第1回鑑賞実践講座
「ミュージアム体験とは?」
日時|2020年6月22日(月)13:30~16:30
場所|zoom(オンライン)
講師|稲庭彩和子(東京都美術館)
鑑賞実践講座では「作品やモノを介して人をつなぐ場をデザインする」ことを目的とし、1年間で計7回の講義を行います。とびラーが目指したいことは次の3つです。今年は特に、これらをオンラインの講座で行っていく、初めての挑戦となります。
第1回の講師は、稲庭彩和子さんです。これからとびラーが鑑賞の場づくりを学んでいくにあたり、まずはじめに「ミュージアムでの体験とは何か」、「わかること・鑑賞することとは何か」について考えを深めていきました。
前半は、全員で1つの作品を観て、作品の中にある要素や、作品の構造について考えながら鑑賞することを体験しました。
後半は、稲庭さんが過去に行った鑑賞プログラムの映像を視聴し、鑑賞の体験を通して参加者がコミュニケーションを育むことについて考えました。
オンラインの鑑賞においては、作品の前で実物を見ることができないという制約があります。またそれぞれの鑑賞者が同じ空間いないという特徴もあります。眼差しを共有しながら、作品とともに思考を深めることがどの様にできるか、今年の鑑賞実践講座の一つの課題として模索していきたいと思います。
(とびらプロジェクト スタッフ)
2020.06.22