東京都美術館× 東京藝術大学 「とびらプロジェクト」

活動紹介

スクールマンデー:中野区立多田小学校の鑑賞授業

2012.09.10

東京都美術館(以下:都美)がリニューアルオープンしてはじめて学校単位での鑑賞授業が行われました。スクールマンデー<対話を通した作品鑑賞>は都美のアートコミュニケーション事業の一貫である「先生とこどものためのプログラム」の一企画として実施されており、普段は来館者が多く学校単位での鑑賞が難しい特別展を休室日に特別開室し、鑑賞教育の実践の場としています。学芸員やアートコミュニケータとして都美で活動をするとびラー(現段階ではとびラー候補生:以下とびコー)が中心となり、こどもたちとの対話を中心に、自由な発想を引き出しながら、主体的に鑑賞できるようなお手伝いをします。本日お越し頂いたのは、中野区立多田小学校(以下:多田小)の6年生のみなさん48人です。はじめに担当学芸員の稲庭さんから展示室内でのルールやマナーについてお話がありました。

 

展示室に入るとまずは1フロアずつ自由に作品を鑑賞して行きます。実は多田小のみなさん、都美に来る前に、どんな作品が展示されているのかを予習して来ています。予習と言ってもお勉強ではなく、「どんな作品に出会えるのかな?」「本物の作品ってどんなだろう」と、美術館に来る前にワクワク感を持ってもらう為の心の準備です。遠足にしても、お祭りにしてもそうですが、本番よりも本番を迎えるまでの心の中の時間が充実していればしているほど、素晴らしい体験につながる可能性が大きくなります。そのため、多田小のみなさんに都美へお越し頂くまでには、何度も担任の先生と学芸員とで連絡を取り合いながら、事前の準備をさせて頂きました。その甲斐あってみなさん、予め自分が凄く見たいと思っていた作品の前に立って「あったあった!」と嬉しそうにお話をしていました。もちろんこの日は休室日、他のお客さまはいません。作品の前で自由に感想を語り合っても大丈夫です。

 

まずは、個々人でじっくり鑑賞しますが、こどもたちには「つぶやきシート」というプリントを配布してあります。気になっていた作品の前で、気付いたことをメモしてゆきます。少し思ったことを言葉にすることで、自分が思っていたことを再確認することができるからです。これは、こともたちが絵の世界にゆっくりと入って行くためのきっかけとしての「つぶやき」でもあります。「絵画を鑑賞する」ような行為、つまり、動きもない、音も無いモノを前に、見つめることを切り口としながら、自分の心の中に入って行く体験は、こどもたちの日常の生活の中ではなかなかありません。絵を鑑賞することは、絵を通して自分と対話することでもあります。そして、鑑賞すること(鑑賞を通した教育とは)は、「素晴らしい絵を拝見すること」「絵の意味を正しく理解すること」に治まる体験ではありません。鑑賞教育とは、絵の素晴らしさを教える教育ではなく、目の前のモノに素晴らしさ(価値)を感じとれる心を育てる教育を意味しているのだと思います。「素晴らしい絵」があるから人の心に感動があるのではなく、感動する心があるからこそ、「素晴らしい絵」が残されるのだと考えます。つまり、その絵を素晴らしいと思う心の素晴らしさを育む機会が、いつもとは少し違った自分たちだけの美術館での体験なのです。

 

個々人での鑑賞のあとは、4班に分かれてグループで鑑賞します。グループ鑑賞ではVTSの鑑賞方法を用いながら進められました。ファシリテータは学芸員の稲庭さん、武内さん、河野さん、それにスクールマンデー実践講座で講師を担当されている三ツ木さんです。(とびコーさんはサポートに入ります。)
はじめは、どんな風に作品の前に立ってよいか分からなかったこともだちも、ファシリテータの「この絵の中でなにが起こっていますか?」という質問をきっかけに、次第にこどもたちの「つぶやき」は大きな声へと変わって行きました。

