東京都美術館× 東京藝術大学 「とびらプロジェクト」

活動紹介

2025建築実践講座④|「とびラーと見つけよう!東京都美術館のみどころポイント」の準備

2025.11.20


第4回建築実践講座|「とびラーと見つけよう!東京都美術館のみどころポイント」の準備

日時|2025年11月1日(土) 14:00〜17:00
会場|東京都美術館 ASR


オープンレクチャーvol.16「みんなのけんちく〜みる・知るからはじめよう〜」で行う、関連プログラムの「とびラーと見つけよう!東京都美術館のみどころポイント」の準備を行いました。
このプログラムでは、とびラーが3人1組になり東京都美術館のみどころポイントを参加者に紹介します。

 

今回のオープンレクチャーでは、東京都美術館の建築家である前川國男や建物の特徴について知ることや、建物を主体的に学び鑑賞することを目的としています。
登壇者や関連プログラムの目的である、建築を楽しく見て話すことについてお話したら、いよいよプログラムの準備を始めます。

 

 

東京都美術館の打ち込みタイルや野外彫刻など様々な「みどころポイント」をどのように説明するかグループごとに相談して決めていきます。
実際に足を運んで、打ち込みタイルを触ってみたり天井を見上げてみたり・・・。

 

 

説明する内容が決まったら、とびラー同士でお互いに紹介しあいフィードバックをします。

 

 

当日に向けて、グループごとに準備をして参加者を迎える準備をします。
東京都美術館をよく見て、知る時間になりました。

 

(とびらプロジェクト コーディネータ 大東美穂)

 

2025建築実践講座③|HAGISO 最小文化施設の取り組みについて

2025.10.02


第3回建築実践講座|「HAGISO 最小文化施設の取り組みについて」

日時|2025年9月20日(土) 14:00〜16:00
会場|東京都美術館 講堂
講師|宮崎晃吉(株式会社HAGISO 代表取締役)


谷中銀座商店街から路地を入った静かな場所に位置するHAGISOは、築68年の木造アパートを修繕し2013年3月に「最小文化施設」としてオープンしました。
カフェとギャラリーが併設されており、トークイベント、地域交流の場そして、コンサートを行うなど様々な活動をしています。
その活動と地域との繋がりやそこから生まれるコミュニティーについて、宮崎晃吉さんにお話を伺いました。

 

建築を再生することで、「人が集まり、過ごし、交わっていく場所」としての〈場〉となり、そこには新しいつながりが育まれ、地域にこれまでになかった価値が生まれていきます。
この取り組みは、ただ古い建物を残すのではなく、その土地に眠っていた価値を見つめ直し、人が関わることで未来へつなぐ試みでもあります。
HAGISO は、建物を再生することを通して、「谷中」というまちに新しい息吹と価値を与えてきました。
建築の再生から、人とまち、そしてコミュニティが生まれていく可能性を実感するきっかけとなりました。

 

 

こうした取り組みを聞いて、とびラーとして、また3年の任期満了後に自分の地域での活動につながるきっかけを考える時間になったことと思います。

 

HAGISOのホームページはこちらからご確認いただけます。

 

 

(とびらプロジェクト コーディネータ 大東美穂)

 

2025建築実践講座②|建築ツアーをやってみよう

2025.08.30


第2回建築実践講座|「建築ツアーをやってみよう」

日時|2025年8月23日(土) 14:00〜17:00
会場|東京都美術館 ASR・スタジオ


 

第2回 建築実践講座では、とびラーがそれぞれ「建築ツアーを考えて、やってみる」をテーマに行いました。

第1回の建築実践講座内容(都美の建物と歴史)をふりかえり、建築ツアーの写真を用いて参加者ととびラーの間でどのような会話をしているのか、どのように来館者をお迎えしているかについて一緒に考えました。

 

 

その後は「15分間のMY建築ツアーをつくろう!」ということで、とびラーそれぞれがツアープランを考えました。

東京都美術館パンフレットトビカンみどころMAP、館内にある資料から読み解くだけではなく、実際に館内を巡り、一人ひとりが感じる「ここが好き!」「気になる!」をみつけてツアーを組み立てていきました。

