東京都美術館× 東京藝術大学 「とびらプロジェクト」

活動紹介

【あいうえの連携】うえのウェルカムコース:オリエンテーション型プログラム(2019.11.14)
私立田園調布雙葉小学校

2019.11.14

11月14日(木)私立田園調布雙葉小学校6年生117名が「うえのウェルカムコース:オリエンテーション型プログラム」に参加しました。

オリエンテーション型プログラムは、上野公園のミュージアムの楽しみ方を紹介し、「ミュージアム・スタート・パック」の使い方を伝えるオリエンテーションを軸としたプログラムです。学校の先生との打ち合わせを通して、授業の目的や活動の狙いに合わせた活動を作ります。

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鑑賞実践講座⑥|ファシリテーション実践〜スペシャル・マンデーに向けて〜

2019.11.11

鑑賞実践講座・第6回
「ファシリテーション実践〜スペシャル・マンデーに向けて〜」
日時|2019年11月11日(月)13:00~17:00
場所|東京都美術館アートスタディルーム
講師|三ツ木紀英さん(NPO法人 芸術資源開発機構(ARDA))


今回の目標:スペシャルマンデーに向けて実践を重ねる。ファシリテーションのふりかえりについて学ぶ。
 今回はまずはじめに三ツ木さんのファシリテーションでVisual Thinking Strategiesの鑑賞を改めて体験します。とびラーは4月からこれまで、講座の中やスペシャルマンデーの実践、またとびラボでの実践を通してVisual Thinking Strategiesにそれぞれ親しんできています。これまでの経験を経て、改めて三ツ木さんのファシリテーションを観察し、新たに見えてくることがあるでしょうか。

 

 

 

 鑑賞作品として選ばれたのは、現在開催中の「コートールド美術館展」の展示作品の2点です。どちらも印象派のセザンヌの風景画で、未完(描きかけ)の作品も含まれています。人物など、鑑賞のきっかけとなるモチーフが描かれていない作品は、前回の講座で紹介した「美的発達段階」のはじめの段階の鑑賞者には鑑賞が難しいとされています。

 

 

 Visual Thinking Strategiesの鑑賞と、三ツ木さんのファシリテーションの観察を終えたとびラーたちはそれぞれの気づきをシェアしあいました。

 


次に、Visual Thinking Strategiesの実践を行います。

 

 ここからは、NPO法人ARDAのファシリテータにも協力していただき、各グループでファシリテーションの「ふりかえり」も行いました。「ふりかえり」とは、Visual Thinking Strategiesの鑑賞の場で鑑賞者にどんなことが起こっていたか、それがファシリテーターのどんな振る舞いから引き起こされていたかをふりかえるものです。ファシリテータが鑑賞者の意見を整理したり、関連づけることができていたか、それによって鑑賞が深まる場が作れていたかなどをふりかえることで、ファシリテーションスキルの向上を目指します。

 


 

 最後に、コートールド美術館展で行われる学校来館プログラム「スペシャル・マンデー」についてMuseum Start あいうえのの担当者 鈴木智香子さんからプログラムの連絡があり、第6回は終了しました。

 

 ここから11月、12月のスペシャル・マンデーを経て、鑑賞講座最終回へと進みます。
とびラーのみなさん、スペシャル・マンデーでのご活躍を楽しみにしています!

 

(東京藝術大学美術学部 特任助手 越川さくら)

【あいうえの連携】ミュージアム・トリップ:市民ボランティア団体 きらきら星ネット(2019.11.10)

2019.11.10

2019年11月10日(日)、Museum Start あいうえのダイバーシティ・プログラム「ミュージアム・トリップ」が東京都美術館で行われました。

「ミュージアム・トリップ」プログラムは、さまざまな状況にあるこどもたちにミュージアム・デビューの機会をつくるプログラムです。こどもたちの学習を支援している団体や児童養護施設、海外にツールを持つこどもたちを支援する団体など、各分野の専門機関と連携して実施しています。本年度2回目の実施となる「ミュージアム・トリップ」では、都内にある市民ボランティア団体「きらきら星ネット」と連携をして、活動を行いました。

 

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アクセス実践講座⑥|「企画を立てる…ワークショップを計画する」

2019.11.03

アクセス実践講座・第6回
「企画を立てる…ワークショップを計画する」
日時|2019年11月3日(日)13:30~16:30

場所|東京都美術館アートスタディルーム

講師|伊藤達矢(東京藝術大学)


