東京都美術館× 東京藝術大学 「とびらプロジェクト」

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2023建築実践講座⑥|「ワークショップメイキング・2」

第6回建築実践講座|「ワークショップメイキング・2」

日時|2023年12月2日(土)10:00〜15:00
会場|ASR・スタジオ
講師|工藤阿貴/ とびらプロジェクト コーディネータ

 

前回のワークショップメイキング・1では、15分間のMY建築ツアーを考え、実施しました。

ワークショップメイキング・2では、「対象の人(たち)が、東京都美術館の建築に注目できる・したくなる方法を新しく考える」というテーマで、

ある特定の対象者に対し、東京都美術館の建築に興味をもってもらえるには、とびラーがどのように振る舞えば良いのか?をグループに分かれて考えました。

 

まずは東京都美術館に来館されている対象の方がどのような方々なのか、実際に館内を歩き、観察し、プランを考えました。

 

その後、同じ対象者に向けて方法を考えたグループ同士で、お互いのプランを体験しました。

それぞれのプランを体験した後、お互いにフィードバックをし、
参加してみてどうだったか、こうしたらもっとよくなりそう!などを話し合いました。

 

実際に対象者を相手にトライアルを実施することによって、変化したり、追加されることも出てきます。

その内容をチームごとにプランシートに書き込みました。

最後に、この日一日をふりかえって終了しました。

 

とびラーからのふりかえりを抜粋します。

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・観察すること、視点をかえること、しかけてみるということ等が、建築への注目の方法を考えるため大事と、あらためて感じ、印象に残りました。

 

・まずは観察ありき。どんな人が何をしているのか。自分が建築の中でどう感じるか、何が面白いと思うかをその人にどう伝えればいいのか、その人の気づきを私も共有するプランは何があるか。大切なのは、プランナー自身が楽しむことだと感じた。

 

・「何をしに来ているのか」
「じゃあどういう気持ちだろうか」
「その人たちにとって都美はどう見えているのか」
「どんな気持ちになるとその人たちも嬉しいだろうか」
といったことを、自分たちの経験も元に詳しく考えいくと、自然とその人たちに合った無理のない関わり方が見えてきました。

 

・建築のプログラムを通じて「どうなってほしいのか」を想像するだけではなく、観察することで、一人ひとりに合わせたアプローチの仕方も変わり、結果、満足度が変化するように思います。

ーーーーーーーーーー

 

いよいよ次回は最終回です。

 

(とびらプロジェクト コーディネータ 工藤阿貴)

 

 

2023.12.02

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