東京都美術館× 東京藝術大学 「とびらプロジェクト」

活動紹介

2021鑑賞実践講座⑦|「1年間のふりかえり」

2022.01.27

第7回鑑賞実践講座|「1年間のふりかえり・この活動の目指すところ」

日時|2022年2月14日(日)13:30〜16:30
会場|オンライン
講師|稲庭彩和子(東京都美術館 学芸員・とびらプロジェクトマネジャー)、三ツ木紀英(NPO法人 芸術資源開発機構(ARDA))
内容|
・「作品選び」について
・1年間のふりかえり・この活動の目指すところ
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今年度の鑑賞実践講座最終回となる第7回では、稲庭彩和子さん、三ツ木紀英さんを講師に迎え、あらためて1年間の学びと実践をふりかえり、この活動の目指すところについて、みなさんで考える時間になりました。

 

 

稲庭さんからは、歴史的な流れの中で「対話的な学び」が必然性をもって生まれてきた背景について、また、ミュージアムが今なぜ「民主的な対話の場」として価値づけられようとしているのかについて、とびらプロジェクトのあり方と結びつけてお話しがありました。

 

とびラーは、稲庭さんからの話を受け、「とびらプロジェクト」で対話的に学び、アートを介して民主的な対話の場を生み出していく活動がどんな意味をもつのか、あらためてこの「活動」の目指すところについて、この1年の体験をもとに話し合いました。

 

とびラーは、1年間の講座やとびラボやプログラムでの活動の中で、とびラー同士やプログラム参加者とともにモノを見つめ、対話する実践を繰り返してきました。
その中で、固定化しがちな一方向的なモノの見方に自ら気づき、
他者と一緒にさまざまな視点からもモノをみつめる楽しさや、
そこから生まれるウェルビーイングな状態を実感したとびラーも多かったと思います。

 

 

後半は、2〜6回の講座を担当してきた三ツ木さんと、稲庭さんによる対談を行いました。

コロナ禍で一般化したオンラインでの作品鑑賞とホンモノの作品を前にした鑑賞との明確な違いについて、また、アートを鑑賞することの魅力の本質について、実感をもって語られる三ツ木さんと稲庭さんのトークにとびラーが耳を傾けました。

 

 

講座の間、Zoomのチャットには、とびラーからの声がたくさん届けられました。それぞれの体験から講座での学びを振り返る言葉の数々に、とびラーが一年間体験してきた場の一つ一つが「民主的な対話の場」となっていたことを実感できる最終回でした。

 

オンラインでの学びと、美術館での実践の積み重ねてきた2021年度鑑賞実践講座、これにて解散です。みなさん、ありがとうございました!

 

(とびらプロジェクト コーディネータ 越川さくら)

2021鑑賞実践講座⑥|「コーチング/VTSファシリテーションの実践とふりかえり」

2021.11.15

第6回鑑賞実践講座|「コーチング/VTSファシリテーションの実践とふりかえり」

日時|11月15日(日)13:00〜17:00
会場|オンライン
講師|三ツ木紀英(NPO法人 芸術資源開発機構(ARDA))
・鑑賞者の「美的発達段階」について
・10月のスペシャル・マンデーでの実践のふりかえり
・グループ鑑賞の実践
・ふりかえり(コーチング)の仕方について

―――――――――――――――――――――

 

第6回となる今回は、ファシリテーションの様子をふりかえり、改善ポイントなどを確認する「ふりかえり(コーチング)」について学ぶことを中心にオンラインで講座を行いました。

 

まず初めに、10月に行ったスペシャル・マンデーでの様子を三ツ木さんとともにふりかえりフィードバックを行いました。

 

また、Visual Thinking Strategiesの前提となる、鑑賞者の「美的発達段階」について、その考え方や、それぞれの段階の特性を生かした豊かな鑑賞について考えました。

 

 