【あいうえの連携】オープンデイ キュッパ・チャンネル③(2019.11.2) 〈デビュー・プログラム〉

2019.11.02

11月2日(土)、木々が秋の色に変わり始めた上野公園を舞台に、今年度3回目のファミリー向けプログラム「キュッパ・チャンネル」が開催されました。
「デビュー・プログラム」は、初めて「あいうえの」に参加する人のためのプログラム。「展覧会鑑賞」と「こども建築ツアー」の2つのコースを用意しています。美術館の講堂を会場に、午前と午後の2回実施され、あわせて約70組のこどもとファミリーが参加しました。プログラム担当は、東京都美術館(以下、都美)の河野佑美と柿澤香穂、サポートは浜岡聖です。

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【あいうえの連携】オープンデイ キュッパ・チャンネル③(2019.11.2)
〈リピーター・プログラム:ぼうけん部〉

2019.11.02

11月2日(土)、木々が秋の色に変わり始めた上野公園を舞台に、今年度3回目のファミリー向けプログラム「キュッパ・チャンネル」が開催されました。
「ぼうけん部」は、これまで「あいうえの」に参加したことがあるこどもたちを迎え、上野公園の文化施設に出かけるリピーター・プログラム。
今回の行き先は恩賜上野動物園(以下、動物園)と東京藝術大学(以下、芸大)。午前・午後の2回開催で、合計43組のこどもとその保護者、9名のアート・コミュニケータ(とびラー)が活動しました!
プログラムを担当したのは、Museum Start あいうえのプログラム・オフィサーの山﨑日希です。

撮影:中島佑輔

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【あいうえの連携】オープンデイ キュッパ・チャンネル③(2019.11.2)
〈リピーター・プログラム:キュッパ部〉

2019.11.02

11月2日(土)、木々が秋の色に変わり始めた上野公園を舞台に、今年度3回目のファミリー向けプログラム「キュッパ・チャンネル」が開催されました。
「キュッパ部」では、18組の子どもたちとその保護者が上野公園を舞台に活動をしました。それでは、この日の活動の様子をお届けします!
キュッパ部は、絵本「キュッパのはくぶつかん」のストーリーを題材に、主人公の丸太の男の子 “キュッパ” のように、自分の周りに広がる世界をよく観察し、誰かとまなざしを共有する楽しさを体験するプログラムです。

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【あいうえの連携】オープンデイ キュッパ・チャンネル③(2019.11.2) 〈ムービー部〉

2019.11.02

「ムービー部」は、デビューする人もリピーターの人も参加できるプログラム。5回連続で開催するうちの3回目が、この日開催されました。
“ミュージアム・チューバー”を目指して、今回は17名の参加者が1ヶ月ぶりに再会しました。
プログラム担当は、Museum Start あいうえのプログラム・オフィサーの鈴木智香子です。そして講師として、映像作家の森内康博さんを迎えます。

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建築実践講座④|「ワークショッププランニング2:都美の建築空間を生かしたプロフラムづくり」

2019.10.26

建築実践講座の4回目を行いました。大型台風による延期で、当初の予定から2週間倒しての開催です。内容は、前回に続き「ワークショッププランニング」。2回目となる今回は、「都美の建築空間を生かしたプロフラムづくり」がテーマです。1〜3回目の講座で知ったことや他のプログラムでの経験も活かしながら、都美建築を楽しむプログラムを考えてみます。

 
●プログラムを考える
冒頭ではツアーに限らず様々な方法で行われている都美以外のプログラム事例も紹介。そして早速4人のグループをつくり、アイディアを練りはじめます。
制限時間は60分。最後は、簡単な企画書をつくります。
・プログラム名
・対象者
・実施日時
・テーマやトピック
・テイクホームメッセージ(参加者に持ち帰ってほしい体験)
・具体的な内容、アイテム、タイムスケジュール等
これらを具体的に想定しながら企画を組み立てていきます。
まずは思いつくことをどんどん付箋に書き込みます。
グループのメンバーは6〜8期が混ざり合うように構成され、都美で過ごしてきた時間の長さや経験値も様々なメンバーと協働していきます。
 
途中、館内にも足を運び、実際の場所を確かめにいくグループも。
●全員にみせる コメントし合う
一度企画ができあがったら、今度は他のグループのメンバーにも見てもらう時間です。その際、3つの視点でコメントをし合います。
・このポイントいいね!
・ここをこうするともっと良くなる(提案)
・質問
これらを3色の付箋で書き残していきます。
 
