東京都美術館× 東京藝術大学 「とびらプロジェクト」

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2015.07.20

2015年7月20日(月・祝) 世間は海の日を迎えるなか、今年度とびラーにとっての鑑賞実践講座がスタートしました。

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まずは、本年度鑑賞実践講座を担当する東京藝術大学のプログラム・オフィサーである鈴木智香子より、ガイダンス。鑑賞実践講座の骨格について、まずは話しました。

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そして今年度から新たに始めたのが、「鑑賞プラクティス!」。

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とびらプロジェクトの活動の特徴は「実践・現場」があることです。
講座で学んだことを実践してみること、現場を体験してみることで、講座での学びの効果が10倍ぐらいになるといっても過言ではありません。鑑賞会への参加やファシリテーターの経験、「スペシャル・マンデーコース」(「Museum Start あいうえの」事業内の学校プログラム)などの実践への参加で「鑑賞プラクティス・カード」にスタンプを集める仕組みになっています。

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その後からはいよいよ本題です。
「作品を見るってどういうこと?」という問いかけから、「自分の一番印象に残っている美術館体験」について書き出し、3人1組で共有していきました。

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印象に残っている作品があるとしてら、どのようにしてその作品に出会ったのか。そこに「だれか」一緒にいたのか。印象に残るにはどのような要因が考えられるのか?を手がかりに考えてもらいました。

実際にとびラーからは、美術館そのもの(建物や庭、美術館から見える風景など)について、展覧会全体のキュレーションについて、美術館の行き帰りのプロセスについて、印象に残ったと意見がありました。
「作品を見る」ことは作品そのものだけではなく、美術館を取り巻く環境や行き帰りのプロセスまでの「美術館体験」を包括した行為なのだということを、全体で共有しました。

次に、鑑賞実践講座において重要な「実践」の場となっているスペシャル・マンデーコースの映像を見ていただきました。(リンク先より、同様の映像をご覧いただけます)

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3人組で映像を見た感想を共有した後、東京都美術館のアート・コミュニケーション事業の学芸員の稲庭さんと、3人組で出てきた意見や疑問などを話しました。

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「スペシャル・マンデーコース」において、とびラーがどんな役割を担っているのか。
こどもたちにとって、ここでのミュージアム体験がどのような意味を持っているのか。
その場づくりにおいて、どんなことが行われているのか。

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とびラーから出た意見を、稲庭さんがつなぎつつ、みんなでその疑問点や映像のなかで起こっていたことを確認しながら、鑑賞実践講座が目指すところのイメージを共有しました。

さらにその後、TEDのトーマス・キャンベル(ニューヨーク メトロポリタン美術館 館長)の映像を見て、感想を共有しました。

本年度4月に第2回基礎講座でも見せましたが、「これから目指すミュージアム体験とは?」を考えたときに、たくさんのメッセージが込められている映像です。

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これからこの仲間で、約1年間、講座を走って行きます!
良い学び合いの場をみんなでつくっていかれることに期待が高まった初回となりました。

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東京藝術大学 美術学部特任助手
鈴木智香子

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