後半は、グループワークでグループ鑑賞とふりかえり(コーチング)の実践を行いました。
それぞれのグループで「鑑賞者」「観察者」「ファシリテータ」に分かれて鑑賞と場の観察をした後、グループ内でそれぞれの役割から鑑賞の場づくりをふりかえり、気づきを共有しました。

 

今後も、一つ一つの実践を自分たちの力でふりかえり、より良い鑑賞に繋げていければと思います。

 

 

(とびらプロジェクト コーディネータ 越川さくら)

2021鑑賞実践講座⑤|「ファシリテーション事前準備」

2021.10.04

第5回鑑賞実践講座|「ファシリテーション事前準備」

日時|10月4日(日)13:00〜17:00
会場|オンライン
講師|三ツ木紀英(NPO法人 芸術資源開発機構(ARDA))
内容|作品に近づく事前準備(ひとりVTS)
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第5回の講座では、ファシリテーションの事前準備についてオンラインで三ツ木紀英さんのレクチャーが行われました。

 

Visual Thinking Strategies(ビジュアルシンキングストラテジーズ:複数の人で対話をしながら作品を鑑賞する手法。通称:VTS)のファシリテーションは、事前の準備を行うところから始まります。

 

事前にじっくりと時間をかけて、作品を鑑賞・観察・分析する準備を、ファシリテータがひとりで作品をよく見ることから、「ひとりVTS」と呼んでいます。

 

今回は、模造紙とふせんを使った作業をオンラインでできるGoogleのアプリ「Jambord」を使って、とびラーのみなさんがそれぞれ「ひとりVTS」を行い、作品の魅力を掴むことを目指しました。

 

 

(とびらプロジェクト コーディネータ 越川さくら)

2021鑑賞実践講座④|「展示室で学ぶ場づくり 〜スペシャル・マンデーに向けて〜」

2021.08.30

第4回鑑賞実践講座|「展示室で学ぶ場づくり 〜スペシャル・マンデーに向けて〜」

日時|8月30日(日) AMチーム 9:30〜13:00 / PMチーム 14:00〜17:30
会場|東京都美術館 アートスタディルーム、ギャラリーA・B・C、講堂
講師|三ツ木紀英(NPO法人 芸術資源開発機構(ARDA)、鈴木智香子、石丸郁乃(Museum Start あいうえの)
内容|
・「スペシャル・マンデー」の事前〜当日〜事後の流れを学ぶ
・会場を知る
・作品に近づく事前準備(作品研究グループワーク)
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第4回の講座では、とびラーが活動する「Museum Start あいうえの」の学校プログラム「スペシャル・マンデー」に向けて、実際の展示室の中で、鑑賞の場づくりについて考えました。また、Visual Thinking Strategies(ビジュアルシンキングストラテジーズ:複数の人で対話をしながら作品を鑑賞する手法。略称:VTS)のファシリテーションのための事前準備についてグループワークを通して学びました。

感染症予防対策のため、とびラーは午前チーム/午後チームに分かれて講座に参加しました。

 

まず、「Museum Start あいうえの」のプログラム・オフィサーである鈴木智香子さんから、「スペシャル・マンデー」の概要と、事前授業〜当日の展覧会鑑賞〜事後授業まで行うプログラムの流れについて説明を聞きました。

 

 

そして、9月に実施する「スペシャル・マンデー」で学校の子どもたちと鑑賞する「Walls & Bridges 世界にふれる、世界に生きる」展の展覧会会場へ。展示室の動線を確認しながら、実際の作品の前で鑑賞の場を作るイメージを持ちました。

 

「Walls & Bridges 世界にふれる、世界を生きる」 東京都美術館 ギャラリーA・B・C(会期:2021年7月22日~10月9日)

 

 


 

 

アートスタディルームでは、VTSファシリテーションの事前準備として、作品研究の方法をグループワークを通して学びました。

 

 

 

(とびらプロジェクト コーディネータ 越川さくら)

