2016.04.30
第二回基礎講座のテーマは「社会装置としてのミュージアムの役割とは何か、そこでのとびラーの役割とは何か」でした。今回の講座は、「Museum Start あいうえの」のミュージアム・スタート・パックを持って上野公園のミュージアムをめぐる午前の部と、文化施設の役割とは何か、アート・コミュニケータの役割と実践とは何かを、講師のトーク・セッションを通じて考える午後の部で構成されました。講師は東京藝術大学教授の日比野克彦さん、アーツカウンシル東京の森司さん、そして、東京都美術館の稲庭彩和子さんです。
講座がはじまるとまず稲庭さんから、「Museum Startあいうえの」のティーンズ学芸員(→活動の様子はこちら)の様子が動画で紹介されました。アート・コミュニケータや学芸員との対話を通じて作品を鑑賞し、感じたこと、考えたことを文字と声に起こして、オーディオガイドで発信するプログラムです。ティーンズの動画から、自分の目で見て考えるとは一体どんなことなのかを学んだら、さっそく東京国立博物館、国立西洋美術館のそれぞれに向かう2つのグループに分かれて、自分のお気に入りの作品を探す冒険へと出発です。

こちらのグループは、国立西洋美術館へと向かいました。
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2016.04.16
4月初旬、各地で入学式や入社式がおこなわれるなか、とびらプロジェクトも新しいスタートを迎えます。4月16日(土)第一回基礎講座が行なわれ、今年度活動するとびラーが全員集合しました。新しく加入した第五期生も迎え、2016年度は125人のとびラーとともに幕開けです!

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2015.06.20
6月20日、東京藝術大学大浦食堂にて第6回目の基礎講座が行われました。講師・西村佳哲さんの問いかけを基軸に、2・3・4期のとびラーが一緒に話し合いながら、これまでの活動を振り返ったり、とびらプロジェクトにおける「とびラボ」の重要性を確認したりするまとめの回です。

6回にわたる基礎講座も今回で最終回。今後も新たな企画を立ち上げていくにあたり、とびらプロジェクトが基軸にしている「この指とまれ式」「そこにいる人が全て式」「解散!また結成」とはどういうことなのか、実践を交えて考える機会となりました。
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2015.05.23
今年度の第4回基礎講座のテーマは、<上野公園とミュージアム&大学>。
「とびらプロジェクト」と連動する「Museum Start あいうえの」の基礎的な知識を学びながら、上野公園という自分たちの活動の場に改めて目を向け、考える時間でした。

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2015.05.09
5月9日、第3回目の基礎講座が行なわれました。とびらプロジェクトでは「鑑賞実践講座」「アクセス実践講座」「建築実践講座」の3つのコースが設けられており、6回の基礎講座が終了するといずれか1つ以上を選択し、年間を通して受講します。今回の講座では「アクセス」と「建築」について、プロジェクトとしてこのテーマに向き合うこと、とびラーが活動していく意義やポイントを確認しました。
まず午前中は「アクセス」について学んでいきます。

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2015.04.25
今年度の第2回基礎講座では、「美術館での体験とは?」についてみんなで考え、実際に体験しました。

午前中は稲庭さんより映像を3本紹介してもらい、見終わったら感想を全体で共有する時間。
1本目はアメリカのニューヨーク市にあるメトロポリタン美術館館長トーマス・キャンベル氏によるTEDでのプレゼンテーションの映像です。
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2015.04.11
4月11日(土)に今年度の最初の基礎講座が実施されました。
初めての講座に臨む第4期とびラーたちの表情はやや固く、プロジェクトルームに緊張感のある空気が張りつめています。
まずはスーパーバイザーの西村佳哲さんによる《「きく力」をみにつける》の講義からスタートです。

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2014.05.24

第4回目の基礎講座は、西村佳哲さんの「きく 力について考える」です。
人の話を”きく”ということはどういうことか。”きいている”ようで意外と”きけていない”人の話。
話すことよりも”きく”ことを大切にする、それがとびらプロジェクトのコミュニケーションのスタイルです。

西村さんのお話を真剣に”きいている”様子のとびラーのみなさん。
毎年行われる西村さんの講義は、新規で入ってきたとびラーは必修。1・2期のとびラーは任意参加となっています。

