東京都美術館× 東京藝術大学 「とびらプロジェクト」

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2023アクセス実践講座②|障害とはなにか、差別とはなにか

 


日時|2023年7月30日(日)14:00〜16:00
場所|東京藝術大学 第1講義室
講師|又村あおい(全国手をつなぐ連合会 常務理事 兼 事務局長)


 

全国手をつなぐ連合会の常務理事兼事務局長である又村先生より、オンラインにてお話を伺いました。

障害とは何なのか、社会モデルや医療モデルについて、また、合理的配慮の具体的な事例をわかりやすくお話しいただきました。

 

 

 

とびラーからのふりかえりを抜粋します。

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・障害の理解と差別の解消に向けて法整備が進むことは喜ばしいことですが、人々の心の中の差別意識は、この法の施行によってどう変わるのだろうか?という興味も湧きました。

 

・まずは自分の内にある「心理的バリア」をなくしていく努力をしていきたいと思います。その先に「物理的バリア」をなくしていく合理的配慮の知恵が生まれてくるのかなと感じました。

 

・この講座はアクセス参加者だけではなくとびラー全員、いや、社会を構成する人たち全員が知っておくべき大切なことだと思いましたが、浸透が課題なのだとも感じました。

 

・「障害理解とは数年後の自分を理解すること」「他人事ではなく我が事」、まさにその通りで最初は絶句しましたが、講座が進んでいくうちに、「できないことは求めず、その場でできる事が中心」「できるできないだけで判断せず建設的対話を深めることが重要」なのだとわかってくると、少しホッとします。

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東京都美術館では、普段は混雑している特別展の休室日を利用した「障害のある方のための特別鑑賞会」などの取り組みを行っており、様々な当事者と出逢いながら実践のかたちを日々考えています。

とびラーの活動に限らず、日常生活にひろげて合理的配慮とは何かを見直すことができる、具体的な行動をイメージしやすいお話でした。

 

(とびらプロジェクト コーディネータ 工藤阿貴)

2023.07.30

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