2021鑑賞実践講座③|「ファシリテーション基礎(2)」

2021.08.15

第3回鑑賞実践講座|「ファシリテーション基礎(2)」

日時|
A日程 8月2日(月)9:30〜16:30
B日程 8月15日(日)9:30〜16:30
会場|オンライン
講師|三ツ木紀英(NPO法人 芸術資源開発機構(ARDA)
内容|
・映像を使ったファシリテーション分析
・Visual Thinking Strategies ファシリテーション実践
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第3回は、前回に引き続き、NPO法人 芸術資源開発機構(ARDA)の三ツ木紀英さんから、Visual Thinking Strategies(ビジュアルシンキングストラテジーズ:複数の人で対話をしながら作品を鑑賞する手法。通称:VTS)におけるファシリテーションの基礎を学ぶ2回目です。

 

今回も、たくさんのとびラーが参加するため、A/B 2つの日程に分けてオンラインで行いました。

 

 

展示室で、実際にVTSの手法を用いて子どもたちが作品を鑑賞する映像を視聴し、その中でファシリテータがどのような振る舞いをしているかについてより詳細に分析していきました。

 

前回とびラーのみなさんが自ら発見したキーワードに、今回新たに発見したVTSファシリテーションのポイントが追加され、ファシリテータの振る舞いの全容が見えてきました。

 

 

後半は、発見したファシリテーションのポイントをもとに、実際にVTSのファシリテーション実践を行いました。

 

2日間に渡って集中的にVTSファシリテーションの基礎を学ぶ「VTS合宿」でした。
とびラーのみなさん、お疲れ様でした!

 

(とびらプロジェクト コーディネータ 越川さくら)

2021鑑賞実践講座②|「ファシリテーション基礎(1)」

2021.08.14

第2回鑑賞実践講座|「ファシリテーション基礎(1)」

日時|
A日程:7月26日(月)9:30〜16:30
B日程:8月14日(土)9:30〜16:30
会場|オンライン
講師|三ツ木紀英(NPO法人 芸術資源開発機構(ARDA))
内容|
・鑑賞体験
・ファシリテーションのポイント観察
・Visual Thinking Strategies ファシリテーション実践

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第2回からは、NPO法人 芸術資源開発機構(ARDA)の三ツ木紀英さんを講師に迎え、Visual Thinking Strategies(ビジュアルシンキングストラテジーズ:複数の人で対話をしながら作品を鑑賞する手法)におけるファシリテーションを学びながら、作品をよりよく観察することや、アートを介したコミュニケーションの場づくりについて考えていきます。

 

第2回と第3回は、とびラーのみなさんから、通称「VTS*合宿」と呼ばれるほど濃密なファシリテーションの基礎を学ぶ2日間です。多くのとびラーが参加するため、A/B 2つの日程に分けてオンラインで行いました。

 

*VTS=Visual Thinking Strategiesの略称

 

 

講義は、レクチャーと実践を交互に行いながら進められました。

 

とびラーは、ファシリテータと一緒に作品を鑑賞しながら、「ファシリテータが場づくりのために何をしていたか」についてその場で気づいたことをキーワードにまとめました。

 

そのキーワードを元に、講師の三ツ木さんがリアルタイムでレクチャーを組み立てていくライブ感あふれる講義となりました。

 

 

後半では、前半で発見したファシリテーションのポイントをもとに、何人かのとびラーのファシリテーションでVTSの実践を行いました。

 

1日を通した長時間の講座でしたが、途中でリフレッシュするために休憩や体操をはさみながらとびラーの皆さんも笑顔で参加していました。

 

 

 

(とびらプロジェクト コーディネータ 越川さくら)

2021鑑賞実践講座①|「Thinking Through Art 作品と考える-わかるとは何か」

2021.07.12

第1回鑑賞実践講座|「Thinking Through Art 作品と考える-わかるとは何か」

日時|7月12日(日)13:30〜16:30
会場|オンライン
講師|稲庭彩和子(東京都美術館アート・コミュニケーション係長・とびらプロジェクトマネジャー)
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初回講座では、とびらプロジェクトマネジャーの稲庭彩和子さんから、今年度鑑賞講座を選択したとびラーのみなさんに向けてレクチャーを行いました。

