こんにちは、とびラーの松原です。今日は『デザイン・芸術学・作曲・弦楽』チームの御輿の制作現場をレポートします。来週末には待望の出番を迎える『それ』。進捗状況は如何に!
↑BGMが流れる現場で余裕すら感じさせる隊長の神出さん(デザイン科)ですが、ほぼ毎日終電で帰宅とか。後方には完成間近の御輿本体とマケット(御輿のミニチュア版模型)が見えます。前回は台風で青天井だったテントも修復されてます。
制作中の『それ』への思い入れや、アピールポイントは2回に渡って詳細にレポートされていますので、今回は汗や葛藤、涙?がにじむ、今までの制作工程と道具(武器)についてレポートします。
お聞きした山口副隊長(デザイン科)の話では、制作工程はこんな感じです。
今後、紙やすり等で、隊長こだわりの筋肉(特に脇腹筋!)を滑らかに削り強調する。その後色付けに入り、怪しげなパーツを取り付けて完成していくようです。
↑目の前で、電熱線を使ったカットが行われていました。2人が電熱線の両端を巻きつけた木棒を持ち、もう1人が横で変圧器を操作しています。かなり高温になり危険なので、慎重な操作、信頼関係が必要なようです。ワイルドだ!
↑御輿制作で使われていた道具たちです。切る、削る、貼る、掃除する、といった作業に不可欠で大切な工具(道具?)には、先輩から引き継いだチーム独自の年代物の武器(!)もあるようです。(写真は他チームの道具も含まれてます)
隊長、副隊長へのインタビュー後、建物内に置いてある怪しげなパーツのそばで休んでいた戸澤さん(デザイン科)に話を聞いてみました。
「隊長は穏やかな人だけど、御輿への情熱を誰よりも持っています!ちなみに、このチームは幹部4名を中心に編成されていて、御輿づくりに携わる人や『それ』ができるに至るストーリーを作る人がいるかと思えば、全体をマネージメントする人がいたりと、様々な作業が進んでいます。幹部以外のメンバーも含めて、だんだんとバランスのとれたチームになって来た感じがします。私は全体を俯瞰しながら、人手が必要なところを手伝ったり、御輿づくりの記録を取ったりしています。自分の性に合っていると思うし、そうやって関わっていけるのが楽しい部分もあります。」と素晴しいコメントをいただきました。
↑『それ』の周辺に取り付けられるパーツのパーツです。怪しい!
最後になりますが、台風直下の前回はテント修復等に大わらわで、どこか災害現場のレポートをするような緊迫感を感じました。今回はBGMが流れるほっこりした雰囲気の中、メンバー皆さんの顔つきや表情から、和やかで一体感あるチームになって来たな、という印象を受けました。『災い転じて福となす』かな?
怪しげなパーツが装備された『それ』とMADなパフォーマンスが見どころの本番をお楽しみに。
執筆:松原誠一(アート・コミュニケータ「とびラー」)
コメント:制作現場を訪れる度に、学生達の変化を感じます。メンバー間の意見の相違、衝突などを乗り越えて同じ課題や目標に向かって行く学生達の一体感と成長が素晴しいです。制作現場はまるで、それぞれの個性的な楽器が主張しながらハーモニーを奏でているライブ会場のようです。
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2018.09.06