東京都美術館× 東京藝術大学 「とびらプロジェクト」

ブログ

オープン・レクチャーvol.7「Eating Designer マライエ・フォーゲルサングが語る 「食べること×デザイン」

2017.07.12

オープンレクチャーvol.7は、終了しました。当日ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

 

オープン・レクチャーvol.6「青木淳が語る前川國男-中心のない建築:彼の目指したデザインとは?」

2016.07.23

img_8009

img_8757

_mg_8947

img_8025

_mg_8924

 

 

【とびらプロジェクト オープンレクチャーVol.5】「上野で語る。100人で語る。文化の杜の未来。」開催しました!

2016.03.27

3月27日(日)東京都美術館のMUSEUM TERRACEにて、とびらプロジェクト5回目のオープンレクチャー「上野で語る。100人で語る。文化の杜の未来。」が開催されました。IMG_6734

様々な文化施設が集まる上野公園。美術館や博物館、動物園や図書館、音楽ホール、大学など、日本の多様な知と財産が集まる場所です。今回は上野公園を「文化の杜」として育てていくために、多様な人々がフラットに語り合う、ワールド・カフェの形式で対話を育みます。交流を育みながら様々な視点やアイデアを共有することで、考えを深めていきました。集まったのは、上野にある9つのミュージアムで働く人々や、上野公園に関する仕事をしている人、とびラー、上野にゆかりのある人から初めて来た人まで、約100人。それぞれの言葉で、上野への想いと未来について語ります。

IMG_7635IMG_7349IMG_7582

スタートは17時。会場に着いたら、くじをひいて、ランダムに着席します。

司会の方によってスタートが告げられ、テーブルについたら「チェックイン」。

IMG_6609 IMG_6679

簡単な自己紹介と、いま感じていることや、今日の気分など、思い思いのことを話します。

IMG_6685IMG_6707IMG_6724

互いのことを聞き合い、対等に話し合える場をつくっていくことから始まりました。

IMG_6748 IMG_6973

まず始めに、東京都美術館アート・コミュニケーション担当係長・稲庭彩和子さんよりご挨拶。東京都美術館×東京藝術大学の活動として「とびらプロジェクト」「MuseumStartあいうえの」の紹介がありました。

