東京都美術館× 東京藝術大学 「とびらプロジェクト」

とびらプロジェクト オープンレクチャーVol.11
※オープン・レクチャー vol.11は終了しました。
「とびらプロジェクト」では、美術館をはじめとした文化施設の社会的役割に注目し、さまざまな活動に取り組んできました。この活動から生まれた関心や私たちが目指す社会の姿について、広く一般の方々と考える機会を設けたいと考え、「とびらプロジェクト オープン・レクチャー」を開催しています。
第11回となる今回は『建築と美術館とコミュニケーション―お金で買えない「ギフト」に気づく場所とは?』と題し、2021年11月にオープンする八戸市美術館の新しい実践を切り口に、モノを介して人々が時間や空間を超えてつながる場となる、美術館の本質的な役割と次世代のあり方について考えていきます。登壇するのは、八戸市美術館の館長で建築家の佐藤慎也氏と、地域の中でアートを介した関わりの場を作る実践を重ねてきた八戸市美術館学芸員の大澤苑美氏、八戸市美術館の公募型プロポーザルで最優秀賞を受賞したチームの1人である建築家の森純平氏(東京藝術大学建築科助教)の三人です。
様々な人々が関わりを作ることを目指し、設計段階から建物の中央にそのための場が実装された美術館では、これからどんな活動が起こっていくのでしょうか?現在進行形の八戸市美術館での実践や開幕記念「ギフト、ギフト、」展を題材に、登壇者ととともに、多様な市民や文化が関わり合い、豊かなコミュニケーションが生まれる公共建築としての美術館の姿について、建築空間と活動の両方の視点から考えます。
開催概要
日時 2021年12月11日(土) 16:00〜18:00(15:45 受付開始)
会場 オンライン(Zoomウェビナー使用)
定員 300名(事前申し込み制・先着順 ※定員になり次第締め切ります。
参加費 無料
登壇者
佐藤慎也(建築家、八戸市美術館館長、日本大学理工学部建築学科教授)
大澤苑美(八戸市美術館学芸員)
森純平(建築家/八戸市美術館設計者、東京藝術大学建築科助教、たいけん美じゅつ場 VIVAディレクター)
稲庭彩和子(東京都美術館学芸員 アート・コミュニケーション係長、とびらプロジェクト プロジェクトマネジャー)
伊藤達矢(東京藝術大学社会連携センター特任准教授、とびらプロジェクト プロジェクトマネジャー)
その他 手話通訳、UDトークによる文字表示支援あり
申込方法 申込フォームに必要事項を入力の上お申込みください。申込を受け付けた方には、追ってお申込みのメールアドレス宛にZoomウェビナーの招待URLをお知らせします。
 

申込は終了しました

プロフィール

佐藤慎也

kazue kawase

佐藤慎也(さとうしんや)

建築家
八戸市美術館館⻑
日本大学理工学部建築学科教授

1968年東京都生まれ。建築に留まらず、美術、演劇作品制作にも参加。建築には、「アーツ千代田3331」改修設計(メジロスタジオ共同設計、2010)、「八 戶市新美術館」建設アドバイザー・運営検討委員会委員(⻄澤徹夫建築事務所・タカバンスタジオ設計系共同体設計、2021開館予定)など。美術には、『+1人/日』(2008、取手アートプロジェクト)、「としまアートステーション構想」策定メンバー(2011-17)、『みんなの楽屋』(あわい 〜、2017、TURN フェス2)など。演劇には、『個室都市 東京』ツアー制作協力(高山明演出、2009、フェスティバル/トーキョー)、『アトレウス家シリーズ』(2010-)など。

大澤苑美

大澤苑美(おおさわそのみ)

八戸市美術館学芸員

1983年、愛知県名古屋市生まれ。東京藝術大学大学院修了。
一般財団法人地域創造に勤務後、2011年より八戸市で南郷アートプロジェクト、八戸工場大学等のアートプロジェクトの企画運営、八戸市美術館の準備等、八戸市の文化行政に携わる。2020年より現職、開館記念「ギフト、ギフト、」担当。

森純平

写真:加藤甫

森純平(もりじゅんぺい)

建築家/八戸市美術館設計者
東京藝術大学建築科助教
たいけん美じゅつ場 VIVA ディレクター

1985年マレーシア生まれ。東京藝術大学建築科大学院修了。在学時より建築から時間を考え続け、舞台美術、展示、まちづくり等、状況を生み出す現場に身を置きつづける。2013年より千葉県松戸を拠点にアーティスト・イン・レジデンス「PARADISE AIR」を設立。今まで400組以上のアーティストが街に滞在している。主な活動に遠野オフキャンパス (2015-)、ラーニングをテーマとした「八戸市新美術館設計案(共同設計=西澤徹夫、浅子佳英)」(2017-)、東京藝術大学美術学部建築科助教(2017-)。たいけん美じゅつ場VIVA基本設計/ディレクター(2019-)。

稲庭彩和子

稲庭彩和子(いなにわさわこ)

東京都美術館学芸員 アート・コミュニケーション係長
とびらプロジェクト プロジェクトマネジャー

ロンドン大学UCL修士修了。専門は芸術学、文化資源学。2011年より東京都美術館のアート・コミュニケーション事業を統括。共著『100人で語る美術館の未来』(2010、慶応義塾大学出版)、『美術館と大学と市民がつくるソーシャルデザインプロジェクト』 (2018、青幻舎 )、『コウペンちゃんとまなぶ世界の名画』(2021、 KADOKAWA)等。文化庁「博物館の管理運営に関する研修」企画運営委員。

伊藤達矢

伊藤達矢(いとうたつや)

東京藝術大学社会連携センター特任准教授
とびらプロジェクト プロジェクトマネジャー

1975年生まれ。東京藝術大学大学院芸術学美術教育後期博士課程修了(博士)。「とびらプロジェクト」及び、上野公園内に集積する9つの文化施設を連携させたラーニング・デザイン・プロジェクト「Museum Start あいうえの」では、プロジェクト・マネジャーを兼務する。また、東京藝術大学による「芸術×福祉」をテーマとした社会人向け履修認定プログラム Diversity on the Arts Project (通称:DOOR) の事業設計を担当するなど、アートと人々との間で生まれる新しい価値について考え、多様なアートプロジェクトの企画実施に取り組んでいる。

アクセス
〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
https://www.tobikan.jp/guide/index.html
【交通案内】
JR上野駅「公園口」より徒歩7分
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅「7番出口」より徒歩10分
京成電鉄京成上野駅より徒歩10分
※当館には駐車場はございませんので、車でのご来館の際はご注意ください。
主催 東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、東京藝術大学
企画・運営 東京都美術館×東京藝術大学「とびらプロジェクト」
お問合わせ p-tobira tobira-project.info(とびらプロジェクト)