グループ鑑賞では、こどもたちが絵の中で起こっている出来事を一つひとつ言葉にして紡ぎだして行きました。思わず立って説明をするくらい夢中になる子もいました。ちょっとお話することが苦手な子は、他の同級生の意見を聞いて、自分のつぶやきをメモするなど、それぞれのやり方で参加をしている様子でした。見る→発見する→共有する→個々人の感想として心に蓄える→(見る)、グループでの鑑賞ではこうしたサイクルによって一人で鑑賞するのとは違った深まりを体験することが出来ます。

 

グループでの鑑賞が終わると、もう一度個々人での鑑賞に移ります。

 

こどもたちは、もう一度美術館へ来る前から出会うことを楽しみにしていた絵の前に立ちます。最初のぎこちなく「つぶやいた」言葉とは違った思いが自然に心の中に湧いてきて、それをさりげなく隣りの先生につぶやいている様な様子が伺えました。真珠の耳飾りの少女との会話はどんなだったのでしょうか。

 

展示室での鑑賞を終えて、アートスタディルームへ。今日の体験を振り返ります。

 

グループで鑑賞したときと、一人で鑑賞した時の違いなどの感想をメモします。そして、もっと興味を持ったことがあったら、ここから先は自分で調べてみましょうと先生からの宿題が出されました。
都美で実施するスクールマンデーは、学校の希望(人数、学年、滞在時間など)によってその都度先生方と相談しながら実施されます。この体験がこどもたちにとってよい思い出となれば何よりです。
(とびらプロジェクトマネージャ 伊藤達矢)

 

 

「フェルメール体操第一」&「あなたも真珠の耳飾りの少女」&「とびら楽団」大盛況

2012.09.09

マウリッツハイス美術館展も終盤になるに連れ、1日の入場者数が16000人を超える大賑わいの東京都美術館(以下:都美)。9月に入ってもまだまだ残暑厳しい昼下がりを少しだけ癒しにとびラー候補生(以下:とびコー)が今日も出動します。まずは「フェルメール体操第一」から。お客さんも一緒になって体操します。

 

体操が終わったら「とびら楽団」の演奏です。思わず子供たちは踊りだします。

 

そして、楽団の演奏を聞きながら「あなたも真珠の耳飾りの少女」プロジェクトが進められる黄金の流れ。

 

あっと言う間に「真珠の耳飾りの少女」になりたい人たちで行列が出来ました。
では、おなじみの「本日の真珠の耳飾りの少女」です。ご覧くださーい!
(とびらプロジェクトマネージャ 伊藤達矢)

 

「とびら楽団」のみなさん!

 

「あなたも真珠の耳飾りの少女」プロジェクトのみなさん!

「フェルメール体操第一」&「紙芝居プロジェクト」

2012.09.09

マウリッツハイス美術館展もいよいよ最終週に突入かという近日、またとびラー候補生(以下:とびコー)から新しい提案がありました。佐藤慶太郎記念アートラウンジで行われているのは、なんと「フェルメール体操第一」です。音頭をとっているのはあのフェルメールさんです。

 

とびコーさんのアイディアと行動力は最後まで尽きません。体操できるのは9月17日まで。さぁーみんなで、やってみよう!

 

さて、体操が終わった後は、おなじみ紙芝居のはじまりです。

 

いつも盛況の紙芝居。9月16日(14時と15時:1F佐藤慶太郎記念アートラウンジにて。前座でフェルメール体操もあります。)が最後の公演となります。まだご覧頂けていない方は、お見逃しなく!
(とびらプロジェクトマネージャ 伊藤達矢)

建築ツアー実践講座5回目:「ツアーガイドデビューにそなえる2」

2012.09.08

本日の建築ツアー実践講座も前回に引き続きとびラー候補生(以下:とびコー)による模擬建築ツアーが行われました。ツアーガイドを行うのはとびコーの淵上さんです。観客役となる他のとびコーの皆さんも、自分のツアー内容をブラッシュアップするつもりで参加します。東京都美術館(以下:都美)の改修前と改修後の違いなどについて、的確なガイドを進める淵上さんの様子。