続いて、コミュニティデザイナーの山﨑亮さんによる基調講演。

IMG_6779

テーマは「多様な人々が、異なった価値を持ち寄り、並べ、組み合わせることで生まれる未来」。

副題についていた「No community,No Life?」のフレーズに感銘を受けた人も多かったようです。

IMG_6849 IMG_6840IMG_6873

山﨑さんが各地で行ってきた活動の紹介を受け、コミュニティの在り方・作り方について考えを巡らせていきます。

講演のあいだ、参加者に渡されていたのは「ストーリーメモ」。自分が気になった部分や、大切に感じたところ、疑問に思ったところなどを書き留めておくためのツールです。

IMG_6819 IMG_6766

山﨑さんのお話の後、それぞれのメモを元に感想を語っていきます。    IMG_7085  IMG_7115 IMG_7129  IMG_7164

ここまでが前半の内容でした。

後半までの休憩時間では、軽食をとりながら過ごします。まだまだ議論が続くテーブルも多くありました。

くだけた雰囲気のなかで会話が進みます。

IMG_7272 IMG_7216

IMG_7286

後半では、いよいよ上野の未来に焦点を当てたテーマについて話し合います。

第1ラウンドは「あなたが上野について『誇り』や『愛着』だと感じていること」。

上野の魅力とは?誇れることは?1人1人のバックグラウンドを元に言葉を紡ぎます。

IMG_7304 IMG_7345

ワールド・カフェでのルールは、「考えと経験をオープンにすること」「語り手の話をよく聴くこと」「それぞれのアイデアを結びつけること」「議論を掘り下げること」。

お互いの話を大切に聞きながら、自分の言葉で語り、考えを深めていきます。

IMG_7371 IMG_7403

テーブルにセットされていた白い紙が、みなさんのアイデアでカラフルに彩られていく様子。

第2ラウンドのテーマは「上野をもっと『誇り』と『愛着』を持てる場所にしていくためには?」

テーブルを移動して、違う場所から集まってきた人で新たに話し合いを始めます。

IMG_7390 IMG_7521

それぞれのテーブルで話したことをシェアしながら、様々な議論が展開していきます。

IMG_7366

第3ラウンドのテーマは「上野がより『誇り』『愛着』を持てる未来になったとき、上野とはどんな場所になっているか」。

移動したテーブルからもとのテーブルに戻り、改めて未来の上野に思いを馳せます。

IMG_7386 IMG_7590

IMG_7568 IMG_7576

タイムアップのサイン「口を閉じて両手をあげる」が会場に行き届いたところで、語り合いの場は終了。

IMG_7611 IMG_7727IMG_7496

その後は今日のことを振返りながら、感想や疑問、気づき、今後の抱負をポストイットに書き出します。全参加者のコメントを集約したホワイトボードは圧巻!

IMG_7740IMG_7822IMG_7735

IMG_7842

参加した方の声からは、上野がそれぞれにとって思い入れのある場所であること、そして人々の交流・連携が今後の上野を作る要であるということが語られました。

IMG_7926 IMG_7941 IMG_7960

最後に、上野「文化の杜」新構想推進会理事・東京藝術大学教授である北郷悟さんから終わりの言葉をいただき閉会です。

IMG_7966

100人がそれぞれの観点から見た上野。語ることで共有できたビジョンや、新たに見えてきたこともあるでしょう。今回のワールド・カフェでの出会いや、生まれたアイデアは、今後どう活かさされていくのでしょうか。上野にいる人たちがつながり、ともに歩むことから未来は形づくられていきます。

2020年のオリンピック、そしてその先の未来に向けて、上野とはどんな場所になっていくのでしょうか?会場に来られなかった方も、上野の未来について考え、誰かとシェアしてみてください。

上野に来た人、いる人、これから来る人、全てのみなさんによって、上野は彩られています。未来の上野を考えていく新たな出発地点に、みなさんと一緒に立てていることを嬉しく思いました!このご縁を大切に、これからも上野を考え続けていける場が、ミュージアムであったらいいなと思っています。

(とびらプロジェクト アシスタント 峰岸優香)

オープンレクチャーvol.4「人々を排除しない参加型デザインへ!」

2015.11.22

オープンレクチャーvol.3「原作者オーシルさんが語る『キュッパのはくぶつかん』」

2014.05.05

オープン・レクチャーvol.2 「人間・前川國男を語る」

2013.10.26

オープン・レクチャーVol.1「アート・コミュニティの形成 ― 廃材/ものづくり/コミュニティ」-②

2013.05.19

オープン・レクチャーVol.1「アート・コミュニティの形成 ― 廃材/ものづくり/コミュニティ」-①

2013.05.12

第一回目のオープン・レクチャー が東京藝術大学にて行われました。テーマは「アート・コミュニティの形成―廃材/ものづくり/コミュニティ」です。
オープン・レクチャーは「とびらプロジェクト」のアート・コミュニケータ(とびラー)の講座の中でも、社会に広く関心を広げて行きたいテーマを取り上げ、「とびらプロジェクト」の活動の主旨が広がっていくことを期待して継続的に開催してゆく予定です。今回とりあげたのは「廃材/素材との出逢いあから生まれるクリエイティブな活動」です。廃材を利用した活動は「世界一の先進教育」と評されるイタリアのレッジョ・エミリア市の幼児教育でも取組まれており、東京都美術館と東京藝術大学はこの立地を活かして、地域をフィールド・ワークしながら、廃材を集め、私たちの消費社会を見つめつつ、クリエイティブな活動をしてゆきたいと考えています。
第一回目のオープン・レクチャーは2週(5/12,5/19)に分けて行なわれ、5月12日は中台澄之氏(株式会社ナカダイ)・田中浩也氏(慶應義塾大学環境情報学部准教授)、5月19日は山崎亮氏(Studio-L/京都造形芸術大学空間デザイン学科長)・大月ヒロ子氏(IDEA R LAB 代表)と旬で気鋭のレクチャラーが登壇します。

