東京都美術館× 東京藝術大学 「とびらプロジェクト」

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鑑賞実践講座⑥|コーチング/VTSファシリテーションの実践と振り返り

第6回鑑賞実践講座
「コーチング/VTSファシリテーションの実践と振り返り」
日時|2020年11月2日(月)13:00-17:00
場所|zoom(オンライン)
講師|三ツ木紀英(NPO法人 芸術資源開発機構/ARDA)

 


 

11月2日、第6回鑑賞実践講座を行いました。講師は引き続き、三ツ木紀英さん(NPO法人 芸術資源開発機構/ARDA)です。グループでの活動をメインに行うため、各グループのコーチとしてARDAのファシリテータ4名も参加しました。第6回では、ファシリテーションのスキルアップのための「コーチング(ふりかえり)」の方法について学びます。

 

 

 

 

今回の「コーチング/VTSファシリテーションの実践と振り返り」では、個別のグループにARDAのコーチがついて、以下の3つの内容を軸に講座が進行されました。

 

ファシリテータとしての実践を、自分たちの力でふりかえり、より良いものにしていくために「コーチング」の仕方を学びます。

 

■ Visual Thinking Strategiesのファシリテーション実践を行う

■ Visual Thinking Strategiesの鑑賞の場でどんなことが起こっていたか、それがファシリテータのどんな働きかけなどをきっかけにして起こったかを観察しふりかえる

■ ふりかえりを次の実践に活かしてスキルアップする

 

 

 

■ Visual Thinking Strategies のファシリテーション実践を行う

今回の実践は、コーチングを視野に入れて行います。とびラーは、ファシリテータ役、鑑賞者役、コーチ役に分かれて、Visual Thinking Strategiesの鑑賞を行いました。それぞれのBORグループには、ARDAのコーチがついて実践とコーチングについてアドバイスをします。

 

■ Visual Thinking Strategiesの鑑賞の場でどんなことが起こっていたか、それがファシリテータのどんな働きかけをきっかけにして起こったかを観察し、ふりかえる

三ツ木さんからは、以下の様にコーチングのポイントが示されました。
「ポイントは観察の仕方です。何を観察するか。対話は、鑑賞者の中で進行しています。ファシリテータが何をしているかだけでなく、鑑賞者の状態を観察してみてください。“対話全体の流れ”がどこに向かっているかを見て行きます」

ファシリテータが何をするかを気にかけていたとびラーからは、目から鱗といった表情が見られました。

 

■ ふりかえりを次の実践に活かしてスキルアップする

「自分が気づいたことを率直に言葉にして、場に出していきましょう。その場を作る信頼関係があることがとびラーの良いところです」と三ツ木さんからとびラーへのアドバイスがありました。とびらプロジェクトでは、講座と実践、またそれを共に行う人々とのコミュニティがあることで学びを深めていきます。実践したことをお互いの意見を出し合ってふりかえり、次の目標を立てて実践に活かしていきます。

 

 


 

ファシリテーションのふりかえりは、Visual Thinking Strategiesの鑑賞に似ていると感じました。この場で何が起こっているかをつぶさに観察し、起こったことの根拠を客観的視点で探し、場に意見を出して、みんなで考えていきます。自分たちの力でふりかえりをすることでファシリテーションをスキルアップし、来館者との鑑賞をより豊かに行うことに繋げていけたらと思います。

 

ここまでのオンラインの講座やとびラボの活動を通して、とびラーみなさんのオンライン鑑賞スキルも格段に向上しています。「画面共有」(自分のパソコン上の資料や画像を参加している人に画面上で見せるzoomの機能)で作品画像を見せる方法。また、鑑賞者の視線を妨げない様に、視点を共有する方法などが様々にテストされて実装されてきています。

 

たっぷり4時間、鑑賞とふりかえりをくりかえしたとびラーのみなさん、大変お疲れ様でした。

次回は、鑑賞実践講座最終回です。

 

(とびらプロジェクト スタッフ)

2020.11.02

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