 

淵上さんが装着しているマイクは、混雑している会場でもツアーガイドの声をクリアにお届けする為の装置です。参加者の皆さんにはイヤホンが配られ、快適な音声環境が整えられます。

 

淵上さんの建築家前川國男の人柄が伺える逸話を交えたガイドに、他のとびコーの皆さんも聞き入っている様子でした。

 

淵上さんの建築ツアーの内容について、このブログでは詳しく掲載いたしません。淵上さんの渾身のツアーは、都美の建築ツアーにご参加頂き、生のガイドで楽しんで頂ければと思います。

 

こちらはロビー階の天井の説明をしている様子。こんなところにも前川建築の粋が隠されているのですね〜。

 

模擬ツアーが終わった後は、いつもの通りアートスタディルームにもどり、建築ツアー担当講師の河野さん(学芸員)とともに振り返りを行いました。各自自分のツアーガイドと本日の淵上さんのツアーを比べながら、よりよいガイドを目指し意見交換を行いました。9月15日よりいよいよスタートするとびコーさんによる建築ツアーガイド。乞うご期待。お申し込み先はこちら→「東京都美術館:建築ツアー」
(とびらプロジェクトマネージャ 伊藤達矢)

建築ツアー実践講座4回目:「ツアーガイドデビューにそなえる1」

2012.09.01

本日の建築ツアー実践講座は、とびラー候補生(以下:とびコー)による模擬ツアー。最初のツアーガイドは秋本さん。お客様はとびコーのみなさんです。ガイドをする方も見る方も、各自自分のプランをよりよいものとするために真剣に取り組んでいました。

9月15日からいよいよ東京都美術館(以下:都美)の建築ツアーはとびコーさんのガイドによって行われます。ツアーの内容は全てとびコーさんが考えたオリジナルです。なので、人が違えば内容も違う、何度でも楽しめるツアーとなっています。ブログではとびコーさんのツアーガイドの内容は詳しく掲載しません。実際に都美に来て、建築ツアーにご参加頂けた方だけが味わえるスペシャルな内容となっています。講堂の前にあるこのレリーフにもいろいろな逸話があります。このお話は秋本さんの建築ツアーに参加した方でないと聞くことができません。

 

本番さながらの流れで屋内から屋外へとツアーは展開して行きます。

自分のツアー計画になかったアイディアや、自分だったらもっと工夫するという改善点まで細かく確認をして行きます。秋本さんのツアーはとても聞き応えのある素晴らしい内容でした。

 

続いて、関口さんの模擬建築ツアーガイドがスタート。佐藤慶太郎記念アートラウンジで説明をされている様子です。関口さんでないと聞くことのできない佐藤慶太郎(都美創設の父)にまつわるお話はとても興味深かったです。

 

都美の建築物だけのお話に留まらず、都美を設計した前川國男のさまざまな建築物と都美を比較しながら進められて行く関口ツアーは、相当の勉強量から裏付けられるしっかりとしたものでした。

 

二人の建築ツアーを終えアートスタディルームにもどり、振り返りをしました。建築ツアー担当講師の河野さん(学芸員)から感想を頂いたあとは、それぞれ感じた”優れていると思ったところ”や”もっと工夫が必要だと思ったところ”を共有しました。

河野さんが一つひとつ丁寧に意見を整理して下さいました。とても充実した模擬ツアーだったと思います。いよいよ本番直前です。みなさん是非お申し込みください。
お申し込み先はこちら→「東京都美術館 建築ツアー」
(とびらプロジェクトマネージャ 伊藤達矢)