コミュニケーションの仕方は、情報の伝え方、物事の進め方、をかえてゆきます。
やり方が違えば、自ずと結果も違うものになってきます。

簡単なワークショップを通して”きく”という大変を再確認しました。

三人組になって、”きく”ということについて話し合いました。
こうしたエクササイズがこれからのとびラーの活動に役立っていってくれれば何よりだとと思います。
2014.05.10
今日は第3回基礎講座の日です。
基礎講座とは、新しいとびラーを対象とした新しいコミュニティづくりの基本を学ぶ講座です。とびラーの活動を支える基礎的な物事の考え方を参加形式で学んでいきます。
今回は76人のとびラーが集まりました。
本日のプログラムは大きく2つ。
・とびラーの活動紹介
・チームに分かれて上野公園のビビットポイントを探す

まずは新しくスタッフとして赴任した伊藤史子さんにも分かりやすく説明することを目標に、とびラーの主な活動内容などを地図やプロジェクターを使って一つずつ紹介していきます。


これから始まっていくプログラム、また新しく始まるプログラムについても、新旧とびラー同士、質問や説明を挟みながら学んでいきます。

とびラーの活動について、少しずつ理解してきました。
その後8つのチームに分かれて、とびラーの活動拠点となる上野公園を実際にとびラー自身が歩きながら「発見」&「共有」し、とびラーの活動や上野に対する理解をより深めていきます。
チーム分けのくじ。
上野公園を8つのゾーンに分けました。
チームごとにそれぞれ割り当てられたゾーンに向けて出発します。

公園内にある地図で場所を確認。

春の気持ちのよい天気でしたので、外でピクニックもしてきました。
見慣れた公園も、改めて歩いてみると新しい発見や知らなかった場所がたくさんあることに気づきます。



都美館に戻り、見つけて来た発見をブックとホワイトボードにまとめ、他のチームと共有します。
改めて、上野公園には多くの「!」スポットがあることが分かりました。





今回の基礎講座では、とびラーの活動、また活動拠点の上野についての理解を深めました。
次回の基礎講座は5月24日です!
(プロジェクトアシスタント 高橋育也)
2014.04.26
2014年度とびらプロジェクトが始まりました。
今年度も新しく加わったアート・コミュニケータ(愛称:とびラー)45名が加わり、総勢150名のとびラーが東京都美術館、そして上野を舞台に活動します。
4月26日(土)は「第2回基礎講座」の日です。
「基礎講座」とは、新とびラーを対象にした、新しいコミュニティづくりの基本を学ぶ講座です。美術館での活動とはどのようなものか?対話やクリエイティブなコミュニケーションがおこる場作りとは?など、とびラーの活動を支える基礎的な物事の考え方を参加形式で学んでいきます。
第2回基礎講座では、とびらプロジェクトの活動の柱となっている3つの活動「鑑賞・アクセス・建築」と、とびラーの自主的な活動「とびラボ」について考えていきます。
まずは、今日の1日の流れを確認です。
今日の講座は、2年目・3年目を迎えるとびラーが、スタッフと共にミーティングを重ねて準備をしてきました。どうやったら新とびラーに伝わるのか。3つの活動の柱「鑑賞」「アクセス」「建築」に、自分たちはどうやって関わってきたのか。自身の体験を通して伝えます。
まずは3つのチームに分かれて活動開始です。
「鑑賞」のチームは、東京都美術館の特別展「バルテュス」展を個別に鑑賞。その後、鑑賞体験をグループになって共有します。1人で見た時に感じた事、同じ作品を見た他の人の感想を聞いて感じること。作品を通して、会話が弾みます。
「建築」のチームは、まずは私たちの拠点になる、東京都美術館という「場所」を知っていきます。
建築ツアーのガイド経験があるとびラーが、ツアーガイドを実践します。美術館の楽しみ方は、作品と出会うだけではなく「建物」にもあるようです。
「アクセス」のチームは、他のチームと違い実体験が出来ません。「アクセス」とは「アクセシビリティ」について考えていく活動です。今までの具体的な活動や想いを、映像や写真・言葉を使って伝えていきます。
3つの活動を体験したあと、別々に活動していたチームと合流。
どの活動が気になった?どんなところがおもしろかった?
今日の体験を共有します。
その後、2年目・3年目とびラーが司会進行の下、とびラーの自主的な活動「とびラボ」について考える時間です。
今まで活動してきたとびラーが前にでて、みんなで意見を交わす座談会形式。
とびラボって、どうやって関わっていったらいいの?
どんなとびラボがあるの?
2年目・3年目のとびラーを中心に、新とびラー、そしてスタッフも混ざって話し合っていきます。
今日の活動はこれで終わりです。最後は、1日の感想を付箋に書いてもらいました。
新とびラーへの基礎講座は、まだまだ6月まで続きます!
これからの活動が楽しみです。
(東京芸術大学美術学部特任助手:近藤美智子)