2022.09.12
第4回鑑賞実践講座|「展示室で学ぶ場づくり 〜スペシャル・マンデーに向けて〜」
日時|2022年9月12日(月)9:30〜15:00
会場|東京都美術館 アートスタディルーム、スタジオ、ギャラリーA・B・C(フィン・ユール展会場)
講師|三ツ木紀英(NPO法人 芸術資源開発機構(ARDA)、石丸郁乃(Museum Start あいうえの)
内容|
・「スペシャル・マンデー」の事前〜当日〜事後の流れを学ぶ
・会場を知る
・作品保護について考える
第4回の講座では、とびラーが活動する「Museum Start あいうえの」の学校プログラム「スペシャル・マンデー」に向けて、実際の展示室の中で、鑑賞の場づくりについて考えました。また、Visual Thinking Strategies(ビジュアルシンキングストラテジーズ:複数の人で対話をしながら作品を鑑賞する手法。略称:VTS)のファシリテーションのための事前準備について学びました。
まず、「Museum Start あいうえの」のプログラム・オフィサーである石丸郁乃さんから、「スペシャル・マンデー」の概要と、事前授業〜当日の展覧会鑑賞〜事後授業まで行うプログラムの流れについてのレクチャーがありました。
次に、作品保護を考えながら適切に鑑賞する場作りや、実際の展示室の確認、また鑑賞のポイントについても議論しました。
(とびらプロジェクト コーディネータ 越川さくら)
2022.08.29
第3回鑑賞実践講座|「ファシリテーション基礎(2)」
日時|
A日程:2022年8月7日(日)9:30〜16:30
B日程:2022年8月29日(月)9:30〜16:30
会場|
A日程:東京藝術大学 第3・4講義室
B日程:東京都美術館 アートスタディルーム・スタジオ
講師|三ツ木紀英(NPO法人 芸術資源開発機構(ARDA)
内容|
・Visual Thinking Strategies ファシリテーション分析
・Visual Thinking Strategies ファシリテーション実践
第3回は、前回に引き続き、NPO法人 芸術資源開発機構(ARDA)の三ツ木紀英さんから、Visual Thinking Strategies(ビジュアルシンキングストラテジーズ:複数の人で対話をしながら作品を鑑賞する手法。通称:VTS)におけるファシリテーションの基礎を学ぶ2回目です。
観察・分析・実践を繰り返しながら、ファシリテーションの基礎を身についけていきました。
A日程 東京藝術大学講義室での講座の様子
B日程 東京都美術館会場での講座の様子
(とびらプロジェクト コーディネータ 越川さくら)
2022.08.22
第2回鑑賞実践講座|「ファシリテーション基礎(1)」
日時|
A日程:2022年8月6日(土)9:30〜16:30
B日程:2022年8月22日(月)9:30〜16:30
会場|
A日程:東京藝術大学 第3・4講義室
B日程:東京都美術館 アートスタディルーム・スタジオ
講師|三ツ木紀英(NPO法人 芸術資源開発機構(ARDA))
内容|
・鑑賞体験
・ファシリテーションのポイント観察
・Visual Thinking Strategies ファシリテーション実践
第2回からは、NPO法人 芸術資源開発機構(ARDA)の三ツ木紀英さんを講師に迎え、Visual Thinking Strategies(ビジュアルシンキングストラテジーズ:複数の人で対話をしながら作品を鑑賞する手法)におけるファシリテーションを学びながら、作品をよりよく観察することや、アートを介したコミュニケーションの場づくりについて考えていきます。
第2・3回は、ファシリテーションの基礎を学ぶ二日間です。
A日程とB日程に分かれて多くのとびラーが参加し、東京藝術大学の会場と、東京都美術館の会場でそれぞれ講座を実施しました。