オリジナル紙芝居「都美子のタイムトラベル」(マウリッツハイス美術館展記念)のはじまり〜

2012.08.31

マウリッツハイス美術館展にちなんだ、紙芝居の上演を行う「紙芝居プロジェクト」が進行中です。8月31日は14時と15時に講堂前にて行われました。マウリッツハイス美術館展出口で紙芝居のチラシを配るのは、とびラー候補生(以下:とびコー)のお子さんたち。姉弟ではありません、とびらプロジェクトでお友達になりました。力をあわせて協力してくれています。

 

大人のとびコーさんも子どもたちに負けずに紙芝居のコマーシャルをします。

 

紙芝居の噂を聞きつけた多くの来場者のみなさんが、集まってきました。早速紙芝居の上演開始です。

 

紙芝居のストーリや絵は全てとびコーさんの手作りです。展覧会を鑑賞した方も、これから鑑賞する方にも、よりマウリッツハイス美術館展を楽しんで頂き、充実した美術館体験をして頂きたいという思いから出来たプロジェクトです。

 

凡そ10分程度の上演時間ですが、夏休み最後の日、楽しんで頂けたでしょうか。紙芝居プロジェクト、まだまだ続きます。

(とびらプロジェクトマネージャ 伊藤達矢)

企画展恒例イベント誕生?! およそ440 人が参加~「お絵かきボードでGO!」

2012.08.31

マウリッツハイス美術館展では、小学生以下の子供を対象に、夏休み期間にお絵かきボードを貸し出していました。この磁気ボードに描いた絵をデジカメ写真に撮り、ハガキサイズのカードに印刷してプレゼントする企画「お絵かきボードでGO!」をとびラー候補生(以下、とびコー)が企画しました。開催は、8 月29 日から31 日までの3日間。新学期へのカウントダウンが始まるこの時期、美術館に来る余裕のある子はどれ位いるのでしょうか?はるか昔の自分を振り返れば、見て見ぬふりをしていた宿題に追い詰められ、過ぎ行く夏を惜しむ余裕なんてなかったけれど…。

入場待ちの長い列の中に…いるいる!日に焼けた子供たち! 入口の手前で、とびコーがフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」と同じ、青いターバンをかぶって子供たちに声をかけます。パパとママについてきただけ、という子も、青いターバン姿と「お絵かき」という言葉に「なんだかおもしろそう」と思ってくれたようです。展示会場前で磁気ボードを手に立っていると、子供達の方から近づいてきてくれました。手を動かしながらボードの使い方を覚えて、さあ出発。今日の混み具合だと、大人の背中の間から作品を覗くことになるかも…。

 

会場が混んでいて描きづらいのではないか、という心配は杞憂に過ぎませんでした。子供たちは絵画にじっくりと向き合い、真剣に、つぶさに、絵をみていました。

 

磁気ボードに描いたとは思えない繊細な筆致、迷いのないまっすぐな輪郭、彼らは実にのびのびと、自分の目で見たものをストレートに表現しています。背景を黒くするなど、磁気ボード独特の表現技法を見つけた子もいました。

では、さっそく印刷してみましょう。額縁が更に絵を引き立てます。そのまま自宅で飾るのもよし、白黒で印刷することで「ぬり絵」になるので、展示作品を思い出しながら色鉛筆などで色を塗る楽しみもあります。

女の子は「椅子の傍らの少女」、男の子は「ヴァニタスの静物」が人気でした。
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お絵かきボードに絵を描くことは、観るだけの鑑賞と比べ、作品とじっくり向きあうこができます。ただ、残念ながら、磁気ボードに描いた絵は、持って帰ることができません。美術館で本物の作品と向き合うという貴重な体験を何とかカタチに残したい…。その答えが、今回の企画でした。描いた絵を部屋に飾る。おじいちゃんおばあちゃんに描いた絵を見せて、美術館で何をしたのか伝える。作品を思い出しながら色を塗る。鑑賞を美術館で終わらせず、家に帰ってからも自分で、そして家族と一緒に、作品を味わうことができます。

