4月11日(土)、とびらプロジェクトの新年度が始まりました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、とびラボなどの活動を対面で行うことはできませんが、Zoomなどのオンラインツールを駆使して活動しています。
全6回で構成されている基礎講座の第1回目は、7〜9期全員が集合するオリエンテーションとして、スタッフ紹介や活動についてのガイダンスを行いました。
今日から活動をスタートさせる9期とびラー54名が加わります。
初めて出会う人も、引き続きの人も、画面越しで顔を合わせ、7・8期をあわせた総勢142名のメンバーで新しい1年間のスタートを共にします!
オンラインでの活動は発信側からの講義形式になりがちですが、基礎講座ではハンドサインやチャット、手書きのフリップなどの使用や、少人数で話し合う時間を設けるなど、コミュニケーションの工夫をしながら、つながりを意識して講座を構成しています。
また、聴覚障害のあるとびラーの方への情報を保障するツールとして2018年度より導入している、自動音声認識アプリ「UDトーク」の使用への意識も変化しています。
講師やスタッフによる講座での利用にとどまらず、少しずつオンラインでの「とびラボ」での活用が広がり、とびラーひとり一人が情報保障の意味やツールの活用について学びあいが生まれています。
大勢で集まるのが難しい状況が続いていますが、つながりを絶やさず、再び美術館に来ることができるようになる日まで活動を続けて行きたいと思っています。
今年度もよろしくお願いします!
2020.04.11