東京都美術館× 東京藝術大学 「とびらプロジェクト」

とびらプロジェクト オープン・レクチャーVol.14
※オープン・レクチャーVol.14は終了しました。

東京都美術館× 東京藝術大学
とびらプロジェクト オープン・レクチャーVol.14
「認知症世界とアートの出会い ― Creative Ageing ずっとびの取り組みから」

「とびらプロジェクト」では、美術館をはじめとした文化施設の社会的役割に注目し、さまざまな活動に取り組んできました。この活動から生まれた関心や私たちが目指す社会の姿について、広く一般の方々と考える機会を設けたいと考え、毎年「とびらプロジェクト オープン・レクチャー」を開催しています。(過去のアーカイブはこちら
とびらプロジェクトと連動し、超高齢社会に対応する東京都美術館のアート・コミュニケーション事業のひとつとして、2021年に始まったのが「Creative Ageing ずっとび」です。「ずっとび」では、「歳を重ねる」ことをポジティブにとらえ、シニアの方々が「ずっと」通いたくなる東京都美術館(愛称:都美(とび))となれるような活動をめざしています。これまで、地域のさまざまな医療機関や福祉団体と連携しながら、シニアの方々やそのご家族が、美術館を主体的で創造的に楽しめるような取り組みを行ってきました。vol.14となる今回のとびらプロジェクト オープン・レクチャーでは、認知症の方との関わりをテーマに、美術館で育まれるつながりに注目して、議論を深めていきます。「認知症世界の歩き方(ライツ社、2021年)」を執筆された筧裕介氏、また「ずっとび」で協働してきた台東病院作業療法士の秋山友理恵氏をゲストにお迎えし、認知症の当事者をとりまく社会の現状や、美術館で生まれる関わり方、アート・コミュニケータの働きについて考えていきます。

開催概要
日時 2023年11月23日(木・祝) 13:30~17:00(受付開始時刻|13:00)
会場 東京都美術館 講堂
定員 220名(事前申込制、先着順)
参加費 無料
登壇者
筧裕介(特定非営利活動法人イシュープラスデザイン 代表)
秋山友理恵(台東区立台東病院 作業療法士)
藤岡勇人(東京都美術館 学芸員 アート・コミュニケーション係)
熊谷香寿美(東京都美術館 学芸員 アート・コミュニケーション係長 とびらプロジェクト マネジャー)
小牟田悠介(東京藝術大学 芸術未来研究場 ケア&コミュニケーション領域 とびらプロジェクト マネジャー 特任助教)
その他 手話通訳、文字表示支援あり
主催 東京都美術館×東京藝術大学 とびらプロジェクト
申込方法 申込フォームに必要事項を入力の上お申込みください。

申込は終了しました

登壇者プロフィール

筧裕介

筧裕介(かけい・ゆうすけ)

特定非営利活動法人イシュープラスデザイン 代表

1975年東京都生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了(工学博士)。2008年ソーシャルデザインプロジェクト「issue+design」を設立。以降、社会課題解決のためのデザイン領域の研究、実践に取り組む。代表プロジェクトに東日本大震災支援の「できますゼッケン」、子育て支援の「日本の母子手帳を変えよう」他。主な著書に『ソーシャルデザイン実践ガイド』(英治出版)など。グッドデザイン賞、日本計画行政学会学会奨励賞、カンヌライオンズ(フランス)など、国内外の受賞多数。

秋山友理恵

秋山友理恵(あきやま・ゆりえ)

台東区立台東病院 作業療法士

1994年、埼玉県さいたま市生まれ。文京学院大学保健医療技術学部作業療法学科修了。2016年より台東区立台東病院・老人保健施設千束に勤務し、病棟・通所リハビリテーション・施設(認知症専門棟)に配属。2021年より近隣の包括支援センターと共同で開催している、認知症カフェ喫茶Y・O・Uの運営担当となる。2022年より、東京都美術館と喫茶Y・O・U共同で実施した「ずっとび鑑賞会」にて医療従事者として専門的立場からプログラムに携わる。

藤岡勇人

藤岡勇人(ふじおか・はやと)

東京都美術館 学芸員
アート・コミュニケーション係 Creative Ageing ずっとび担当

ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校修士課程修了。文化批評とキュレーションを専攻。2018年から東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻の特任助教を務め、研究者、キュレーター、映像作家として幅広く文化事業に従事。主な展覧会企画に「On the Verge of Fiction」(關渡美術館, 台北, 2019)など。

熊谷香寿美

熊谷香寿美(くまがい・かずみ)

東京都美術館 学芸員 アート・コミュニケーション係長
とびらプロジェクト / Museum Start あいうえの プロジェクトマネジャー

一橋大学大学院言語社会研究科修士課程修了。民間企業での約10年の勤務を経て、2013年より東京都美術館アート・コミュニケーション事業に従事。2018年には参加体験型の展覧会「BENTOおべんとう展―食べる・集う・つながるデザイン」、2023年には「うえののそこから「はじまり、はじまり」荒木珠奈 展」を担当。

小牟田悠介

小牟田悠介(こむた・ゆうすけ)

東京藝術大学 芸術未来研究場 ケア&コミュニケーション領域 とびらプロジェクト マネジャー 特任助教
とびらプロジェクト / Museum Start あいうえの プロジェクトマネジャー

東京藝術大学大学院先端芸術表現科修了。絵画作品を中心に制作活動を行なっている。東京藝術大学大学院先端芸術表現科助手を経て、2021年よりとびらプロジェクトに従事。