「子供が夢中になって、描き終わるまで親が待つはめになりました」、「小さい子供を連れてくるのが不安だったのですが、この企画のおかげで助かりました」お父さんやお母さんにとっても、子供たちの反応は想像以上だったようです。何よりも嬉しかったのは、カードに印刷された自分の絵を見た時の、子供たちの照れたような、でも嬉しそうな笑顔でした。もっとやりたい、と会場に戻って別の作品を描いて持ってきた女の子、お絵かきボードとカードに印刷された絵を何度も何度も見比べていた男の子。彼らにとって、美術館は「混んでいて退屈な場所」にはならないことでしょう。また、絵の正面のスペースを子供たちに空けてくださったり、ボードに描かれた子供たちの絵を観ながら、改めて作品の感想を語り合う大人のお客様の姿も印象的でした。

ずっと観てみたかった名画に美術館で会えるだけで確かに満足できます。でも、その名画の前で絵を描く子供がいたり、その子の絵をみて話しかける大人、カタログを手に1 枚の絵をじっと見つめる人など、美術館で思い思いに作品を楽しむ人々の姿があったら、そこで過ごす時間はさらに豊かに、心に残るものになるのではないでしょうか。この3 日間で「お絵かきボードでGO!」を体験した子供たちはおよそ440 名。この子たちは次に東京都美術館に来た時も、きっとお絵かきボードを探すことでしょう。「大人はお絵かきが出来ないのですか?」という声も沢山いただきました。この企画を終わらせることなく、さらに工夫を重ねて、またいつかみなさんをお迎えしたいです。

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とびラー候補生:筆者:山本明日香(やまもと あすか)
千駄木で夫と2人暮らし。15 年勤めた民放テレビ局を数年前に退職。会社の仕事にかまけて出来なかったことに少しずつ挑戦中。美術以外で気になるテーマは、うつわ、テキスタイル、リフォーム、ニュージーランド、そして食。食べて鍛える「舌の筋トレ」歴10 年。

名刺をつくろう:活動中間報告

2012.08.30

とびらプロジェクトマネージャの伊藤達矢です。
とびラー候補生(以下:とびコー)による、自分たちの名刺づくりプロジェクトが進められています。
ここではその活動の中間報告を紹介します。記述は、とびコーの中川さん、新倉さん、松澤さんです。
 
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とびラー候補生は基礎講座を受け、基本的な知識を身につけます。その基礎講座の中で、自分のアイディアを形にする方法を教えてもらいました。教えてもらった裏ワザを一つご紹介したいと思います。
★良いアイディアを思いついたら、少なくとも3人の仲間を集めるべし。
同じような事を考えていたり、やってみようよ!という意欲的な仲間と3人グループを組みます。企画の立ち上げ時は3人という人数が多すぎず、少なすぎず、絶妙に理にかなっているのです。

基礎講座では、実際に3人で何か企画を考えてみましょうという実習を行いました。そこで出たのがこの「名刺欲しくない?」という案でした。私もとびコーとして、未熟ではありますが、もっともっと皆様のお役に立ちたいな~と日々考えています。そのためには、名刺を作ってとびラーをどんどんアピールしていかなきゃ!というわけで、名刺づくりの案にとびつきました。
そんなこんなで、名刺を作ろう!!企画を小人数の3人でスタートしました。そして、呼びかけたところ、同じ事を考えていた方が沢山いらっしゃいました。
(文責:中川)

「名刺をつくりたい!」という呼びかけにのっかった1号です。共感したメンバーと打ち合わせを重ね、私はデザインを担当することに。3人組を中心にそれぞれが意見を述べたり、役割を分担して楽しい打ち合わせになりました。とびコーには様々な職種や世代の人がいるのでついつい違う話に脱線も・・・(笑)
とびらプロジェクトの楽しさや活動が伝わえる名刺になったので、今まで美術館と縁がなかった人にも届いてくれると嬉しいです。
(文責:新倉)
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同じデザインの名刺を持つことでとびラー候補生の一体感もUP。これからまた様々なアイデアが生まれ、沢山の出会いがあることでしょう。「とびらプロジェクトって何?」「とびラーって何してるの?」ーそんなとき、名刺がサポートします。
名刺を渡して会話が弾み、新しいコミュニケーションのきっかけになれば嬉しいと思います。
(文責:松澤)