●プラッシュアップ
全てのグループの企画書を読み終えたら、自分のグループに戻ります。
集まった3色のふせんを読んで、企画を完成させていきます。プラッシュアップの制限時間は30分です。客観的な意見や提案が入ることで、さらに具体的なアイディアを考えることができたり、煮詰まっていたポイントを解決するヒントにもなります。
●発表
最後は、発表の時間。各グループから代表のとびラーが前に出て、自分のグループの企画を1分でみなさんに伝えていきます。

色・形を見つけながら都美建築に親しむものや、椅子を持って座りたい場所を探しに行くというちょっと変わった案まで、都美の建築という要素は同じでも、グループごとに様々なアイディアがまとまりました。もう少し練ればすぐに実現できそうな案もあります。

今日は短い時間の中でしたが、数名のメンバーと一緒にギュッとアイディアを出し合ったり、意見し合う時間を持ったりと、プログラムを企画する練習を行いました。ぜひ今後のプログラムを企画する際に、今日の感覚を生かしてみてほしいと思います。

 

(東京藝術大学美術学部特任助手 大谷郁)

鑑賞実践講座⑤|ファシリテーション事前準備

2019.10.21

鑑賞実践講座・第5回
「ファシリテーション事前準備」
日時|2019年10月21日(月)13:00~17:00
場所|東京都美術館アートスタディルーム
講師|三ツ木紀英さん(NPO法人 芸術資源開発機構(ARDA))


Visual Thinking Strategiesのファシリテータは、事前の準備にたくさんの時間をかけます。鑑賞者について知り、鑑賞者に合わせて作品を選出します。当日の現場が始まる前からファシリテーションは始まっています。今回はその「事前」のファシリテーション準備についてみなさんで考えていきます。

今回の目標:当日の現場が始まる前の「事前」のファシリテーションについて知る

 

<作品選びのポイント>
 まず、講師の三ツ木さんから、作品の選び方についてレクチャーがありました。
 

「認知心理学者のアビゲイル・ハウゼンがまとめた『美的発達段階』の考え方では、アート作品の鑑賞などを通した美的体験における発達の段階が、5段階あることが示されています。この美的発達段階の考え方を元に、第一段階・第二段階の鑑賞者(美術館に来館するほとんどの人がここに含まれる)が鑑賞を深めやすい作品の選定について考えます」

 

 

「まず物語性を見出しやすいか、という視点が作品を選ぶ時に有効です。特に子どもなど、第一段階の鑑賞者は自分の知っていることに基づいて見たものを理解しようとしたり、作品の中に物語を見出そうとするという傾向があるためです。それだけではなく、多義性(1つの答えではなく、様々な見方をできる)を感じられる作品であるかどうか、興味を刺激したり、理解可能なきっかけがあるかという視点も大切です」

 

 

鑑賞者の段階に合わせた作品の内容から始まり、実際の展示室で鑑賞しやすい位置にある作品か、また1作品目と2作品目のシークエンス(連続性)などにも気を配って作品を選定することが重要とのお話もありました。作品選びのポイントを知ったところで、グループになって実際に作品を2作品選んでみました。

 

 

また、選んだ作品について全体で発表し、気づいたことを共有しました。

 


 

<事前準備:「ひとりVTS」>

 

「事前準備では、まずファシリテータ自身が作品をよく見て、作品の魅力を掴んでおくことが大事」と三ツ木さんは言います。

 

「ひとりVTS」と呼ばれる準備では、まず作品をよく見て、様々な要素を付箋に書き出していきます。なるべく多くの視点で作品を見ることが重要です。次に書き出した意見が主観的解釈なのか、客観的事実なのかで分類し、主観的解釈の意見に対しては、「作品のどこからそう思ったか」を自分自身につっこんで質問して作品の中に根拠を求めます。

 

その後、それぞれの意見をグループ化し、グルーブに「小見出し」をつけたり、グループごとの関係性を見たりして全体を把握します。

 

 


<Visual Thinking Strategies実践>

 

 最後はいつもの通り、実践を行いました。

 


 

 次回からは、ファシリテーションの事前準備で「ひとりVTS」を行い、作品について、より深くその魅力に迫っていくVisual Thinking Strategiesをしていければと思います。

 

(東京藝術大学美術学部 特任助手 越川さくら)

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