東京都美術館× 東京藝術大学 「とびらプロジェクト」

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Archive for 7月, 2022

2022.07.30

日時|2022年7月30日(日)13:30~15:30
場所|東京藝術大学 第一講義室
講師|西智弘(川崎市立井田病院かわさき総合ケアセンター腫瘍内科/緩和ケア内科、一般社団法人プラスケア)

2022.07.29

夏休みが始まって間もないこの日、ファミリー&ティーンズ・プログラムの「SDGsで探究!名建築をみる」を実施しました。
小学1年生から中学3年生までの参加者と保護者が講堂に集合です。
受付では、活動グループのアルファベットが入った名札シールと、あいうえのの特製ツールである「ミュージアム・スタート・パック」、指令書カードが渡されます。
保護者には、「ミュージアム・スタート・パック 活用ガイドブック」が渡されます。

 

プログラムの様子はこちら→
(「Museum Start あいうえの」ブログに移動します。)

2022.07.18

この日は、6月26日に実施した「ステップ1 オンライン編」の参加者と、これまでにあいうえののプログラムに参加したことのあるこどもたちが、東京都美術館の講堂に集合しました。

 

会場が密にならないように、午前のオリエンテーションは講堂で、午後のプログラムはアートスタディルームとスタジオを使用して行いました。

受付では、ミュージアムスタートパックを渡します。
すでに持っている子は、しっかり斜め掛けしてやって来てくれました。バッジがいくつかついている子、すでに集め終わって、各館のグッズのバッジを付けている子、バッグにカスタマイズが始まっている子、など、みんな活用してくれている様子が見えました。
「オンラインで会いましたねー。覚えてる?」
とか、
「お久しぶり!元気だった?バッジずいぶん集めたねー」
など、会話がはずみます。

プログラムの様子はこちら→
(「Museum Start あいうえの」ブログに移動します。)

2022.07.17

日時|2022年7月17日(日)13:30~17:00
場所|東京藝術大学 第一講義室
講師|小牟田悠介(東京藝術大学)「アクセス実践講座とは」・本講座の意義と趣旨
川島聡(岡山理科大学)「障害とはなにか、差別とは何か」
松見幸太郎(NPO法人 キッズドア)「経済格差とこどもたちの文化的状況」

 

2022.07.16

 


 

第1回鑑賞実践講座|「ミュージアム体験とは?」

日時|2022年7月16日(土)13:30〜16:30
会場|東京都美術館 講堂
講師|熊谷香寿美(東京都美術館アート・コミュニケーション係長・とびらプロジェクトマネジャー)

 


 

 

初回講座では、とびらプロジェクトマネジャーの熊谷さんから、今年度鑑賞講座の目標である「作品をよく観察する方法を身につける」ことについてのレクチャーを行いました。

 

今年度は特に、実際のモノをともに見ることをあらためて大切にしながら講座を進めていきます。

 

講座
目標
作品をよく観察する方法を身につける。
・作品を観察し、その視覚的イメージを言語化し、複数の人でその言葉を聞き合うことで、作品をさらによく観察する。
・視覚的イメージを媒介にして、共同的な思考の場をデザインする。

 


 

 

(とびらプロジェクト コーディネータ 越川さくら)

2022.07.11

 

 ■ トビカン・ヤカン・カイカン・ツアー  

 

ライトアップされた東京都美術館を散策する30分のツアーです。夜ならではの建物のみどころをとびラー(アート・コミュニケータ)がご案内します!
美術館全体が、まるで宝石箱のような輝きを放つ夜。
昼とは違うその表情を一緒に楽しみませんか?
どなたでもご参加いただけます。

※東京都美術館の夜間開館日に合わせて実施いたします。事前申込が必要です。

 


 

日時|
① 2022年8月5日(金)  19:15 – 19:45(受付開始19:00)
② 2022年8月19日(金)19:15 – 19:45(受付開始19:00)
③ 2022年9月2日(金)  19:15 – 19:45(受付開始19:00)