それぞれがツアーを考えたあとは、3人組になって交代でツアーを実施しました。

ツアー後はやってみた感想や思ったことをシェアし、ツアーの構成や伝えたいことが伝わったのかについて考えました。

「とびラーによる建築ツアー」は決まったコースはなく、ガイド役のとびラーによって紹介するスポットはさまざまです。
ガイドによって内容が変わり、参加するたびに新たな発見があるツアーです。

今回の講座の学びが建築ツアーに活かされたらいいなと思います。

 

(とびらプロジェクト コーディネータ 大東美穂)

 

2025建築実践講座①|都美の建築と歴史と楽しみ方

2025.07.10


第1回建築実践講座|「都美の建築と歴史と楽しみ方」

日時|2025年7月5日(土) 10:00〜15:00
会場|AM:東京都美術館 講堂/PM:東京藝術大学 第3講義室
講師|河野佑美(東京都美術館 学芸員)


 

1925年に閉館した「旧館」の当時の様子や、1975年に「新館」として建設された東京都美術館の建設に至るまでの経緯など、東京都美術館の建物や歴史について、東京都美術館 学芸員の河野佑美さんにお話しいただきました。
また、建築ツアーが生まれた経緯や建築家ではない人がツアーを作り上げていくことについても、河野さんの経験を交えながら熱く語っていただきました。

「新館」建設にあたり、建築家として抜擢された前川國男。彼が東京都から与えられた、幾つものミッションを全てクリアして建てられた現在の東京都美術館にはたくさんの魅力があります。
そんな、東京都美術館の魅力を河野さんが撮影した写真を見て、お話を聞いて味わった後は、とびラー同士で東京都美術館のオススメポイントを紹介するシェアタイムを行いました。
自分のオススメポイントを他のとびラーと共有し、新たな見方や発見ができる時間となりました。
「初めて知った!」・「ここ私も好きな場所」・「同じ場所でも、時間と天気で見え方が違って見えるんです」と楽しそうにお話をしているとびラー達が印象的でした。

東京都美術館で実施している「とびラーによる建築ツアー」は、2012年のリニューアル時におこなった館内ツアーがきっかけで始まりました。
建築家が込めた想い、歴史、建物の色・デザインといった建築を楽しむポイントを切り口に、とびラーと対話しながら味わいます。
ガイドによって、ツアーの内容が変わるのも魅力の一つです。

そして午後は、「とびラーによる建築ツアー」を体験しました。
ガイド経験者のとびラーがガイドとなり、参加者のとびラーと都美館内を45分間で巡りました。
ツアーの後は、各チームごとにふりかえりをおこない、ツアーの感想や印象的だったことシェアしました。
今回、初めての建築ツアーに参加したとびラーは、「こんなに楽しいなんて!」・「45分があっという間だった」とお話ししていました。

最後に1日を通じての感想を共有して、私たちの拠点となる東京都美術館への関心を深めていきました。

 

(とびらプロジェクト コーディネータ 大東美穂)

 

【開催報告】2024年度とびラーによる建築ツアー

2025.03.01

 

東京都美術館では「とびラーによる建築ツアー」をおこなっており、「とびらプロジェクト」で活動するアート・コミュニケータ(とびラー)がガイドとなって、グループに分かれて対話しながら東京都美術館を散策します。今年度は6回開催しました。

この建築ツアーでは決まったコースがありません。とびラーたちは事前にお互い相談しながら、当日の館内の状況や混雑具合、天候などを想定して、コースや話す内容を考えています。しかし予期せぬことは起きるものです。コースを臨機応変に変更をしたり、参加者の興味に合わせて話題を転換したりできるように準備して、参加者をお迎えしています。

 

全6回の様子の一部をご紹介します。


 

第1回(5月12日開催)の様子

おひとりで参加する方や親子連れなど、様々な参加者がいるのも「とびラーによる建築ツアー」の楽しいところの1つです。最初にグループみんなで簡単にお話し、緊張がほぐれてからスタートします。

 

 


 

