「とびらプロジェクト」では、美術館を拠点にアートを介して「人の関わりの回路」を豊かにしていくことを目指し、さまざまな活動に取り組んできました。この活動から生まれた関心や私たちが目指す社会の姿について、広く一般の方々と考える機会を設けたいと考え、毎年「とびらプロジェクト オープン・レクチャー」を開催しています。
第9回目となる今回は東京都美術館で開催の「BENTO おべんとう展」にちなみ、コミュニティや人と人のつながりに関心を抱いてきた二人の現代アーティストが登場。おべんとう展で「おすそわけ横丁」と名づけられた異空間を作り出した北澤潤、そして「食べることをデザインする」イーティング・デザイナーとして国際的に活躍し、新作《intangible bento》を発表したマライエ・フォーゲルサング。それぞれの方法で、人と人のつながりをつくりだす作品制作の舞台裏を語ります。とびらプロジェクトからは展覧会とともに結成されたファシリテータチーム「Froshikii (フロシキー)」の紹介も併せていたします。ぜひ展覧会と共にお楽しみください。
日時 | 2018年7月21日(土)15時~16時30分(開場・受付開始 14時30分) |
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会場 | 東京都美術館 講堂 |
定員 | 220名(事前申込制・先着順 ※定員になり次第締め切ります。) |
参加費 | 無料 |
レクチャラー | 北澤潤(美術家)、マライエ・フォーゲルサング(オランダ デザインアカデミー・アイントホーフェン教授) |
ファシリテータ | 稲庭彩和子(東京都美術館 学芸員) |
その他 | 同時通訳あり |
申込方法 | 申込フォームに必要事項を入力の上お申込みください。申込を受け付けた方には、参加証を返信いたします。 |
申込は終了しました |
プロフィール
北澤潤 きたざわ じゅん
1988年東京都生まれ。美術家。北澤潤八雲事務所代表。2007年に佐渡島と新潟市をつなぐ客船「おけさ丸」を舞台に初めてのプロジェクトを実施。以来、国内外約30の地域に関わりながら、中長期的なフィールドワークを経て多様な人びとと協働し、日常に問いを投げかける場を共同体の内部に生み出す「コミュニティ・スペシフィック」を志向したアートプロジェクトを実践しつづけている。2016年から2017年にかけて国際交流基金アジアセンターのフェローシッププログラムで1年間インドネシアに滞在。以降、日本とインドネシアを行き来しながら活動を展開している。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。米経済誌フォーブス「30 Under 30 Asia 2016」アート部門選出。
photo by Ilja Keizer
マライエ・フォーゲルサング Marije Vogelzang
/イーティング・デザイナー
1978年オランダ・エンスヘデ生まれ。2000年デザインアカデミー・アイントホーフェン卒業。2004年ロッテルダムに実験的なレストラン「プルーフ」を設立。2011年「プルーフ」を売却し、デザインワークに専念。レストランのコンセプト開発から医療や教育など様々なフィールドにおいて、食べる行為にまつわるデザイン提案を展開するイーティング・デザインのパイオニア。2014年デザインアカデミー・アイントホーフェン フード/ノンフード学部の学部長に就任。日本では、2008年に初の個展「eating+design デザインにできること2」をアクシスギャラリーで開催。2014年には六本木アートナイトでワークショップを開催。
とびらプロジェクト オープン・レクチャーVol.7
「Eating Designer マライエ・フォーゲルサングが語る『食べること×デザイン』」
アクセス
主催 | 東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、東京藝術大学 |
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企画・運営 | 東京都美術館×東京藝術大学「とびらプロジェクト」 |
お問合わせ | p-tobira tobira-project.info(とびらプロジェクト) |