午前は、三ツ木さんのファシリテーションを観察をメインに。どのような振る舞いや声かけをしているか、その意図は何か、それぞれの視点について議論をしながら理解を深めていきました。
午後は、アートカードゲームをしながら、ファシリテーションの観察を行いました。
A日程 東京藝術大学講義室での講座の様子
B日程 東京都美術館会場での講座の様子
(とびらプロジェクト コーディネータ 越川さくら)
2022.07.16
第1回鑑賞実践講座|「ミュージアム体験とは?」
日時|2022年7月16日(土)13:30〜16:30
会場|東京都美術館 講堂
講師|熊谷香寿美(東京都美術館アート・コミュニケーション係長・とびらプロジェクトマネジャー)
初回講座では、とびらプロジェクトマネジャーの熊谷さんから、今年度鑑賞講座の目標である「作品をよく観察する方法を身につける」ことについてのレクチャーを行いました。
今年度は特に、実際のモノをともに見ることをあらためて大切にしながら講座を進めていきます。
講座 目標 |
作品をよく観察する方法を身につける。 ・作品を観察し、その視覚的イメージを言語化し、複数の人でその言葉を聞き合うことで、作品をさらによく観察する。 ・視覚的イメージを媒介にして、共同的な思考の場をデザインする。 |
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(とびらプロジェクト コーディネータ 越川さくら)
2022.01.27
第7回鑑賞実践講座|「1年間のふりかえり・この活動の目指すところ」
日時|2022年2月14日(日)13:30〜16:30
会場|オンライン
講師|稲庭彩和子(東京都美術館 学芸員・とびらプロジェクトマネジャー)、三ツ木紀英(NPO法人 芸術資源開発機構(ARDA))
内容|
・「作品選び」について
・1年間のふりかえり・この活動の目指すところ
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今年度の鑑賞実践講座最終回となる第7回では、稲庭彩和子さん、三ツ木紀英さんを講師に迎え、あらためて1年間の学びと実践をふりかえり、この活動の目指すところについて、みなさんで考える時間になりました。
稲庭さんからは、歴史的な流れの中で「対話的な学び」が必然性をもって生まれてきた背景について、また、ミュージアムが今なぜ「民主的な対話の場」として価値づけられようとしているのかについて、とびらプロジェクトのあり方と結びつけてお話しがありました。
とびラーは、稲庭さんからの話を受け、「とびらプロジェクト」で対話的に学び、アートを介して民主的な対話の場を生み出していく活動がどんな意味をもつのか、あらためてこの「活動」の目指すところについて、この1年の体験をもとに話し合いました。
とびラーは、1年間の講座やとびラボやプログラムでの活動の中で、とびラー同士やプログラム参加者とともにモノを見つめ、対話する実践を繰り返してきました。
その中で、固定化しがちな一方向的なモノの見方に自ら気づき、
他者と一緒にさまざまな視点からもモノをみつめる楽しさや、
そこから生まれるウェルビーイングな状態を実感したとびラーも多かったと思います。
後半は、2〜6回の講座を担当してきた三ツ木さんと、稲庭さんによる対談を行いました。
コロナ禍で一般化したオンラインでの作品鑑賞とホンモノの作品を前にした鑑賞との明確な違いについて、また、アートを鑑賞することの魅力の本質について、実感をもって語られる三ツ木さんと稲庭さんのトークにとびラーが耳を傾けました。
講座の間、Zoomのチャットには、とびラーからの声がたくさん届けられました。それぞれの体験から講座での学びを振り返る言葉の数々に、とびラーが一年間体験してきた場の一つ一つが「民主的な対話の場」となっていたことを実感できる最終回でした。
オンラインでの学びと、美術館での実践の積み重ねてきた2021年度鑑賞実践講座、これにて解散です。みなさん、ありがとうございました!
