東京都美術館× 東京藝術大学 「とびらプロジェクト」

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2024アクセス実践講座③|Creative Ageing


日時|2024年8月25日(日)13:30~16:30
場所|東京藝術大学 第1講義室
講師|藤岡勇人/東京都美術館 学芸員、金濱陽子/東京藝術大学


 

東京都美術館と東京藝術大学が取り組むプロジェクトとして「Creative Ageing ずっとび」があります。

2021年にスタートし、台東区の病院や福祉関連施設と連携しながら、アクティブシニア(元気なシニア)対象のプログラム認知症の方や、認知症が気になる方、またそのご家族へ向けたプログラムを実施してきました。

第3回では、「Creative Ageing ずっとび」を担当する、東京都美術館 学芸員の藤岡勇人さんと東京藝術大学の金濱陽子さんから、立ち上げの経緯やこれまでの取り組みの事例についてお話しいただきました。

 

 

 

ずっとびのプログラムにおいて、とびラーは参加者と一緒に作品を見たり、発言を引き出したりしながら、参加者が安心した気持ちでプログラムに臨めるような場づくりを進行しています。

今回の講座ではプログラムに参加したとびラーにも登壇してもらい、参加者の様子で印象的だったことやどんな時間だったかなど、感想も交えてお話ししてもらいました。

 


各プログラムの詳細は、それぞれの活動紹介ページや動画でご覧いただけます。

■「動く、遺影!イェイ!イェーイ!」(2024年8月7日実施)

活動紹介ページ

■「アート・コミュニケータと一緒に楽しむ おうちで印象派展」(2024年3月16日実施)

活動紹介ページ

動画

■「ずっとび鑑賞会」(2023年10月3日実施)

活動紹介ページ

動画


 

その話を受けて、とびラーは3人組になって自分たちが感じたことを話合いました。

 

 

後半は、台湾やイギリスでのCreative Ageingの活動事例について、藤岡さんからお話しを伺いました。

 

 

人は誰もが歳を重ねていきます。世間ではアンチエイジングという言葉も見受けられますが、とびらプロジェクトやずっとびは「歳をとること」をポジティブに捉え、さまざまなプログラムを通して、この価値観を発信していきたいと考えています。

講座の中での「創造的な活動は健康に良い」というお話が印象に残りました。高齢者に限らず、どの世代の人も創造的に、そして健やかに日々を過ごすことができたら、自分はもちろん他者の視点や価値観を肯定し、お互いに認め合える社会になるのではないかと、今回の講座から感じました。

 

(とびらプロジェクト コーディネータ 西見涼香)

2024.08.25

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