 

午前最初のレクチャーは、中台澄之氏(株式会社ナカダイ)。テーマは「捨て方のデザイン」です。総合リサイクル業者のクリエイティブな取組みについてお話をして頂きました。廃棄物業の日常の業務を紹介するところからはじまった中台さんのレクチャーは、今回のオープン・レクチャーの序章として相応しい内容でした。

 

リサイクルと廃棄処分との間に、「使い方を創造する」という新しい価値を見いだす取組みはとても新鮮に感じられました。特に、廃棄物処理の現場を地域の人たちや子供たちに体験してもらうプログラムや、廃材をグラム単位で販売し、廃材に再活用されるチャンスを与える試みの報告はとても興味深いお話でした。中台氏曰く「廃材は全て再利用されたり、リサイクルされたりするわけではない。一定の廃材は埋めることで最終処理される。つまり埋めた時にそのモノの一生わ終わる。我々はそうしたモノの寿命を一日でも長くすることを考えている」とのこと。
^

また、こうした試みで得ることができたのは社会貢献的は評価だけではなく、会社内部にも良い影響を与えているとのこと。地域の人たちや子供たちが、自社(株式会社ナカダイ)に関心を抱いてくれることから、会社のイメージが向上し、それにつれ社員の仕事に対する意識も高まり、業績も上向きになったとのこと。中台氏の、自社にとって顧客とは誰かを明確に捉え、自社の強みをクリエイティブな視点で再確認し、働く人を活かす卓越した経営マネジメント力を伺うことのできる、力強いレクチャーでした。

 

午後の二人目のレクチャーは田中浩也氏(慶應義塾大学環境情報学部准教授)。テーマは「リペアデザイン」です

 

田中氏がレクチャーで取り上げたのは「Fab lab」(ファブ・ラボ)という取組みです。「Fab Lab」(fabrication laboratory)とは、 3Dプリンタやカッティングマシンなど多様な工作機械を備えたスペースを地域のコミュニティなどで共有することにより、利用する個々人のアイディアや創造性によって様々なツールやアイテムを制作できる社会的環境の提案と、ものづくりへの意識変革を促す取組みです。「Fab Lab」は、コンピュータによる設計と、3Dプリンタやカッティングマシンなどの持つ実物への再現機能を駆使して、個人の必要性に応じて、必要な時に、必要な量だけ、自身で必要なツールやアイテムを作り出せるようになるような社会の在り方提唱しており、それを「ものづくり革命 (Industrial (Re)volution:第2次産業革命)」とも呼んでいます。

 

「Fab Lab 」の特徴的なのは、デジタル技術を素地としているため、個人のアイディアがデジタル・データとして蓄積されることで、他者の利用も可能になること。つまり、誰かが蓄積したツールやアイテムのデータを3Dプリンタやカッティングマシンで出力すれば、自分もそれを手にすることができるのです。「Fabrication」(ものづくり)と「Fabulous」(楽しい・愉快な)の2つの単語がかけられているこの取組みは、まさに新しい知の共有ともいえます。「Fab Lab 」は日本でも徐々に広まりつつあるとのこと。鎌倉やつくば市にもあるそうです。

 

会場からも様々な質問がでて、活気のあるオープンレクチャーとなりました。「捨て方のデザイン」と「リペアデザイン」どちらもコミュニティの形成にかかる重要な提案でした。中台澄之氏、田中浩也氏、ありがとうございました。
(とびらプロジェクト・マネージャ 伊藤達矢)

カレンダー

2018年8月
« 7月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

カテゴリー