(とびらプロジェクト コーディネータ 越川さくら)
2021.11.15
第6回鑑賞実践講座|「コーチング/VTSファシリテーションの実践とふりかえり」
日時|11月15日(日)13:00〜17:00
会場|オンライン
講師|三ツ木紀英(NPO法人 芸術資源開発機構(ARDA))
・鑑賞者の「美的発達段階」について
・10月のスペシャル・マンデーでの実践のふりかえり
・グループ鑑賞の実践
・ふりかえり(コーチング)の仕方について
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第6回となる今回は、ファシリテーションの様子をふりかえり、改善ポイントなどを確認する「ふりかえり(コーチング)」について学ぶことを中心にオンラインで講座を行いました。
まず初めに、10月に行ったスペシャル・マンデーでの様子を三ツ木さんとともにふりかえりフィードバックを行いました。
また、Visual Thinking Strategiesの前提となる、鑑賞者の「美的発達段階」について、その考え方や、それぞれの段階の特性を生かした豊かな鑑賞について考えました。
後半は、グループワークでグループ鑑賞とふりかえり(コーチング)の実践を行いました。
それぞれのグループで「鑑賞者」「観察者」「ファシリテータ」に分かれて鑑賞と場の観察をした後、グループ内でそれぞれの役割から鑑賞の場づくりをふりかえり、気づきを共有しました。
今後も、一つ一つの実践を自分たちの力でふりかえり、より良い鑑賞に繋げていければと思います。
(とびらプロジェクト コーディネータ 越川さくら)
2021.10.04
第5回鑑賞実践講座|「ファシリテーション事前準備」
日時|10月4日(日)13:00〜17:00
会場|オンライン
講師|三ツ木紀英(NPO法人 芸術資源開発機構(ARDA))
内容|作品に近づく事前準備(ひとりVTS)
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第5回の講座では、ファシリテーションの事前準備についてオンラインで三ツ木紀英さんのレクチャーが行われました。
Visual Thinking Strategies(ビジュアルシンキングストラテジーズ:複数の人で対話をしながら作品を鑑賞する手法。通称:VTS)のファシリテーションは、事前の準備を行うところから始まります。
事前にじっくりと時間をかけて、作品を鑑賞・観察・分析する準備を、ファシリテータがひとりで作品をよく見ることから、「ひとりVTS」と呼んでいます。
今回は、模造紙とふせんを使った作業をオンラインでできるGoogleのアプリ「Jambord」を使って、とびラーのみなさんがそれぞれ「ひとりVTS」を行い、作品の魅力を掴むことを目指しました。
(とびらプロジェクト コーディネータ 越川さくら)
2021.08.30
第4回鑑賞実践講座|「展示室で学ぶ場づくり 〜スペシャル・マンデーに向けて〜」
日時|8月30日(日) AMチーム 9:30〜13:00 / PMチーム 14:00〜17:30
会場|東京都美術館 アートスタディルーム、ギャラリーA・B・C、講堂
講師|三ツ木紀英(NPO法人 芸術資源開発機構(ARDA)、鈴木智香子、石丸郁乃(Museum Start あいうえの)
内容|
・「スペシャル・マンデー」の事前〜当日〜事後の流れを学ぶ
・会場を知る
・作品に近づく事前準備(作品研究グループワーク)
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第4回の講座では、とびラーが活動する「Museum Start あいうえの」の学校プログラム「スペシャル・マンデー」に向けて、実際の展示室の中で、鑑賞の場づくりについて考えました。また、Visual Thinking Strategies(ビジュアルシンキングストラテジーズ:複数の人で対話をしながら作品を鑑賞する手法。略称:VTS)のファシリテーションのための事前準備についてグループワークを通して学びました。
感染症予防対策のため、とびラーは午前チーム/午後チームに分かれて講座に参加しました。