第2回(7月20日開催)の様子

暑さが本番になった7月。とびラーは、館内や木陰などを多く取り込むなど、暑さを考慮したツアー構成をそれぞれ考え、臨みました。

 


 

第3回(9月21日開催)の様子

どうやって東京都美術館の建物を味わってもらおうかと、とびラーは毎回考えています。実際に触ったり、じっくり眺めたりする時間を設けるグループもありました。

 

 


 

第4回(11月23日開催)の様子

「とびラーによる建築ツアー」は対話をしながらツアーを進めていきます。とびラーたちも参加者とのコミュニケーションを毎回楽しんでいます。

 

 


 

第5回(2025年1月25日開催)の様子

建物を紹介する上で、難しい言葉や聞き慣れない言葉を使う必要があるときがあります。とびラーたちはフリップや資料を用意して、参加者にわかりやすくお伝えする工夫をしています。

 

 

 


 

第6回(3月1日開催)の様子

今年度最後の建築ツアーでは、手話でお話しする方にも建築ツアーを体験してもらおうと、手話対応グループを1つ設けました。難聴のとびラーがガイドとなり、日本語対応手話を使って東京都美術館の魅力を紹介しました。ほかにも、ろう者や聞こえにくい方が参加される場合は、UDトーク(音声認識技術を使って会話やスピーチをリアルタイムに文字起こしするアプリ)を使ってガイドを実施しました。

 


 

「とびラーによる建築ツアー」では、ガイドによって紹介する見どころはさまざまです。そして、季節によって東京都美術館を囲む上野公園の四季折々の美しさも異なります。

参加するたびに新たな発見に出会える建築ツアーとなっていますので、ぜひみなさんのご参加をお待ちしております!

 

(とびらプロジェクト コーディネータ 西見涼香)

 

 



「とびラーによる建築ツアー」は、原則として奇数月(5月、7月、9月、11月、1月、3月)の第3土曜日に開催しています。
詳細、お申し込みはこちらをご覧ください:https://www.tobikan.jp/learn/architecturaltour.html


 

 

2024建築実践講座⑦|ふりかえり

2025.02.08

 


第7回建築実践講座|「ふりかえり」

日時|2025年2月8日(土) 13:30〜16:30
会場|東京都美術館 ASR・スタジオ


 

この回は、建築実践講座のふりかえりや年間課題から「今後アート・コミュニケータとして建築を題材にして取り組みたいことは?」を考える最終回でした。

 

今年度の建築実践講座の年間課題は2つありました。

 

年間課題① 「建築を、みる、楽しむ、伝える」

<目的>「誰かとみる」を楽しむ。
<内容>
東京都美術館以外の建築ツアーや建築関連のイベントに参加するなど、誰かと建築を楽しもう。

 

■ 年間課題②「東京都美術館を、誰かと、巡る」

<⽬的>「誰かを案内する」を楽しむ。
<内容>
家族や友達など⾝近な⼈に対して、東京都美術館を案内するツアーをしてみよう。館内の混雑状況、⾃分ひとりで対応できる⼈数(最⼤ 5 ⼈くらい)を考慮した上で、どんなツアーがよいか考えて実践してみましょう。

 

講座では、まず各々がおこなった年間課題①を思い出し「課題①をやってみてよかったこと」を考え、3つ選び、それらをグループでシェアしました。

たとえ同じツアーに参加していてもよかった観点はさまざまで、活発に語り合いました。その後はグループ内でよかったこと3つを選びました。

 

 

 

その後、第1回から6回までの講座内容をふりかえりました。

 

 

そして、課題①のよかったこと、課題②をやってみてきづいたこと、講座のふりかえりから「今後アート・コミュニケータとして建築を題材にして取り組みたいことは?」をそれぞれ考え、グループでシェアしました。

 

 

とびラーからのふりかえりを抜粋します。

 

ーーーーーーーーーー

・1年を通して、講演や実践を通して広くそして深く建築について考える機会をいただけたと感じました。特に建築ツアーはやってみてきづくことが沢山あり、これからもとびラー同士また他の施設の建築ツアーにも参加してブラッシュアップしていければと思います。また建築の人と人を繋げる役割にも気づくことができ、藝大部屋を始め、地域とのつながりをもちながら様々な人が交わる拠点にもなる可能性を感じました。

