2012.12.17
今回の「スークールマンデー(対話を通した作品鑑賞)」実践講座のテーマはVTS(ビジュアル・シンキング・ストラテジー)の実践です。講師の三ツ木さんから、VTSを行なう上で必要な「3質問&7要素」を前回の講座に引き続き再度確認して頂きました。もう既にとびラー候補生(以下:とびコー)のみなさんも頭にしっかりと入っていることかと思いますが、何度となく基本に立ち返ることが重要ですね。
続いて、アメリカの小学校で行なわれたVTSの実践記録映像を鑑賞しました。自分が実際にVTSのファシリテータになることを想定した上でこうした実践記録をみると、ファシリテータの言葉の選び方や、対話の進め方など、参考になることをたくさんみつけることができます。この実践記録映像は字幕で日本語訳されていますが、とびコーのみんさんの中には英語が堪能な方も多く、映像を見終わった後のディスカッションでは、英語でのニュアンスと日本語でのニュアンスの違いや、それを補う工夫などについても話題が広がりました。気になった映像の部分は繰り返し再生し、確認することで、対話の流れやファシリテータのテクニックなどをつぶさに観察していました。
こうしたやり取りを、VTSに参加したメンバー全員で共有し、さらに3)記録役がそこでの会話を記録することになります。また、VTSの様子は全て音声録音がされており、後で、自分のファシリテートが適切であったかを確認し、ファシリテータとしてのスキルを高めます。