2013.07.06
東京都美術館(以下:都美)のお隣、東京藝術大学(以下:芸大)では様々な学生たちが日々創作活動などを行っています。
昨年度は芸大との繋がりの中で、「卒業・修了作品展(都美で開催)」に出展する学生への取材や、出品作品で「対話による鑑賞」ツアーなどなど…様々なかたちで一緒に活動する機会をもちました。
今年度も一年を通して芸大の学生の皆さんと繋がるきっかけになるような場をつくれたらという思いのもと、学生に協力してもらい、その名も「芸大バトン」という企画をスタートさせることとなりました。
この「芸大バトン」とは、毎回2名程のゲスト(学生)を招き、日頃の制作や活動について、また芸大にまつわる色々や学校生活についてお話してもらいます。そして、お友達紹介形式で次回のゲストに繋げます。
7月6日、第1回目の「芸大バトン」を行いました。
記念すべき1回目のゲストは、渡邊一翔さん(美術教育専攻・大学院1年)と、江原愛梨さん(先端芸術表現専攻・大学院1年)のお二人です。
このお二人は、昨年度の「卒業・修了作品展(以下:卒展)」にて学生卒展プロデュースチーム(「Produce and Action」通称「PandA(パンダ)」)に参加し、とびラーと共に行った様々な企画で一緒に活動したという繋がりから、第1回目にお招きすることになりました。
まずはお二人からそれぞれの作品や活動についてお話してもらいました。
学部では彫刻専攻されていたという渡邊さん。今年度の修了向けて、作品制作と論文を進めています。
昨年度、卒展に出品し学部を卒業した江原さん。卒展では、非常に細かく刻んだ写真を素材にした作品を作っていました。
都美のロビーに一番近い展示室にあった作品。ご覧になった方も多いのではないでしょうか?
後半は、プロジェクトマネージャ伊藤さんも加わり、3人でトーク。更にいろんな事を聞いていきます。
お二人とも、とても丁寧に答えてくれました。
とびラーからの質問タイムも、沢山のお話が飛び交います。質問がなかなか尽きませんでした。
このときお話されたことが、1年、2年後の卒展でこんな形になったのだと、先の小さな楽しみもできたり。
美術館で活動するとびラーにとって、作り手の言葉を聞く大切なバトン。
今年度の「芸大バトン」は、7月、8月、10月、11月、1月の5回実施する予定です。
渡邊さん、江原さんはどんなお知り合いに繋げてくれるのでしょうか?
乞うご期待!
(プロジェクトアシスタント 大谷)