 

・建築だけではなく、どんなアートもそうですが、一人ではなく誰かと一緒に何かをみることは発見も多く、楽しいものです。建築を通して、そうした「とびラーとして当たり前」の感覚を多くの人に伝えるられるよう、今後も活動していきたいと思います。

 

・建築の使われ方はもちろんですが、その時代、その場所だからこそ生まれた建築について、土地との接続がどのように建築に表現されているのかを知り、考えることが、文化財や環境保全にもつながるのではないかと思うようになりました。

 

・専門家でなくても、その建築に対して自分がこれだけは伝えたいという思いがあれば、参加者は説明とともに建築を楽しむことができるのだなといろいろな建築ツアーに参加して強く感じました。

ーーーーーーーーーー

 

2024年度の建築実践講座の目標は「東京都美術館の建築の歴史や背景を理解し、自分の感覚を手掛かりに建築を味わう力を身につけ、美術館というパブリックな建築を介して人々をつなぐ場をデザインする」です。

 

今年度の建築実践講座は終わりますが、建築を味わうことに終わりはありません。それぞれの興味関心で建築を味わい、各々のペースで建築を楽しんでほしいなと思います。

 

そして、とびラーは3年の任期満了後それぞれのコミュニティに戻ります。この講座での学びや体験の種が、多様な人たちと「対話」を通して活動として芽吹き、広がっていくことを願っています。

 

(とびらプロジェクト コーディネータ 西見涼香)

 

2024建築実践講座⑥|「共在の場」の思想と実践

2024.10.26


第6回建築実践講座|「公・共・私・個を意識し,それを越えて新しい関わり方をつくる」

日時|2024年10月26日(土) 14:00〜16:00
会場|東京藝術大学 第1講義室
講師|山田あすか(東京電機大学 教授)


 

人々が集う空間の<公・共・私・個>の段階的変化や、公共の在り方について、東京電機大学 教授の山田先生にお話を伺いました。
山田先生ならではの視点で語られる国内外の場づくりやまちづくりの事例は、とびラーが任期満了後それぞれのコミュニティに戻って活動する際の大きなヒントになったのではないでしょうか。

「場をデザインする」とは、その場所(コミュニティ)を共有したい人は誰なのかを考えてフィルタを想定することというお話は、参加したとびラーの多くが印象に残ったようです。

 

とびラーからのふりかえりの一部をご紹介します。

 

ーーーーーーーーーー

 

•活動内容ではなく、その場所ありきでハード面から活動内容を考えることが興味深く、話を聞くことが出来た。来る人に主体性を持たせることで、その場に責任を持つという考え方も納得できた。今までは、みんなに開かれたことが大前提だったが、フィルターを掛けることも場のデザインには必要だと知った。

 

•特に、「みんな」って誰?と言う問いかけは新鮮でした。「誰にでも」とは、少しづつフィルターを掛けて「その場を求めている人誰にでも」ということなんだ、そして「少しづ広げていく」「次」を作ることで、結果的により開かれた場となっていく、というのは腹に落ちますね。「みんな」一人一人に個性やニーズがあり、「共生型コミュニティー」を作るというのは実際にはいろいろと難しい事がある、という当たり前のことが、あらためてよく分かりました。

 

•軸となる場所や事柄は始めから完璧でなくとも関わった人達と緩やかなつながりで変化していってもいい、という考えかたがあることに気がつけました。

 

ーーーーーーーーーー

 

(とびらプロジェクト コーディネータ 西見涼香)

 

2024建築実践講座⑤|東京藝術大学が考えるキャンパスデザインとは

2024.10.12


第5回建築実践講座|「東京藝術大学が考えるキャンパスデザインとは」

日時|2024年10月12日(土) 10:00〜15:00
会場|東京藝術大学 第1講義室
講師|君塚和香(東京藝術大学 特任助教)


 

