東京都美術館× 東京藝術大学 「とびらプロジェクト」

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ヨリミチビジュツカン-「楽園としての芸術」展(9/19実施)

「楽園としての芸術」展開催期間中の9月19日に、とびラボから生まれた恒例企画、「ヨリミチビジュツカン」を開催しました。
ヨリミチビジュツカンとは、金曜日の夜間開館時間をつかって、美術館に寄り道してもらおう!そこで作品や人との新たな出会いや交流を楽しみ、美術館をもっと好きになってもらいたいという「とびラー」の思いからスタートした企画です。 今までの事前予約制から、当日参加型に変えて臨んだ今回。11名の方にご参加いただき実施しました。

19:30
まず、受付を済ませた方から順にグループに分かれて、自己紹介とファシリテーター役のとびラーからプログラムについての説明を受けます。

プログラムの確認が済んだグループから早速鑑賞スタートです!

先ほど知り合ったばかりの人同士が、アートを通して互いにコミュニケーションをとることができる。なんか少し不思議ですよね。

同じ作品を鑑賞していても、見方や感じ方は人それぞれ。互いに言葉を交わしながら、そんな違いを認めることができるのも、この企画の魅力です。
どのグループの方も言葉につまることなく、自然と意見を述べていた姿がとても印象的でした。

気付いたらグループ同士の交流も!


ときには真剣な表情も!


鑑賞が進むに連れて、だんだんトークも盛り上がり、参加者の皆さまからは自然と笑顔が増えていきました。肩の力が抜けてリラックスして鑑賞する様子が、写真からも伝わりますね。

鑑賞後はカフェタイム!場所は、普段なかなか入る機会のないアートスタディルームです。

20:10
カラフルな椅子や、とびラー持ち寄りのお菓子を配したテーブルを見て参加者の方からは思わず「楽しそう!」という声も。

そんなわくわく空間を、今回は特別にカフェスペースにアレンジして、参加者の皆さまをとびラーがおもてなし。各自好きなドリンクを選び、先ほど鑑賞したグループごとにテーブルへ移動します!

お茶を飲んでリラックスしながら、鑑賞を通して感じたことや気付いたこと等をグループ内で共有します。
各自配布された付箋を使用して、思ったことを次々と書き込んでいきます。そして、書き込んだ付箋を見せ合い、お互いの思いを共有していきます。

展覧会の図録を見ながら、さらに話は盛り上がっていきます。どのグループの方も身振り手振りで思いを表現する姿がとても印象的でした。

みんな表情がいきいきしていますね。付箋に書き込んだことについて、お互いに質問したり、気になったことを話したりと対話も段々と熱が入ります。

21:00
ただ、楽しい時間ほど早く過ぎてしまいますね。あっという間に閉館時間の21時を迎えてしまいました。
プログラムの終了を名残惜しみながら、参加者の皆さまをとびラーがお見送りします。

参加者の皆さま、19時半からの長丁場お付き合いいただきありがとうございました!

参加者の皆さまが、それぞれ作品を通して受け取ったものは、形を変えてたくさんの意見や感想として集まりました。ヨリミチビジュツカンに参加したからこそ出会えたもの、人々の新たなつながりやコミュニケーションがあります。
金曜日の夜、仕事終わりの時間を利用して、ふらっと美術館に立ち寄ってみませんか。そして、そこで生まれる新たなコミュニケーションを、次回はあなたも体験してみませんか?



 著者:アート・コミュニケータ(とびラー) 日野 南
 普段は自治体職員としてはたらく傍ら、多種多様なひとびとが集まるとびラーに魅力
 を感じ、アートコミュニケータとして活動中!

 

 

 

2014.10.28

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