 

会場|東京都美術館
集合|東京都美術館 LB階(ロビー階)中庭 正面玄関右手/雨天時は講堂前
対象|どなたでも
定員|各回16名(先着順・定員に達し次第受付終了)
参加費|無料

 

参加方法|事前申込制。以下の専用フォームよりお申し込みください。

 

 

① 8月5日(金)のご参加

 


 

② 8月19日(金)のご参加

 


 

③ 9月2日(金)のご参加

 


※本フォームでのお申し込みが完了すると、「返信先Eメールアドレス」宛にメールが届きます。必ずご確認ください。

※お申込み前に「迷惑メール」などの設定を確認し、「@tobira-project.info」からの申込受付メールを受信できるようにしてください。申込完了の自動返信メールが届かない場合は、お申込みされたお名前と電話番号を明記のうえ、p-tobira@tobira-project.info(とびらプロジェクト)宛にメールをお送りください。

※広報や記録用に撮影・録音を行います。ご了承ください。

※定員に達し次第、申し込み受付を終了します。

_

<ご参加にあたってのお願い>

会場となる東京都美術館では、美術館を利用するすべての方の安全と安心のため、新型コロナウイルス感染症拡大防止に関する取り組みを行います。
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○来館者全員を対象に、非接触型温度計による体温測定を実施します。平熱と比べて高い発熱が確認された方、及び風邪症状(咳、咽頭痛)がある方、明らかに体調不良と思われる方については、入館をお断りさせていただきます。

○濃厚接触者、流行国からの帰国後等保健所、検疫所から健康観察を指示されている期間の方は、来館をお控えください。

○ご来館の際には、マスクの着用をお願いします。

_

東京都美術館における新型コロナウイルス感染症予防対策についてはこちらをご覧ください。

2022.07.05

トビカン・モーニング・ツアーは、午前中、まだ人もまばらで、のんびりとした空気の中の美術館をまわる30分のツアーです。周りの上野公園の緑も取り込みながら気持ちよく時間が過ぎていき、午後や夜とは少し違った景色を観ることができます。

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7月5日(火)

前日まで雨の予報がほぼ晴れで、午前中とはいえ少し暑いくらいでした。

朝の眩しい日差しを浴びた都美の建物は落ち着いた美しさが際立ちます。

 

この日の参加者は12人。

初参加の人はもちろん都美に来るのも初めての人もいれば、都美の建築ツアーに何度も参加されているベテラン参加者まで幅広い方に来ていただきました。

中には岐阜県美術館のアートコミュニケーター「~ながラー」の方もいらっしゃいました。

 

ツアーは4チーム4つのコースで実施。

そのうち2チームはモーニングツアーのガイドデビューとなる二人のとびラーが先導しました。

 

暑さ対策で事前に決めていたコース取りを検討し直す各チーム。

建物の外に出る場合はなるべく日陰の場所を歩くように、または外に出るのを控えて室内中心のコースに切り替えるチームもありました。

 

今回のツアーから、感染症対策で休憩スペースとしての利用が中止されていた中央棟の「佐藤慶太郎記念 アートラウンジ」が利用できるようになり、北欧デザインの椅子やテーブルで過ごす時間を各チームが取り入れました。

 

今年度2回目のモーニングツアー開催とあって、初回と比べると余裕をもった準備ができたことと、天候にも恵まれたことで、明るい日差しの中、参加者の方々には朝のゆったりした時間を過ごしていただけたようです。

 

参加者からは

「これまであまり気にしていなかった美術館の建物に興味を持てた」

「アートラウンジの椅子が座り心地良い。根が生えた(笑)」

「もっと都美や建築のことを知りたい、また来たいと思った」

「野外彫刻がとても気になる」

「他の美術館の建物もよく見てみたい」

「とびラーについて興味がわいた」

などのコメントをいただけました。

 