今回の講座は2部構成で、午前は東京藝術大学 特任助教の君塚和香先生による講義でした。

君塚先生は建築士として設計の仕事に携わるかたわら、東京藝術大学キャンパスグランドデザイン室で藝大キャンパス内の建物や環境の再構成・構築を担っていらっしゃいます。

東京藝術大学と上野公園や周辺地域とのつながり、公共空間とパブリックスペースの考え方や開き方について、過去・現在・未来とお話いただきました。東京藝術大学の住所は「上野公園」であり、上野公園の一部でもあるという視点で語られるお話が印象的でした。

 

 

 

そして午後は、君塚先生が中心となって推進している、藝大と公道との間にある柵を植栽に変えるプロジェクト「藝大Hedge」を体験しました。
とびラーは、藝大上野キャンパスの芸術未来研究場と国際子ども図書館との境界約100mに700本以上(18種類)の苗木を植えました。

 

 

 

午前の講座をふまえて実際に植栽することによって、実感を持って公園の一部であり、大学と外の境界を意識し、公共空間に関わる体験になりました。

市民も参加できる「藝大Hedge」のお世話係に参加するとびラーもいて、君塚先生の主導で藝大生も一緒に植物のお手入れをしています。

 

今回植えた苗木が大きくなる頃には、とびラーは開扉していることでしょう。これからも上野に来て、この周辺環境の変化を見続け、感じてほしいなと思います。

 

(とびらプロジェクト コーディネータ 西見涼香)

 

2024建築実践講座④|前川國男邸から見える前川建築

2024.09.29


第4回建築実践講座|「前川國男邸から見える前川建築」

日時|2024年9月29日(日) 9:30〜12:00
会場|江戸東京たてもの園
講師|早川典子(江戸東京たてもの園 学芸員)


 

第4回建築実践講座は、東京都小金井市にある江戸東京たてもの園で実施しました。

東京都美術館を設計した建築家・前川國男の自邸が、江戸東京たてもの園に移築されています。

 

 

前川自邸のリビングにて、江戸東京たてもの園 学芸員の早川典子さんにお話を伺いました。建築デザインのお話だけでなく、生前の前川がどのようにこの家を使っていたのか、また学芸員が、移築や保存をするにあたり行った工夫や努力など非常に多くのエピソードをお聞きすることができました。

 

たてもの園には、多くの復元建造物があります。とびラーは、30件ある建物の一つひとつを鑑賞し、それぞれが発見したことを互いにシェアしながら学びを深めていました。

 

 

(とびらプロジェクト コーディネータ 越川さくら)

 

2024建築実践講座③|建築ツアーをやってみよう

2024.09.14


第3回建築実践講座|「建築ツアーをやってみよう」

日時|2024年9月14日(土) 10:00〜15:00
会場|東京都美術館 ASR・スタジオ
講師|峰岸優香(東京都美術館アート・コミュニケーション係 学芸員)


 

今回の講師は、東京美術館がおこなっている「とびラーによる建築ツアー」を担当している峰岸優香さん。

まず第1回の建築実践講座内容(都美の建物と歴史)をふりかえり、建築ツアーでどのようなことを大切にし、どのように来館者をお迎えしているかについてお話がありました。

 

 

その後は「15分間のMY建築ツアーをつくろう!」ということで、とびラーそれぞれがツアープランを考えました。

東京都美術館パンフレットトビカンみどころMAP、館内にある資料から読み解くだけではなく、実際に館内を巡り、一人ひとりが感じる「ここが好き!」「気になる!」をみつけてツアーを組み立てていきました。

 

お昼休憩をはさんで午後は、各々が考えたツアーを3人組になって交代で実施しました。

ツアー後はやってみた感想や思ったことをシェアし、ツアーの構成や伝えたいことが伝わったのかについて考えました。

 

「とびラーによる建築ツアー」は決まったコースがあるわけではありません。ガイド役のとびラーによって紹介するスポットはさまざまなので、参加するたびに新たな発見があるツアーです。

今回の講座の学びが建築ツアーに活かされたらいいなと思います。

 

(とびらプロジェクト コーディネータ 西見涼香)

 

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