東京都美術館× 東京藝術大学 「とびらプロジェクト」

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2025アクセス実践講座①|合理的配慮とは/社会共生について考える

 


日時|2025年7月6日(日)10:00~12:00
場所|東京藝術大学 第1講義室
講師|稲庭彩和子/独立行政法人国立美術館国立アートリサーチセンター 主任研究員
小牟田悠介/東京藝術大学 特任准教授
工藤阿貴/東京都美術館 社会共生担当


 

2025年度アクセス実践講座の第1回は、合理的配慮と社会共生について考えました。

最初に、とびらプロジェクトマネジャーの小牟田さんから講座の趣旨や東京都美術館のミッションについてお話がありました。

 

 

その後、独立行政法人国立美術館国立アートリサーチセンター の稲庭さんから「合理的配慮」について、その背景となる美術館のアクセシビリティについての歴史と、近年の世界的な流れを踏まえて紹介していただきました。

合理的配慮とは、要望のある方に対して、建設的な対話によってアクセスするために必要な対応をすること。双方があらかじめ納得して、可能な対応を個別におこなうことであると伺いました。

合理的配慮のハンドブック」を参考に美術館での実際の例をもとに考えてました。

 

 

 

とびラーの中には、ろう者や難聴者、全盲の方がいます。
様々な人や環境で活動するとびラーにとって、当事者が困りごとを要望しやすい場をつくることが大事だと気づく講座になったのではないでしょうか。

 

後半は、東京都美術館 社会共生担当の工藤さんから社会共生とは何か、東京都美術館で取り組んでいる日本手話による動画作成や、美術館の利用に不安を感じる方に向けたソーシャルストーリーの作成、展覧会広報物に音声コードを導入。また、展覧会における触図の作成などの取り組みの紹介しました。

東京都美術館の取り組みを真剣に聞いているとびラーたちの姿が印象的でした。

 

 

最後の登壇者3名によるディスカッションでは、東京都美術館のアクセシビリティがここまで行われている背景には、多様なバックグラウンドを持つとびラーが活動する中で、「その人に何ができるか」を常に考え続けていることがあるのではないか、というお話がありました。また、あらためて社会共生の重要性についても考える時間となりました。

 

「合理的配慮」という言葉を聞くと難しく感じ、何をすればよいのかわからず身構えてしまうこともあります。しかし、とびらプロジェクトで日頃実践しているように、まずは気軽に声をかけることから始めてみたいと感じた講座でした。

 

(とびらプロジェクト コーディネータ 大東美穂)

 

2025.07.07

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