まず、「Museum Start あいうえの」のプログラム・オフィサーである鈴木智香子さんから、「スペシャル・マンデー」の概要と、事前授業〜当日の展覧会鑑賞〜事後授業まで行うプログラムの流れについて説明を聞きました。
そして、9月に実施する「スペシャル・マンデー」で学校の子どもたちと鑑賞する「Walls & Bridges 世界にふれる、世界に生きる」展の展覧会会場へ。展示室の動線を確認しながら、実際の作品の前で鑑賞の場を作るイメージを持ちました。
アートスタディルームでは、VTSファシリテーションの事前準備として、作品研究の方法をグループワークを通して学びました。
(とびらプロジェクト コーディネータ 越川さくら)
2021.08.30
第4回鑑賞実践講座|「展示室で学ぶ場づくり 〜スペシャル・マンデーに向けて〜」
日時|8月30日(日) AMチーム 9:30〜13:00 / PMチーム 14:00〜17:30
会場|東京都美術館 アートスタディルーム、ギャラリーA・B・C、講堂
講師|三ツ木紀英(NPO法人 芸術資源開発機構(ARDA)、鈴木智香子、石丸郁乃(Museum Start あいうえの)
内容|
・「スペシャル・マンデー」の事前〜当日〜事後の流れを学ぶ
・会場を知る
・作品に近づく事前準備(作品研究グループワーク)
―――――――――――――――――――――
第4回の講座では、とびラーが活動する「Museum Start あいうえの」の学校プログラム「スペシャル・マンデー」に向けて、実際の展示室の中で、鑑賞の場づくりについて考えました。また、Visual Thinking Strategies(ビジュアルシンキングストラテジーズ:複数の人で対話をしながら作品を鑑賞する手法。略称:VTS)のファシリテーションのための事前準備についてグループワークを通して学びました。
感染症対策のため、とびラーは午前チーム/午後チームに分かれて講座に参加しました。
まず、「Museum Start あいうえの」のプログラム・オフィサーである鈴木智香子さんから、「スペシャル・マンデー」の概要と、事前授業〜当日の展覧会鑑賞〜事後授業まで行うプログラムの流れについて説明を聞きました。
そして、9月に実施する「スペシャル・マンデー」で学校の子どもたちと鑑賞する「Walls & Bridges 世界にふれる、世界に生きる」展の展覧会会場へ。展示室の動線を確認しながら、実際の作品の前で鑑賞の場を作るイメージを持ちました。
アートスタディルームでは、VTSファシリテーションの事前準備として、作品研究の方法をグループワークを通して学びました。
(とびらプロジェクト コーディネータ 越川さくら)
2021.08.15
第3回鑑賞実践講座|「ファシリテーション基礎(2)」
日時|
A日程 8月2日(月)9:30〜16:30
B日程 8月15日(日)9:30〜16:30
会場|オンライン
講師|三ツ木紀英(NPO法人 芸術資源開発機構(ARDA)
内容|
・映像を使ったファシリテーション分析
・Visual Thinking Strategies ファシリテーション実践
―――――――――――――――――――――
第3回は、前回に引き続き、NPO法人 芸術資源開発機構(ARDA)の三ツ木紀英さんから、Visual Thinking Strategies(ビジュアルシンキングストラテジーズ:複数の人で対話をしながら作品を鑑賞する手法。通称:VTS)におけるファシリテーションの基礎を学ぶ2回目です。
今回も、たくさんのとびラーが参加するため、A/B 2つの日程に分けてオンラインで行いました。
展示室で、実際にVTSの手法を用いて子どもたちが作品を鑑賞する映像を視聴し、その中でファシリテータがどのような振る舞いをしているかについてより詳細に分析していきました。
前回とびラーのみなさんが自ら発見したキーワードに、今回新たに発見したVTSファシリテーションのポイントが追加され、ファシリテータの振る舞いの全容が見えてきました。
後半は、発見したファシリテーションのポイントをもとに、実際にVTSのファシリテーション実践を行いました。
2日間に渡って集中的にVTSファシリテーションの基礎を学ぶ「VTS合宿」でした。
とびラーのみなさん、お疲れ様でした!
(とびらプロジェクト コーディネータ 越川さくら)