東京都美術館× 東京藝術大学 「とびらプロジェクト」

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第6回基礎講座〈実践の計画と振り返り〉(最終回)

6月20日、東京藝術大学大浦食堂にて第6回目の基礎講座が行われました。講師・西村佳哲さんの問いかけを基軸に、2・3・4期のとびラーが一緒に話し合いながら、これまでの活動を振り返ったり、とびらプロジェクトにおける「とびラボ」の重要性を確認したりするまとめの回です。
西村さん
6回にわたる基礎講座も今回で最終回。今後も新たな企画を立ち上げていくにあたり、とびらプロジェクトが基軸にしている「この指とまれ式」「そこにいる人が全て式」「解散!また結成」とはどういうことなのか、実践を交えて考える機会となりました。


全景
年を重ねるにつれて内容がどんどん充実してきたとびらプロジェクト。今年入った4期生は、どんな企画を立ち上げていくのでしょうか?とびラーの活動の中心である「クリエイティブなとびラボを作る」大切さについて、西村さんに加えて伊藤さん、稲庭さんからもお話を伺います。
稲庭さん
そして、毎年恒例となっている「スパゲッティ・キャンティレバー」のワークショップ。30分のなかでパスタ・糸・テープを駆使し、3人1組で横にのばす構造体をつくるワークです。

SC_0

テーブルから水平方向にのびる、いかに長い構造を作れるか?が勝負のカギとなります。

SC_3 SC_2

最初に計画をたてて作り始める班、設計図を書く班、ひとまず作業しながら考える班など、過程はさまざま。

SC_1

最長の班は95cmという結果に!
班ごとに様々な工夫がみられました。

SC_4

その後は何度かメンバーチェンジを繰り返し、それぞれのワークを振り返ります。単なる反省会ではなく「どういうプロセスを踏んで、どんな成果が得られたか?」に着目し、起こった議論や作業の過程について話し合います。

初回の講座テーマ「きく力」が改めて問い直され、コミュニケーションの重要性について再確認することになります。結果につながる環境や姿勢を作っていくこと、失敗を恐れずに楽しんで取り組むことがポイント…という西村さんからのアドバイス。今後の合い言葉は「順調に失敗してます」!

午後は東京都美術館のアートスタディルームに戻り、感想を共有したり、最近あった失敗談について話したり。また、実際にその場で居合わせた3人で何ができるか考えるワークを行いました。

ASR_3

西村さんの板書から抜粋。
「その場にいる人が全て方式by豊嶋秀樹」
・ 沈黙をおそれない…「いけてない自分を忌避しない」
・ 玉虫色にはしない…「納得感を大事に」
・ プロセスを楽しむ…「結果を急がない」

ASR_2 ASR_1

今後のミーティングを重ねて、これからどんな企画が生まれていくのか楽しみですね。
これにて全6回の基礎講座は終了し、これからはそれぞれの実践講座やとびラボへとすすんでいきます。

ひとまず3ヶ月間、お疲れさまでした!
(とびらプロジェクトアシスタント・峰岸優香)

2015.06.20

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