わたしたちも、参加者が発見する都美の魅力を毎回学べる良い機会です。

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トビカン・モーニング・ツアーは、午前中、まだ人もまばらで、のんびりとした空気の中の美術館をまわるツアーです。周りの上野公園の緑も取り込みながら気持ちよく時間が過ぎていきます。このツアーを通して、新しい美術館の魅力を見つけてくださるといいな、と思っています。(滝沢)

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執筆:

池田智雄(アート・コミュニケータ「とびラー」)
とびラー10期。散歩と美術館が好きで、その楽しさを他の人にも一緒に味わってもらうことができるこのとびラボが大好きです。ツアーの時に参加者が自分で見つけた美術館の魅力を言葉にして教えてくれるとガイドとしてとてもうれしくなります。

滝沢智恵子(アート・コミュニケータ「とびラー」)
とびラー9期。トビカン・モーニング・ツアーは、平日の午前中、上野公園全体がなんとなく緩やかに時間が過ぎている時間帯に開催されています。参加された皆さんが、そういう空気を感じながらのんびりとくつろいでいらっしゃる様子をみることがガイドとして、とても幸せです。

2022.07.02

第1回建築実践講座|「都美の歴史と建築」

日時|2022年7月2日(土) 14:00~17:00
会場|東京藝術大学 中央棟 第三講義室
講師|河野佑美(東京都美術館学芸員 アート・コミュニケーション係)

 

とびらプロジェクトの建築実践講座が始まりました。

まずはとびらプロジェクトマネージャーの小牟田 悠介さんよりガイダンスです。
はじめに、今年度の目標を確認します。

【建築実践講座の目標】

東京都美術館の歴史や背景を理解し、自分の感覚を手掛かりに建築を味わう力を身につけ、美術館というパブリックな建築を介して人々をつなぐ場をデザインする。

今年度は、約80名のとびラーが受講します。

第1回目は、まずは自分たちの活動の場である東京都美術館(以下、都美)の成り立ちや設計者である前川國男という人物について学び、自分の目で見て、感じて、魅力を共有する回になりました。

河野佑美さんのレクチャー「都美の歴史と建築」では、都美の開館から現在までの歴史や成り立ちについて学びます。

「私からは、こんな材料があります、というレシピをお渡しします。それを料理するのは皆さんです」
「建築ツアーは、知識を渡すためのものじゃなくて、その場の人と気付いたことをお話ししてください。知識は後から調べられるけど、お話しはその場でしかできません。」

 

河野さんからのお話のあとは、たっぷりと得た情報や知識をもって、あらためて都美に出かけていきます。

テーマは「100年後にも残したい、伝えたい見どころ」

いつも見ている光景が違って見えます。
それまでは「建物」として見えていた都美が、「さまざまな思いが受け継がれてきた大切なもの」に見えてきたとびラーもいるのかもしれません。

河野さんのお話を聞いてから改めて出会い直した都美。
戻ってきたとびラーたちは、出かける前とはまるで別人のように目を輝かせて

「こんな発見があった!」と口々に話し合っていました。

夢中になって冒険ノートを作成します。
それから、それぞれが見つけた「気づき」を数名でシェアします。
みんな自分のイチオシを熱く語り、大興奮です。

 

それぞれの冒険ノートが出来上がりました。
同じレクチャーを聞いたのに、「伝えたい見どころ」のポイントはとびラーによって違います。

 

”見れば見るほど、知れば知るほど、よく考えてられていると思いました。”
”たくさんの人と語り合いたいです。”
”だんだん愛が深まってきました。”

 

誰かが、大切だ、残したいと思うことによってその建築は大切に使い続けられます。

今日の学びを通して得た知識をそのまま語るのではなく、
じっくりとみどころを観察し、気付いたことを誰かと語り合い、咀嚼して自分の言葉にし、誰かに伝えたくなる。
とびラーによる建築ツアーや、トビカン・ヤカン・カイカンツアーMuseum Start あいうえのなどの場で、とびラーの数だけ都美の物語が語られていきます。

 

(とびらプロジェクト コーディネータ 工藤阿貴)

 

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