2025.07.07
日時|2025年7月6日(日)13:30〜15:30
場所|東京都美術館 講堂
講師|小野広祐/明晴学園 校長
日本で唯一日本手話と日本語、ろう文化と聴文化によるバイリンガル・バイカルチュラルろう教育を行っている私立ろう学校(特別支援学校)の明晴学園の校長小野広祐先生をお招きし、『ろう文化「ようこそ ろうの世界へ」』と題して、講座をお願いしました。
小野先生はNHK手話ニュース845 (月曜日担当)や週間手話ニュースなどでキャスターとしてテレビにも出演されています。
とびらプロジェクトではこれまでにも、難聴や手話話者のとびラーが所属していました。2022年度11期のとびラーに3名のろう、難聴の方が入りました。
現在では11期のとびラーが任期満了し、2025年度には4名のろう・難聴の方がとびラーになりました。今年度は12期〜14期のとびラーで活動がスタートしています。
日本手話は、日本語とは違う独自の文法体系を持つ少数言語の一つであることについては知らない人が多く、初めて受講するとびラーからは毎年驚きの声が上がります。
ろう者は生まれた時から視覚で情報を得ていて、手話による視覚言語で思考しています。そのため音を意識しなくてもきこえてくる聴者とろう者では思考スタイルも異なります。言語が違うと思考スタイルも異なるのです。
聞こえてくる音から周囲の状況を受けとっている聴者と違い、視覚で捉えることで認識するろう者は、みえないものは認識しないということになります。そのため、ろう者のコミュニケーションの特徴として、今の状況やこの後のこと、お互い決まったことも、その都度「確認」をします。聴者の文化を「察する文化」、ろう者の文化を「確認する文化」といったりもするそうです。この違いによって、聴者とろう者のコミュニケーションでは誤解やすれ違いが起こることがあります。小野先生の講座の中でも生活や教室で起こるエピソードが紹介されました。この違いをあらかじめ知っているだけで、お互いコミュニケーションを尊重して接することができます。

今年も小野先生のユーモアの交じる巧みなお話しで、音としては静かですが、賑やかで活気ある講義となりました。
「私たちが無意識に音で察していることにも今回の講義で改めて気付かされ、その点からもろう者にとっては察する文化が存在しないのだということにも驚き、とても納得できる内容だった。」
「ろう者は見えないことはないものとして扱う、というのは一見当然のようですが、つい聞こえる環境にいると抜けてしまう視点であり、自分の立場から捉え直せるよう具体例や例えを入れていただいて興味深いと思いました。」
「ろう者は言語的少数者であり、文化や思考の仕方が異なるだけで、決して「可哀想な人」ではないのだというメッセージから、ろう者へのイメージが変わるような感じがしました。マジョリティ側を前提とすることで、マイノリティ側に勝手に押しつけているイメージというのは、色々なところにあるのだろうと思いました。」
きこえの違いは人によって様々です。ろう、難聴と一言にいってもそのきこえ方にはっきりとした境界があるわけではないようです。それぞれの育ってきた環境によっても認識は異なります。
そのため、講座内容をベースとしながらも、私たちが今度出会うろう、難聴の方がどのようなきこえの状態か、どうするとコミュニケーションが取りやすいかは人それぞれだということも念頭に置かなければなりません。
この日、小野先生の講座の後には、とびラーが自発的に開催する「とびラボ」として14期として入った4名のろう、難聴者のとびラーによる発案で、4名それぞれの「きこえ」の違いについて、これから一緒に活動していくとびラーへ共有するラボが開かれました。60名近くのとびラーが参加しました。
参加したとびラーからは
「講座自体でもたくさんの学びがありましたが、講座の後の聴覚障害者の当事者による説明会でも4名それぞれの聞こえ方、背景、適当な配慮が違うことがさらによくわかりました。このような有意義な場を設けてくれた皆さんに感謝です。」
「「ろう」だけでなく中途失聴や難聴の方それぞれ違いがあるため、それについても知りたいと思いました。この日講義後の時間にあった14期の当事者の説明会で聞くことができてとてもよかったです!」
「これからとびラーとして、ろう者とどんな風に出会うことができるのか。早くコミュニケーションをとってみたいとワクワクしてきた。それまでに、少しでも日本手話を学んでみようと思う。」
