東京都美術館× 東京藝術大学 「とびらプロジェクト」

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【藝祭2018】「とびラーによる御輿制作インタビュー⑬」いよいよ明日は…本番!編

みなさんこんにちは!いつも私たちとびラーによる、「御輿制作インタビュー」をお読みいただきありがとうございます!

東京藝術大学の「藝祭(http://geisai.geidai.ac.jp/2018/index.html)」は、いよいよ明日から幕開けです。

八月の初めから制作が始まり、藝大生たちが作り上げた一夏の結晶が、いよいよ上野公園でお披露目となります!

今回は藝祭直前スペシャルということで、各チームに「ここぞ!」という見所や、印象的なエピソードをお聞きしてきました。

ぜひ明日からの藝祭では、本物を目に焼き付けてくださいね!


★『日本画・工芸・邦楽・楽理』チーム★

1.完成間近の御輿を前にして今の感想は?

まずは間に合ってよかった!と安心しています。

工芸の細部への質感のこだわりと、日本画の色や模様へのこだわりで、予想以上に迫力のある仕上がりになっています。

烏天狗と龍が対峙するリアルな様子は見ものです。

 

2.御輿作りに取り組んで来たチームメンバーの様子はどうでしたか?

この一週間、時間が無くなっていく中で、みんなが担当する部分を自発的に決めて進めてくれました。

みんなが自発的に進めてくれることを頼もしく思う一方で、隊長としてまとめきれているのだろうか・・・という悩みもあったのですが、みんなが優しくてここまでくることができました。

 

3.当日のパフォーマンスの見所は?

楽理・邦楽の人たちが作曲した、テンポが異なる3曲を是非お聴きください。

御輿の仕掛けや、踊りもお楽しみに。

山本隊長(日本画)が肩に、中川隊長(工芸)が背中に乗りますよ!


 

★『油画・建築・声楽・指揮・打楽器・オルガン・チェンバロ・リコーダー』チーム★

1.完成間近の御輿を前にして今の感想は?

作ってみるとすごく圧を感じます。色も、元気な色彩になりました。

足の裏にも注目です。法被と同じレタリングで、左足は建築、右足は油画となっています。

  1. 御輿作りに取り組んで来たチームメンバーの様子はどうでしたか?

上野で御輿を作る意味にこだわり、コンセプト、形づくりを、最初のマケット制作の段階からとことん話し合いました。それが今回の御輿のキーになりました。

・上野にやってきた最初の3頭の象が再生する物語。

・象は神様の使い。

・御輿作りに参加した8科にちなんで、象の背中には八角形の社を乗せました。

 

3.当日のパフォーマンスの見所は?

御輿を中心に、360度から楽しめます。

平和な今を未来に伝えていく、というメッセージを伝えるパフォーマンスになっています。流す曲は、神聖な曲にはじまり、ポップな曲に変わっていき、踊り手もたくさん参加します。声楽の歌も聴きどころです。お楽しみに!


 

★『デザイン・芸術学・作曲・弦楽』チーム★

Q1.発砲スチロールのかたまりだったところから現在の状態の御輿を見た今、どんな気持ちですか?

できた『それ』を見て衝撃を受けました。

ただ、色の具合がイメージしていたものと違うので、残りの時間でもう少し修正していきたいです。

 

Q2.御輿づくりに取り組んできた中で、心に残ったエピソードを教えてください。あと、チームメンバーに対して一言どうぞ。

『それ』の周囲に、ホルマリン漬けの怪しい物体が浮かぶ容器を配置するのですが、その容器が完成した時が一番心に残っています。

怪しげな物体が浮かぶ様子をどう表現するか等悩みつつの作業だったのですが、出来上がった容器の中に仕込んだLEDライトをつけた瞬間、イメージしていた雰囲気が見事に表現できていて感動しました。

積極的に動いてくれるメンバーは限られていたように思うけど、いつもみんな何かしら関わってくれてありがたいなと思っています。

最後までついてきてくれてありがとう。

御輿づくりを担当するメンバーそれぞれにつくりこみたい部位があり、そのこだわりが最終的には全て反映される形となりました。

言い換えると、それぞれのパーツがメンバー一人一人のこだわりでできています。御輿を見ていただく時は、そういう視点でも見てもらえたら嬉しいです。

 

Q3.当日のパフォーマンスではここを見てほしい!というポイントを一言。

博士の助手たち、そしてモンスターたちのダンスを見てほしいです。

また、博士が『それ』にチューブを差し込む場面がハイライトなので、そこも見逃さないようにしてください。

パフォーマンスとは違いますが、この御輿は暗くなってくるとライトアップもする予定です。

歴代の御輿でライトアップというものはないと思うので、夕方までいらっしゃるようでしたら、ぜひ『デザイン・芸学・作曲・弦楽』チームの御輿にもお立ち寄りください。

 

 


★『彫刻・先端・管楽器・音環・ピアノ』チーム★

Q1.発砲スチロールのかたまりだったところから現在の状態の御輿を見た今、御輿についてどういう感想を持っていますか?

