東京都美術館× 東京藝術大学 「とびらプロジェクト」

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2018.01.21

お天気に恵まれたうららかな日曜日、「親子でGoGo!とびかん探検」を開催しました。

 

このプログラムは親子(小学3~6年生の子どもと保護者)を対象に、東京都美術館(とびかん)を探検して廻り、その魅力や建物の工夫を楽しみながら発見するワークショップです。

まずは親子でASR(アートスタディルーム)に集合し、子どもはお気に入りの「とびかん探検カード」を選びます。

このカードは東京都美術館の独特な「かたち」や「色使い」など、感覚的に「面白い!」ポイントをピックアップして作成したものです。(とびラー特製です!)

 

プログラムの初めにアイスブレイクをかねて、「キョロキョロ・ジー」を全員で練習します。

*「キョロキョロ・ジー」とは?・・・あちこちキョロキョロ見て、細かい部分をジーっと観察する建物の探検のコツの事です。

 

上手く練習が出来たら、子どもたちはとびラーと一緒に、いよいよ探検に出発です!

 

【発見したことはメモしていきます。】

各探検エリアで「とびかん探検カード」を手掛かりに、撮影されたポイントを発見していきます。

【真剣なまなざし!】

 

【天井に注目!】

 

カードのポイントを発見した後は、事前に練習した「建物の探検のコツ」を駆使して、今度は自分だけのオリジナルな発見にチャレンジしました。

 

【ジャンプ!何を発見したのかな?】

 

子どもたちが探検しているあいだ、大人たちはガイドによる建築ツアーに出かけます。

 

東京都美術館の歴史や建築家のこだわりについて、子どもの発見ポイントと関連を持つような内容で、40分ほど館内を見てまわりました。

 

探検の後はASRに戻って、「オリジナル探検MAP」を制作します。まずは子どもだけで、自由に探検の成果を表現していきます。

 

イラストを描いたり、発見ポイントの説明を書いたり・・・みんながそれぞれの得意な方法で制作しています。

とびかんにある「銅像」にニックネームを付けてくれたお子さんもいました(笑)。

 

その間、大人チームはツアーを通して発見した事をコメントに書き出しました。

【大人も大事な作業があります!】

 

ここで、「東京都美術館という一つの建物を、親子で別の切り口で探検する事によって、それぞれ違う発見ができること」そして「お互いの発見をシェアし、さらに深く東京都美術館の建物の魅力を知ること」という、このプログラムの狙いを説明しました。

 

ここからは大人も合流して、親子で協力してMAPを制作します。

 

【パパも真剣に!】

 

【さっそくタイルの秘密を説明!】

 

あちこちのテーブルで、楽しそうにお互いの発見についての会話が生まれていました。

 

MAPが完成した後は発表会です。

それぞれの一番好きな発見ポイントを、短い時間でしたが全員に説明してもらいました。

MAPはどれも力作ぞろい!いくつかご紹介します。

【自らマイクを持ち、堂々と発表!なんと彼は2枚も制作してくれました。】

 

【大人のコメントと子どもの発見が合体!面白いだけでなく知識もバッチリ。】

【個性あふれる楽しいMAP!表現もナイスです。】

 

 

最後に「とびかん」には、まだたくさんの見どころがある事を紹介して、本日のプログラムは終了しました。

 

【「ここ見てない」「もう一回行く?」なんて会話が!】

 

今後も東京都美術館の探検を続け、「オリジナル探検MAP」を更新していってもらえたら、伴走したとびラーとして大変うれしく思います。

 

【この穴は何だろう? まだまだ探検は続きます・・・。】

 

ご参加くださった「とびかん探検親子」のみなさま、ありがとうございました!

 


 

執筆:小谷路世(アート・コミュニケータ「とびラー」)
人×アート、人×建築、人×人・・・様々なものを繋いでいく
アート・コミュニケータの可能性を模索する3年目とびラー。

 

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