 

「Thinking Through Art  作品と考える – わかるとは何か」と題し、参考文献や映像をもとに意見を交わしたり、ともに作品を鑑賞しながら、オンラインで双方向的に講義が進められました。

 


 

 

参考文献として、佐伯 胖 著『「わかり方」の探究 思索と行動の原点』から第1章の「わかるということ」のテキストを全員で読み、人の「理解」が生まれる時に、その人が文化に「参加」していくいうイメージを共有しました。

 

 

また、これまでに稲庭さんが企画・実施した鑑賞プログラムの映像では、プログラムに参加した子どもたちが作品を主体的に鑑賞することを通して、文化的な営みに参加していくプロセスを実際に見ることができました。

 

 

本日のレクチャーを通して、「作品を鑑賞する」とはどういうことか、「文化への参加」はどのように起こるか、それが起こる「美術館」とはどんな場所か、今後とびラーのみなさんが参加者とともに作っていく美術館体験の最初のイメージが共有されました。

 

(とびらプロジェクト コーディネータ 越川さくら)

2021鑑賞実践講座①|「Thinking Through Art 作品と考える-わかるとは何か」

2021.07.12

第1回鑑賞実践講座|「Thinking Through Art 作品と考える-わかるとは何か」

日時|7月12日(日)13:30〜16:30
会場|オンライン
講師|稲庭彩和子(東京都美術館学芸員・とびらプロジェクトマネジャー)
―――――――――――――――――――――

初回講座では、とびらプロジェクトマネジャーの稲庭彩和子さんから、今年度鑑賞講座を選択したとびラーのみなさんに向けてレクチャーを行いました。

 

「Thinking Through Art  作品と考える – わかるとは何か」と題し、参考文献や映像をもとに意見を交わしたり、ともに作品を鑑賞しながら、オンラインで双方向的に講義が進められました。

 


 

 

参考文献として、佐伯 胖 著『「わかり方」の探究 思索と行動の原点』(2004年、小学館刊)から第1章の「わかるということ」のテキストを全員で読み、人の「理解」が生まれる時に、その人が文化に「参加」していくいうイメージを共有しました。

 

 

また、これまでに稲庭さんが企画・実施した鑑賞プログラムの映像では、プログラムに参加した子どもたちが作品を主体的に鑑賞することを通して、文化的な営みに参加していくプロセスを実際に見ることができました。

 

 

本日のレクチャーを通して、「作品を鑑賞する」とはどういうことか、「文化への参加」はどのように起こるか、それが起こる「美術館」とはどんな場所か、今後とびラーのみなさんが参加者とともに作っていく美術館体験の最初のイメージが共有されました。

 

(とびらプロジェクト コーディネータ 越川さくら)

鑑賞実践講座⑤|「作品選びのグループワーク」

2020.10.12

第5回鑑賞実践講座
「作品選びのグループワーク」
日時|2020年10月12日(月)13:00-17:00
場所|zoom(オンライン)
講師|三ツ木紀英(NPO法人 芸術資源開発機構/ARDA)

 


 

10月12日、第5回鑑賞実践講座を行いました。講師は引き続き、三ツ木紀英さん(NPO法人 芸術資源開発機構/ARDA)です。第5回では、どんな鑑賞者と、どんな作品を鑑賞するかを考える「作品選びのグループワーク」を行いました。

 

 

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鑑賞実践講座④|「作品研究」

2020.08.31

第4回鑑賞実践講座
「作品研究」
日時|2020年8月31日(月)13:00-17:00
場所|zoom(オンライン)
講師|三ツ木紀英(NPO法人 芸術資源開発機構/ARDA)

 

◎概要

 

◎写真(講師)

今回の「作品研究」では、主に以下の3つの内容を軸に講座が進行されました。

■「作品研究」の方法 (Visual Thinking Strategies鑑賞の事前のファシリテーション)

■「作品研究」をグループワークで行う

■ 個人で行う作品研究「ひとりVTS」について

 

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