制作中は『間に合わないのでは・・・』という不安が常につきまとっていましたが、今こうして御輿を見ていると、本当にちゃんとできあがるんだということを実感しています。

造形がすばらしいと改めて思いました。彫刻が頑張ってくれたおかげです。

先端が担当した色塗りも納得のいくものになったと思っています。

ちなみに、前日の台風は御輿づくりが始まって一番の強さだったので、作業中は身の危険を感じるほどのものでした。

けど、御輿とメンバーどちらにも被害がなかったことを今朝確認し、安堵しました。

 

Q2.御輿づくりに取り組んできた中で、心に残ったエピソードを教えてください。あと、チームメンバーに対して一言どうぞ。

 

みんな、お疲れ様です。

夏休み前くらいまでは御輿やマケットづくりに積極的な人が少なく心配していましたが、夏休み以降はみんな活発に意見を言いはじめ、まとまらない時もあるくらいでした。それを乗り越え、今があります。

彫刻と先端、それから音楽学部のみんなと組めてよかったです。

 

Q3.当日のパフォーマンスではここを見てほしい!というポイントを一言。

御輿の造形と色彩表現、そしてパフォーマンスでの魅せ方に流れる音楽・・・9月7日のパフォーマンスには藝大に関する全てがつまっています。これが藝大!ぜひ見てくださいね。

それから、私たちの御輿については、台座にも注目してほしいです。

風化した、砂漠を感じさせる質感を表現したくてジオラマ専用の砂を使おうと思っていたのですが、高かったので断念したんです。

代替案を考えている時に、冗談で砂浜から調達しようという話があがったのですが、彫刻のメンバーの一人が湘南に住んでいるということでその話が現実のものになりました。

そのメンバーとお父さんに砂浜で砂を集めてもらい、他のメンバー1人と共に現場まで運んできてくれました。

進め方については、木工用ボンドを塗った台座に砂をそこにまぶし、その上から茶系の色を数種類、スポンジで叩きつけるように重ねていきました。

発泡スチロールとは思えない、石のような質感、見た目になり満足しています。

 

あとは、ハピコレ(法被コレクション)5連覇を目指し、そちらの練習も頑張ってきました。なので9月9日のハピコレもぜひ見てください!

 

***

【おまけエピソード】

御輿隊長の二人と話していたら、何やら見知らぬ男性がこちらに近づいてきました・・・・!

あれ?この人は。

なんと!伊藤隊長のバイト先の店長とのことでした。

それまでのクールな印象から一変、「来ないで!って言ってたのに親が来たみたいな感じで恥ずかしい!」とうろたえる伊藤隊長を尻目に、店長にもインタビュー決行です。

右に写っているのが店長さん。「藝大生っぽく見えるよう首にタオルを巻いてきました!(笑)」とのこと。

「メンバーもお店によく来てくれます。御輿づくりについて、弱音も含め話をいろいろと聞いていましたが、制作現場に来るのも、御輿を見るのも今日が始めて。こんなすごいものをつくっているのかと驚きました。

伊藤さんには、一生に一度しかないことだからバイトを休んででも御輿づくりに専念しろと言っています。」

 

・・・が、隊長曰く、「『バイトを休んででも御輿づくりに専念しろ』なんて言われてませんよ!」とのこと。

先日も、シフトに入っていないけれど人手不足だったから応援に駆け付けたそう。伊藤さんの責任感の強さ、優しさを感じることができました。

アルバイトも制作も、悔いのないようにがんばってくださいね!

 


一夏かけてお届けしてきた記事はいかがでしたか?

これを読んでくださった皆様が、藝大生の夏に親しみを持ってくださったら嬉しい限りです!

それぞれの御輿の完成形が楽しみですね。

それでは、明日からの藝祭でお会いしましょう!

(今日の取材とびラーメンバーで一枚!この夏取材に参加したとびラーのみなさんも、暑いなかお疲れ様でした。)


取材・執筆:とびラボ「御輿インタビュー」のメンバー

撮影・編集:峰岸優香(とびらプロジェクト アシスタント)


★藝大生やとびラーが活躍する「藝祭2018」を一緒に楽しみませんか?

公式サイト→(http://geisai.geidai.ac.jp/2018/index.html)

開催期間:9/7(金)8(土)9(日)9:00〜20:00  / 東京藝術大学上野校地にて

2018.09.06

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