東京都美術館× 東京藝術大学 「とびらプロジェクト」

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上野公園にでかけよう!:基礎講座2回目「あさっての美術館を考える」

2回目の基礎講座のテーマは「あさっての美術館を考える」でした。講師はアーティストの日比野克彦さんです。
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講座がはじまると日比野さんからとびラーに課題がだされました。
【課題】:東京都美術館と上野公園内にある他の文化施設が連携することで出来る新しいアイディアをグループで考えなさい。
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東京都美術館(以下:都美)の中で考えていてもはじまりません。そこで、早速とびラーは10グループに分かれて、都美を基点に、東京国立博物館、国立科学博物館、国立西洋美術館、上野動物園、国際こども図書館、東京藝術大学美術館へとリサーチに向かうことになりました。

こちらのグループは上野動物園へ。久々の動物園!というとびラーもいたようです。

 

こちらのグループは、国立科学博物館へと向かいました。上野公園には多くの文化施設が集積しています。どの文化施設も日本を代表する素晴らしい文化施設ばかりです。そうした文化施設の持つ可能性を、これまでとは違った視点で確認する。そして、上野公園を自分のホームグラウンドにして行く。アート・コミュニケータとしての経験値を高める大事なステップです。

 

外の文化施設だけでなく、基点となる都美も合わせてじっくりとリサーチした後は、基礎講座の教室(都美のアートスタディルーム)に戻り、文化施設を連携させることでできる新しいアイディアについて各グループ毎に話合いが行なわれました。

 

今回の基礎講座は、新たに入ったとびラー2期生と1期生の混合チームで進められて行きました。じっくりと話し合ってアイディアをまとめてゆきます。

 

日比野さんが見てまわります。

 

知り合って間もないとびラーも講座を通して徐々に打ち解けてきたようです。

 

最後は、各ブループ毎に考えたアイディアを発表しました。

 

個性的なアイディアがいくつも発表されました。例えば、動物園で「迷子にならないための迷子札」が発行されているというリサーチから、美術館では「迷子になるための迷子札」をつくってはどうかなど、非常に興味深いアイディアが生まれていました。作品を通してイメージの世界へ迷い込む、そんな美術館の持つ不思議な場所の印象を上手に捉えたアイディアでした。とびラーがファシリテータになって、都美だけではなく東京国立博物館や西洋美術館に迷い込む「金曜夜のナイトツアー」なんあったら楽しそうですね(勝手な妄想です)。こうした一つ一つのアイディアに日比野さんか適切なコメントを入れて行きます。「んーー25点(笑)」という厳しい突っ込みもありましたが、和やかな雰囲気で講座が進められて行きました。

 

講座が終わったあとは、カフェ「SAVORIYA リアル」が開店。お茶やお菓子は持ち寄りで、ミーティングの続きをしたり、何気ない話をしたりと、気ままなコミュニケーションの場となりました。2年目を迎えた「とびらプロジェクト」も徐々にあたたまってきました!
(とびらプロジェクト・マネージャ 伊藤達矢)

2013.04.27

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