第5回基礎講座 この指とまれ・そこにいる人がすべて式・解散設定
日時 | 2020年6月6日(土)10:0~15:00
場所 | zoom(オンライン)
講師 | 西村佳哲(とびらプロジェクトアドバイザー/リビングワールド代表)
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6月6日(土)、第5回基礎講座がオンラインで行われました。
講師は第3回に続いて西村佳哲さんです。とびラーがすこやかに活動していくための小さなチームの作り方や、そこに集まった人たちの全員の力を活かす方法、そして活動の終わり方のデザインについて学びました。
講座は、西村さんからのレクチャーと少人数グループでのワークを交互に行いながら進んでいきました。
前半は、第3回「『きく力』を身につける」の振り返りから始まりました。
まず、きき手/話し手/オブザーバーの役割を交代しながら「きく」練習をおこないます。
わたしたちは相手の話が途切れると、どうしても新しい質問をしたり、新しくコミュニケーションをとろうとしたりしがちです。このワークでは、その人の話を自分の中に取り込むように話をきいていきます。きき手は「次の話題を・・・」と話を無理に進行せず、話し手に任せ、そっと相手に寄り添いながら話についていくことに意識していきます。
話し手は、きき手の反応があることで「聞いてもらえている、一緒にいるんだ」と安心して話すことができます。講座が進むにつれ、とびラーの「きく」姿勢にも変化が現れてきたようです。
また、きき手は「相手に複数の気持ちがあるかもしれない」と意識して話をきいていくことが大切です。というのも、相手に共感して終わりにしてしまうと、相手への理解はそこで止まってしまうからです。「あなたが言っているのはこういうこと?」と、反復して相手の気持ちを確かめていく過程で、話し手のなかで一層整理され、最後にはぴったりな言葉がみつかることも。ただ単に話を「きく」だけでは引き出せない、これが本来の「きく」なのだなと実感しました。
後半は、とびラーの自発的な活動「とびラボ」の基本となる「この指とまれ式/そこにいる人がすべて式/解散設定」について考えます。
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「この指とまれ式」ではじめよう
物事を進めるには「早めに試して(やってみて)失敗する」こと、つまりトライ&エラーを繰り返し、その都度、更新させていくことが重要であると西村さんは語ります。とびラーの自発的活動「とびラボ」は、アイデアや思いをもったとびラーが「この指とまれ!」をして、賛同する他のとびラーが集まり、小さなチームを作ることから活動がはじまります。思いついたらはじめてみることが初めの一歩です。
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「そこにいる人がすべて式」で活動!
「3人組で新しくできること」をランダムな3人グループに分かれて15分間で考えるワークを行いました。
話すときのポイントとして、3人の答えを「ただの足し算にしない」こと、そして「自分の好きなこと(飽きないこと)」や「いつかしてみたいこと」を意識すること、と西村さんからのアドバイスがあり、一斉にみなさんが話し合いを行いました。
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ワークをやってみてのとびラーの感想をいくつか紹介します。
“グループワークを始めた時は、まさか鉄道に話が着地するとは思いもよらず、でも話してみたら一気に広がりを見せたので面白かったです。ゼロの状態から全く知らない人同士で話してここまで進むものなんですね。恐るべし「そこにいる人がすべて式.」..”
“午後の3人組で、プロジェクトを考えてみて、15分でも意外と楽しいことができることに驚きました。1人では何にも浮かばないけれど、3人いれば、それぞれの好きなこと、やりたいと思うエネルギー、価値観が重なっておもしろいことが生まれると感じました”(
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鉄道をテーマにしたプログラムや、ワンコインで楽しめるセラピー、芸術鑑賞のできる割烹料亭などなど、数多くのアイデアが生まれ、充実した時間となりました。
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ちゃんと終える「解散設定」
最後に、「続けていくことが目標になってはいけない。前向きに終え、プロセスを振り返ることで次に活かせます」と西村さんが言いました。
同じ内容を他で活かすことはなかなか難しいですが、プロジェクトを通して得たプロセスは次回に活かすことも可能です。潔く解散することで、個々が次へ向かうタイミングが生まれ、さらなる発展へと繋がっていく・・・。
とびらプロジェクトは、このプロセスを繰り返すことで、新しい芽がすこやかに伸びる構造になっています。この「とびラボ」の仕組みを、とびラーも身をもって実感できた講座になったのではないでしょうか。
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これからのとびラーとしての活動に向けて、実践的な内容を学んだ第5回でした。
基礎講座も残り1回。
基礎講座を終え、9期のみなさんのアイデアや思いが「とびラボ」として生まれてくる日を楽しみにしています!
(とびらプロジェクト スタッフ)
2020.06.06