2025.06.15
【第4回基礎講座 会議が変われば社会が変わる】
日時|2025年5月24日(土)10時~15時
場所|東京都美術館 交流棟2階 アートスタディルーム
講師|青木将幸
内容|とびラーの自主的な活動には、直接コミュニケーションをとるミーティングの場のあり方がとても重要です。ひとりひとりが主体的に関わるミーティングの場をつくるために、ミーティングの理想的なスタイルや具体的な手法を、レクチャーやワークショップを通して学んでいきます。
とびらプロジェクトでは、とびラー同士が自発的に開催するミーティング「とびラボ」があります。さまざまな関心を持った多世代の人が集まってアイディアを重ねるため、とびらプロジェクトではミーティングを大切にしています。今回の講座では「グッドミーティング」(良い会議)について考えました。
午前中は青木さんの「好物は何ですか?」という問いかけから始まりました。
とびラーは少し戸惑いながらも自分の好きな物を絵に描いていきます。その後自分が描いた絵をもって歩き回り、お互いの好きな物をについて尋ね合いました。
次にジェスチャーを使っていまの状態を表現してみます。
「今日の元気は50%。昨日寝るのが遅かったから、、、」「今日は80%くらい。元気だけどマラソンは走れない!」などなど色々な声があがりました。
ジェスチャーで共有することでミーティングに参加している人全員がいまどういう状態なのかを確認することができます。
場が温まってきたところで「グッドミーティング」と「バッドミーティング」について考えていきます。
まずは、一人一人が思う「グッドミーティング」と「バッドミーティング」がどんなものかを紙に書き出していきます。
書き出した後、同じグループ内で回し読みをして共感するアイデアにハートマークをつけ、最後に1枚の紙に「グッドミーティング」と「バッドミーティング」についてグループごとに話し合ってまとめました。
また、今回の講座では事前に「これを持って行くとグッドミーティングになるかも!と思うものを持ってきてください」と呼びかけられていました。お菓子やぬいぐるみ、おもちゃ、お香などさまざまなアイテムが持ち寄られ、場を和ませていました。
考えやアイテムをみんなで持ち寄ることで「誰もが貢献できるミーティング」が生まれていきました。
午前中の最後には会議の4つの段階、「共有・拡散・混沌・収束」について青木さんからお話がありました。先ほどのミーティングを思い出しながら、4つの段階それぞれの役割や重要性について考えました。
午後は、実践です。みんなで話したいお題を出し合い、好きな話題を選んでミーティングをしました。
最後にそれぞれのミーティングで話し合った内容を全体で共有しました。
自分たちで考え、導き出した「グッドミーティング」を意識しながら進めることで、納得感を持ってミーティングを進められたのではないでしょうか。また、第2回基礎講座の「きく力」を思い出したとびラーも多かったかと思います。
とびラーの自主的な活動には、そこに参加する人全員が意見を出し合えるミーティングの場のあり方がとても重要です。
今回の内容を思い出して参加者全員で「グッドミーティング」をつくりあげていきましょう。
(とびらプロジェクト アシスタント 三原凜子)