4月初旬、各地で入学式や入社式がおこなわれるなか、とびらプロジェクトも新しいスタートを迎えます。4月16日(土)第一回基礎講座が行なわれ、今年度活動するとびラーが全員集合しました。新しく加入した第五期生も迎え、2016年度は125人のとびラーとともに幕開けです!
最初に集合した部屋は東京藝術大学の講義室。
まずプロジェクトマネージャの伊藤さんから挨拶があり、とびらプロジェクト・MuseumStartあいうえのを運営するスタッフから一言ずつ自己紹介がありました。
アート・コミュニケーション担当係長・稲庭さんは出張中のため、ビデオメッセージで登場です。
今回のテーマは「とびらプロジェクトを知る・語る」。
今日のミッションは、第五期とびラーはこれまでのとびらプロジェクトの活動を知ること、三・四期のとびラーは自分の言葉で体験を伝えること。初めに伊藤さんからプロジェクトの概要説明があり、とびらプロジェクトのコンセプトムービーを全員で鑑賞しました。このプロジェクトの基盤にある考え方を丁寧に共有し、美術館やとびラーの役割を改めて考え直す機会でもあります。(参考:とびらプロジェクトの概要)
その後は5〜6人のグループに分かれ、これまで活動してきたとびラーがそれぞれの体験をもとに語りました。楽しかったこと、大変だったこと、気付いたこと。これまでにどんな人と話し、関わってきたかによって、一人ひとりの語り口は変わってきます。
その後は東京都美術館学芸員の河野さんにバトンタッチ。ここからは東京都美術館の歴史について学びます。
そしていよいよ東京都美術館へと移動。美術館の全体像を把握するところから活動が始まります。
最初に集合したのは美術館の裏側。美術館で働く様々なスタッフや、これから展示室にいく作品たちにも出会いました。そしてぐるりと館のまわりを一周し、正門から建物が一望できる場所へ移動します。
ここからは美術館の中を、とびラーがそれぞれの視点で案内していきます。
美術館といえば「展覧会を見に行く場所」と思っている方も多いのでは?建物の魅力やさまざまな機能を、とびラーならではの観点で紹介しています。
「何回も来ているけれど、こんな場所があるなんて知らなかった!」なんて声もたくさん。
これまで活動してきたとびラーでさえ、初めて見る作品もありました。
企画展示室は閉室日のため、ゆったりと館内をめぐります。
様々な角度から美術館を楽しみました。
どこからみても美しい、こだわりの前川建築。おかれている家具にもたくさんの意匠が込められています。
ツアーの終点はとびラーが活動拠点としているアートスタディルーム。
とびらプロジェクトのこと、東京都美術館のことが色々見えてきた所で初回の講座は終了。これから活動していく準備を整える一日となりました。
その後は交流をかねたカフェタイム。楽しく会話が弾みます。
わからないところ、気になったことはマネージャが直々にお応えする相談室!
今年はどんな活動が生まれていくのでしょうか。これからよろしくお願いします!
(とびらプロジェクトアシスタント 峰岸優香)
2016.04.16