「講座自体でもたくさんの学びがありましたが、講座の後の聴覚障害者の当事者による説明会でも4名それぞれの聞こえ方、背景、適当な配慮が違うことがさらによくわかりました。このような有意義な場を設けてくれた皆さんに感謝です。」
講座と合わせて理解が進み、さらに聴者が多いコミュニティにとって、一緒に活動をする仲間の状態をしっかりと確認できる時間となりました。小野先生もこのラボの最後まで同席し、共に活動を作っていくことを励ましてくださいました。
とびラーの日常の活動の中でもきこえの違いがある人が一緒に活動をつくっていくことについてこれから考えていきます。
夏にはMuseum Start あいうえののプログラムで聴者、ろう者、難聴者が一緒に美術館でプログラムを考える4日間のワークショップ「みるラボ:つながりをつなげる」を開催します。
とびラーの日常の活動の中でもきこえの違いがある人が一緒に活動をつくっていくことについてこれから考えていきます。
東京都美術館では手話による施設案内動画と、建築紹介動画を公開しています。
建築紹介動画には小野先生も登場しています。こちらも併せてぜひご覧ください。
(とびらプロジェクト マネージャー 小牟田 悠介)
2025.07.06
第1回建築実践講座|「都美の建築と歴史と楽しみ方」
日時|2025年7月5日(土) 10:00〜15:00
会場|AM:東京都美術館 講堂/PM:東京藝術大学 第3講義室
講師|河野佑美(東京都美術館 学芸員)
1925年に閉館した「旧館」の当時の様子や、1975年に「新館」として建設された東京都美術館の建設に至るまでの経緯など、東京都美術館の建物や歴史について、東京都美術館 学芸員の河野佑美さんにお話しいただきました。
また、建築ツアーが生まれた経緯や建築家ではない人がツアーを作り上げていくことについても、河野さんの経験を交えながら熱く語っていただきました。
「新館」建設にあたり、建築家として抜擢された前川國男。彼が東京都から与えられた、幾つものミッションを全てクリアして建てられた現在の東京都美術館にはたくさんの魅力があります。
そんな、東京都美術館の魅力を河野さんが撮影した写真を見て、お話を聞いて味わった後は、とびラー同士で東京都美術館のオススメポイントを紹介するシェアタイムを行いました。
自分のオススメポイントを他のとびラーと共有し、新たな見方や発見ができる時間となりました。
「初めて知った!」・「ここ私も好きな場所」・「同じ場所でも、時間と天気で見え方が違って見えるんです」と楽しそうにお話をしているとびラー達が印象的でした。
東京都美術館で実施している「とびラーによる建築ツアー」は、2012年のリニューアル時におこなった館内ツアーがきっかけで始まりました。
建築家が込めた想い、歴史、建物の色・デザインといった建築を楽しむポイントを切り口に、とびラーと対話しながら味わいます。
ガイドによって、ツアーの内容が変わるのも魅力の一つです。
そして午後は、「とびラーによる建築ツアー」を体験しました。
ガイド経験者のとびラーがガイドとなり、参加者のとびラーと都美館内を45分間で巡りました。
ツアーの後は、各チームごとにふりかえりをおこない、ツアーの感想や印象的だったことシェアしました。
今回、初めての建築ツアーに参加したとびラーは、「こんなに楽しいなんて!」・「45分があっという間だった」とお話ししていました。
最後に1日を通じての感想を共有して、私たちの拠点となる東京都美術館への関心を深めていきました。
(とびらプロジェクト コーディネータ 大東美穂)
2025.07.05
【第6回基礎講座 この指とまれ/そこに居合わせる人が全て式/解散設定】
日時|2025年6月21日(土)10時~15時
場所|東京藝術大学 美術学部 中央棟2階 第3講義室
講師|西村佳哲
内容|とびラーは、自分たちの関心を寄せ合い、アイデアを共有し、プロセスを大事にしながら活動をつくります。この回では、小さく始めるプロジェクトのつくり方や、そこに集まった人みんなの力を活かした活動について学びます。また、活動のはじめ方だけではなく、終わり方のデザインについても理解を深めます。
基礎講座最終回は「とびらプロジェクトの活動の進め方」がテーマです。
特に、とびラーはこの後「とびラボ」というとびラー同士が自発的に開催するミーティングのことで、新しいプロジェクトの検討と発信が行われる場をつくっていきます。
