能ではないのでは?(プログラムの性質によって使い分けが必要)

 

<チーム分けについて>
多様なメンバーだと、対話が活性化された
仲良し同士が一緒だと、そこだけで盛り上がってしまっていた。

 

<ファシリテーションについて>
ファシリテーターも多様だと鑑賞が豊かになった
鑑賞者からの気づきによって上手にキャプションの情報を伝えていた
サポートとの連携がチームで良くできていた(事前準備がしっかりできている)

 

<その他・場のデザインについて>
今までの発言が言葉になっている仕掛け→一人で行っても対話が楽しめる
集合場所がわかりにくい。事前案内などちょっとした配慮、もてなしの気持ちが伝わるかが大事。

 

 

■後半:三ツ木紀英さんによるレクチャー

3つの映像を見ながら、VTSファシリテーションの基本やプラスアップのためのアイディアについて考察しました。
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鈴木智香子 (東京藝術大学 美術学部特任助手)

2016.12.11

今年度さいごのMuseum Start あいうえののメンバー向けプログラム「あいうえのスペシャル」が、東京都美術館のアートスタディルームを舞台に開催されました。

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年に3回開催される「あいうえのスペシャル」は、「Museum Start あいうえの」のプログラムのなかでも、過去のプログラムに参加したこどもや保護者を対象とするもので、ミュージアムをめぐるための拠点としてアートスタ ディルームを活用しながら、その場に居合わせたあいうえのメンバーやとびラー(アート・コミュニケータ)がともに活動する特別な一日プログラムです。

 

第3回目の「あいうえのスペシャル」は、12月11日に開催されました。総勢282名の参加者を迎え、過去最大規模で行なわれた今回のプログラムでは、 ミュージアムでの鑑賞体験をかきこむことのできる「ビビハドトカダブック」を用いた活動のほか、東京都美術館で開催中の「ゴッホとゴーギャン展」の作品の 色づくりから生まれるオリジナルバッジの作成など、多彩な活動をおこないました。

 

プログラムの様子はこちら→
(「Museum Start あいうえの」ブログに移動します。)

2016.12.11

2016年12月11日、先月11月13日につづき、2回目(全2回)の「ミュージアム・トリップ」が行われました。11月の初回にあいにく欠席だった子の参加が叶い、今回は都内の児童養護施設の小学生5名と引率の施設職員の方3名の参加です。

プログラムの様子はこちら→
(「Museum Start あいうえの」ブログに移動します。)

2016.12.10

 

 

アート・コミュニケータ「とびラー」が、東京藝術大学卒業・修了作品展をご案内します!学生生活の集大成である作品があふれる藝大キャンパスや東京都美術館をとびラーと「おさんぽ気分」で巡ってみませんか?
みんなで作品をみて感想を共有してみたり、藝大生とお話して作品のコンセプトや思いを聞いて、その人柄に触れてみたり。
新しい発見や出会いを一緒に探しに行きましょう。
藝大生やとびラーと交流を楽しみたい方のご参加をお待ちしています。
昨年度の「藝大卒展さんぽ」の様子はコチラをご覧ください。

 

第65回 東京藝術大学 卒業・修了作品展 特設ウェブサイト

 

日時|
①2017年1月27日(金)14:00〜15:00
②2017年1月28日(土)11:00〜12:00
③2017年1月29日(日)11:00〜12:00
*各回10分前に集合
会場|東京都美術館・東京藝術大学「第65回 東京藝術大学 卒業・修了作品展」会場
集合|東京都美術館 LB階 総合案内横 藝大卒展インフォメーション
参加費|無料
定員|10名(先着順)
参加方法|当日集合場所にて開始10分前より受付を行います。直接お越し下さい。
※広報や記録用に撮影・録音を行います。ご了承ください。

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