とびかんバトンプロジェクト:準備中

2012.08.29

とびらプロジェクトマネージャ伊藤達矢です
とびラー候補生(以下:とびコー)によってまた新しいプロジェクトが生まれようとしています。準備中の様子をご紹介します。記述はとびコーの成島さんです。
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来館者の方々がつながっていくイベントとして、「とびかんバトン」プロジェクトの準備をしています。2012年7月15日~9月30日まで「東京都美術館ものがたり」展が開催されていますが、その中で2日間限定でこのイベントを開催するべく、企画・準備の真っ最中です。

 

「とびかんバドン」プロジェクトは、簡単に言うと、美術館で栞を作って、他の人に渡し、他の人からもらうイベントです。来館者の方が「東京都美術館ものがたり」展に来たら、まず以前に来ていた来館者の方が絵や言葉を書いて作った栞をもらい、展示を見終わったあとに、今度は自分が栞を作って、次の来館者の方にバトンしていく、という企画です。

 

「東京都美術館ものがたり」展 は、初めてお越しになる方も十分楽しめますが、特に常連の来館者の方々は、懐かしい展示などにいろいろな思いが溢れることと思います。その思いを栞に託して、表現する、そしてそれをバトンすることによって誰かにつながっていく、という、「観て」、「体験して」、「家(日常)に持って帰る」、という楽しさを感じていただけたらな、と思っています。

とびコー:成島、林、古澤

「障害のある方のための特別鑑賞会」:マウリッツハイス美術館展

2012.08.27

東京都美術館(以下:都美)では、特別展ごとに休室日を利用して「障がいのある方のための特別鑑賞会」を実施しています。今回はマウリッツハイス美術館展が会場となりました。これまでとびラー候補生(以下:とびコー)が綿密に準備した成果を活かす日がいよいよやってきました。10時のオープンに合わせて、早朝からとびコーさんが集まり、打ち合わせや会場内の案内掲示などの準備を行いました。

 

美術館の入り口にとびコーさんがスタンバイして、車椅子でご来館される障がい者の方のサポートにあたります。
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「障がいのある方のための特別鑑賞会」の現場対応のほとんどがとびコーさんによって行われます。もちろん学芸員やとびらスタッフも対応にあたっておりますが、決して逐一指示を出すわけではありません。一度現場に立ってしまえば、みんな一緒のスタッフとして動きます。

エレベータ前にもスタンバイしています。スムーズに展示室まで行ける様にご案内します。

 

受付でもとびコーさんが、ご来館館下さった皆様お一人おひとりの対応をさせて頂いています。

 

いつもは、長蛇の列を成し、入場するまでに1時間以上かかってしまうマウリッツハイス美術館展ですが、この日は落ち着いた展示室の中でゆっくりと作品を鑑賞して頂くことが出来ました。

 

普段の人ごみでは車椅子に乗っての鑑賞は容易なことではありません。こうした機会に充実した時間を過ごして頂ければ何よりです。

 

会場では、とびコーさんが作品鑑賞のサポートしています。少しだけ絵の前でお話をさせて頂いたり、知っている範囲で質問にお答えしたりします。作品解説員ではなくアートコミュニケータ(とびコー)がいるところが都美の「障がいのある方の為の特別鑑賞会」の魅力でもあります。展示室の中でも外でも、ご来場された方々をご案内するのは、アートコミュニケータ(とびコー)の皆さんです。作品の解説ではなく、作品を通して人と人が出会える素晴らしい美術館体験ができるひと時をご提供できればと思います。

(とびらプロジェクトマネージャ 伊藤達矢)

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