東京都美術館× 東京藝術大学 「とびらプロジェクト」

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2013.04.13

4月に入り「とびらプロジェクト」も新年度を迎えました。新たに55名のとびラー(アート・コミュニケータ)が加わり、昨年度からの継続とびラー71名と合わせると、「とびらプロジェクト」は126名もの大所帯となりました。そして、126名のとびラーを対象とした全6回に渡る基礎講座が昨年度同様にスタートしました。
昨年末に募集したH25年度とびラーの募集状況は、定員40名に対して199名の応募があり、倍率は凡そ5倍となりました。応募して頂いた方々の高い熱意をひしひしと感じ、選考は難航を極めました。一次選考(書類選考)、ニ次選考(面接)の経過の中で、出来る限りご応募頂いた方々の気持ちに答えようと定員を15名増やしました。選考の基準は、幅広い年齢層の参加、男女のバランス、様々な仕事や経験・価値観のバランス、活動できる曜日のバランス、アート・コミュニケータへの感心の高さなど、様々な視点から総合的に判断させて頂きました。そのため個々人の能力というよりは、全体のバランスが重視され、結果的に「ご縁あった皆様」という印象となっております。改めてお応募頂いた全ての皆様に感謝を申し上げます。

H25年度第一回目の基礎講座は「とびらプロジェクト」で活動を行なうためのガイダンスとなりました。スタッフの紹介をさせて頂いた後に、東京都美術館アート・コミュニケーション係長の稲庭学芸員より東京都美術館(以下:都美)の歴史やアート・コミュニケーション事業の目指すものなどのお話がありました。続いて僕、伊藤達矢(東京藝術大学特任助教/とびプロジェクトマネージャ)から、東京藝術大学の歴史と「とびらプロジェクト」の概要についてお話をさせて頂きました。

 

午前の部の最後は、東京藝術大学特任助手でとびらプロジェクトコーディネータの近藤美智子さんより今後の具体的なスケジュールや活動する上でのルールなどについてお話がありました。

 

午後は継続して活動しているとびラーがH24年10月~H25年3月までの活動の報告をしました。イベントとして公表されている「紙芝居プロジェクト」や「スケッチボードでGO!!」、また都美内にて活動を展開する「建築マッププロジェクト」館内情報紙「とびリア」、美術情報室の書籍を特別展と合わせて紹介する「ライぶらり」の発行経過などなど、たくさんの「とびラボ」から生まれた活動の報告がありました。

 

熱のこもったプレゼンで、新しく入ってきた55名のとびラーにも分かり易くこれまでの活動を紹介できたのではないかと思います。

 

とびラーが昨年度つくったさまざま印刷物も配布されました。

 

新規とびラーのみなさんは初回にもかかわらず、相当量の情報に少しびっくりされたかもしれません。。。でも、まずは基礎講座からゆっくりと入って行って頂ければと思います。

 

とびラーの活動紹介の後は、新しいとびラーも継続したとびラーも自己紹介を兼ねて前後左右の席4~5人でとびラーのプレゼンについての感想を共有する時間となりました。

 

最後は僕から新年度の新しい取り組みについてお話をさせて頂きました。今年度は活動の範囲を広げて、いよいよ本格的に「コミュニティーの形成を目指すプロジェクト」の本丸に向かおうと考えています。126名のとびラーとともに、「とびらプロジェクト」まだまだ成長し続けます。
(とびらプロジェクト マネージャ 伊藤達矢)

2013.04.13

新規とびラーがいよいよ加わります。

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