日時 | 2022年4月9日(土)10:00~15:00
場所 | 東京都美術館 講堂
東京都美術館と東京藝術大学と市民が協働する「とびらプロジェクト」新年度が4月9日から始まりました。とびらプロジェクト マネジャーの東京藝術大学 特任助教 小牟田です。
今日から活動をスタートさせる11期とびラーは49名です。総勢139名のメンバーで2022年度のとびらプロジェクトがスタートしました。
全6回で構成されている基礎講座の第1回目は、オリエンテーションです。
午前中は11期とびラーへこれから必要な基本情報を共有する時間です。東京都美術館の講堂に集合しました。
まず、とびラーとして活動していくにあたって大切な「とびらプロジェクトの約束」をみなさんと確認しました。
その後、とびらプロジェクトマネジャーで、東京都美術館 学芸員の熊谷さんより東京都美術館の説明があり、その後、館内を知るためのツアーを行いました。
館内ツアーでは、9期、10期のとびラーが案内役を務めました。
これからの活動の舞台となる東京都美術館を知るところから活動はスタートします。
午後は、9期・10期・11期が勢ぞろいし、新たな顔ぶれとなったとびらプロジェクトを運営する東京藝術大学、東京都美術館のスタッフ紹介を行いました。
11期とびラーは、4月から6月にかけて基礎講座に参加します。基礎講座終了後は3つの実践講座から1つ以上を選択し、関心のある分野について学びを深めていきます。「学びの場」と並行して、障害のある方のための特別鑑賞会、「Museum Startあいうえの」のスペシャル・マンデー・コース、建築ツアーなどの「実践の場」が開かれており、とびラーは学びと実践を繰り返していきます。
昨年の様子をふりかえりつつ、今年の1年間の流れを共有しました。
その後、9期・10期・11期で「Museum Startあいうえの」のミュージアム・スタート・パックを使って上野公園を散策するワークを行いました。出かける前に、あいうえの担当チームの河野さん、石丸さんより「Museum Startあいうえの」のプロジェクトの説明があり、散策のテーマとミュージアム・スタート・パックを持って、快晴の上野公園へとグループで出かけました。
コロナ禍のこの2年間は、オンラインでのコミュニティの可能性が広がる一方で、対面で出会うコミュニケーションで得られる情報量の多さを改めて実感し、その機会があることの価値を感じた時間でもありました。美術館を舞台に文化資源を介したコミュニティを考える上で、改めて「リアルに出会う」ということをキーワードにこの一年を始めたいとおもっています。
とびらプロジェクト10周年、Museum Start あいうえの10年目を迎える2022年度。この一年を通して「これまでの10年があるからできること」と「これからできる新しいこと」をとびラーとプロジェクトスタッフで発信していけたらとおもっています!
(とびらプロジェクト マネジャー 東京藝術大学美術学部 特任助教 小牟田 悠介)
2022.04.09