東京都美術館× 東京藝術大学 「とびらプロジェクト」

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【藝祭2018】「とびラーによる御輿制作インタビュー⑨」完成までのカウントダウン編

とびラー鈴木重保が、2018藝祭に登場する『油画・建築・声楽・指揮・打楽器・オルガン・チェンバロ・リコーダー』チームの御輿の制作現場をレポートします。

8月29日、音校(※音楽校地)の門を入って、烏天狗の住処のわきを通り過ぎると、

「パオーン」

いやいや、「パオーン」「パウォーン」「プウォォーン」と3回、野生の巨大生物の咆哮を聞いたような気が・・・・。

いやいや、そんなはずはない、それはテントの中で完成を待つ、御輿の巨大三頭象。前足を大きくあげ、3つの頭に高くあげた鼻がつけられた象は、その存在感を誇示している。

先週は、インドラ神の災いか台風の大風で大変だったテントも、今日はしっかりとその三頭象を包み込んでいるが、リアルさを増した象はそのテントの隙間から飛び出してきそう。

そんななか、今日は涼しげな表情の隊長・伊勢さん(建築専攻)。

 

ーもうどのくらいできているんですか?

「造形部分は60-70%くらいできています。」

「象の後ろにつく屋城の部分は、いまテントの外で組み立て中です。」

たしかに、テントの外では木材を模した棒状の白い部材を組み立てていて、足の踏み場もない。

いつも、なんでも受け止めてくれそうな隊長・林さん(油画専攻)。

「彩色は金曜か、土曜にスタートできれば良いけど・・・。」

そう、色を塗るのは油画の得意技。

今はマジックで描かれている目も、ちゃんと描かれたら、象らしさがぐんとアップしそう。

 

ーだいぶ疲れもたまってきてません?

「ちょっと前のほうが疲れていました。今は1日経てば、昨日のことは忘れます。」と伊勢さん。

「寝れば大丈夫です。」と林さん。

うーん元気だね。でもよく聞くと、朝の9時から夜の10時まで制作をしているみたい。伊勢さんからは、家との往復の時間が勿体無いので、近くのおばあちゃんの家に泊まっているという話もでてきました。

 

ーパフォーマンスの準備も進んでますか?

「このまえ、インド風の曲調の音楽ができたので、そのレコーディングに立ち会ったけど、総勢30名くらいの声楽の人たちの歌声がインド風の演奏に重なってきたところで、ぞくぞくっときました。」

「開口一番のパフォーマンスで披露するダンスの練習もはじめています。」

 

さすが、音校のメンバーもチームの一員というのは心強い。インド風の曲調に声楽の合唱が合わさるってどんな音楽なんだろう。ボリウッド風? いやいや多分違う。どんなものができるか楽しみ。ぜひパフォーマンス「開口一番」は見に行かなくっちゃ。

 

ー今回の御輿づくりで、建築と油画がいっしょになってよかったことは?

「建築と油画はまったくの別世界。普通に学生生活を送っていても交流する機会はあまりない。でもこうしていっしょに御輿をつくっていたら、お互いのことがわかるようになった。」

 

そうなんだね。確かに普段付き合いがなくても、一つのことを一緒にやれば相手のことも分かってくる。それは良かった。

あんまり邪魔をしちゃいけないから、今日はこのくらいにして、また来週来ます。その時はもう色が塗られているはず。

最後の頑張りに期待してます。がんばってね。


執筆:鈴木重保(アート・コミュニケータ「とびラー」)

藝祭Webサイトには、御輿パフォーマンスの時間割ももう発表されていました。そんななか藝祭ワクワク感に感染してしまった、大人とびラーです。

 

 


★藝大生やとびラーが活躍する「藝祭2018」を一緒に楽しみませんか?

公式サイト→(http://geisai.geidai.ac.jp/2018/index.html)

開催期間:9/7(金)8(土)9(日)9:00〜20:00  / 東京藝術大学上野校地にて

2018.09.06

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