そんな「とびラボ」の「はじめ方/すすめ方/おわり方」や「あり方」について考えました。
講義は西村さんと、とびらプロジェクト マネジャーの小牟田さんのクロストーク形式で進みました。
「この指とまれ式」
新しい活動のアイデアをひらめいたとびラーは掲示板で一緒に活動するとびラーを募集します。3人以上集まったら「とびラボ」のスタートです。
このはじまり方を「この指とまれ式」と呼んでいます。
西村さんや小牟田さんから
・適正人数(グループサイズ)を考えること
・指を立てた人、集まった人同士の想いや視点をよく確かめ合うこと
・成功を目的化しない、プロセスを大事にすること
の3つのポイントが伝えられました。
「人数が多いと感じたり、やりたいことが違っていたりしたら別のラボに分かれてもいい」というお話に「へえー」とうなずくとびラーもいました。
今回の基礎講座も講義の合間にペアで考えたことや疑問点について話し合う時間が多くあります。早速、「この指とまれ式」について活発に話し合いました。
「そこに居合わせる人が全て式」
「とびラボ」では集まった人同士の想いや視点を確かめ合ったあと、いまここで「やりたい・できる・やるべき」アイデアを生み出し育てていきます。
一般的な活動がやるべき事や問題点からアイデアが生まれ、必要な事を考えていくのに対して、「とびラボ」はそこにいる人からアイデアが生まれます。
西村さんの「今夜冷蔵庫にあるもので、なにか美味しいものをつくる」という例えに納得したとびラーも多かったのではないでしょうか。
また、「とびラボ」をすすめる上での新たな試みとして、ミーティングの最後に内容と過程についてふりかえる時間を設けることが西村さんから提案されました。
内容のふりかえりでは、決まったこと、重要なこと、まだ検討が要ることについてを、過程のふりかえりでは、ミーティングの進め方、進み方についてを話し合います。
実際に、今回の講座のここまでの過程をふりかえってみると、
「ペアで話し合う時間があることで疑問が共有できる、けど忙しい」
「1人じゃなくて2人のクロストーク形式だからわかりやすい」
など進め方について色々な意見が出ました。
14期にはきこえない・きこえにくいとびラーがいます。聞こえやコミュニケーションの方法はそれぞれ違うため、ミーティングの進め方も一様ではありません。全員がやりやすい方法をその場にいる全員でその都度考えることが大切であるという認識を共有しました。
「解散」
活動の目的を達成して成果をとびラー自身がふりかえることができたら、その「とびラボ」は解散します。
普段の生活で「終わらせること」を意識する機会はあまりないかもしれません。
「反省会にならないように」という小牟田さんの言葉を受け、「創造的な解散」とはどういうことか考えました。
とびラボ実践編
まず、西村さんから「アイデアとは、既にあるもののあたらしい組み合わせである」というお話があり、アイデアを紐解いてみるワークに移りました。
既存のアイデアは何が組み合わさったものなのか?
たとえば歌番組のように、それぞれ思いついた身の回りのアイデアを紐解き、自分の発見を楽しそうにシェアする様子が印象的でした。
続いて、とびらプロジェクト コーディネータの越川さんから過去の「とびラボ」の事例を聞きました。
アイデアが生まれ活動へとつながっていく過程を具体的にイメージすることができたのではないでしょうか。
全6回にわたる基礎講座、お疲れ様でした!
基礎講座を終えられた今、どのようなお気持ちでしょうか?
「よし、どんどん活動していくぞ!」という方もいれば、
「まだ全然わかんない、果たしてやっていけるのか、、、」という方もいらっしゃると思います。(こちらの方が多いかも?)
東京都美術館のミッションのもと、とびラー・都美スタッフ・藝大スタッフが一体となってとびらプロジェクトの活動をつくっていきましょう!
(とびらプロジェクト アシスタント 三原凜子)
2025.07.04
◆とびラボの「この指とまれ」~VTSを学んで~
とびらプロジェクトでは、とびラー向けに通年で3つの実践講座が開かれています。その一つ「鑑賞実践講座」では、複数の人がともに作品を鑑賞するためのコミュニケーションの場づくりの基本として、対話型美術鑑賞の手法の一つであるVTS(Visual Thinking Strategies)のファシリテーションを学びます。講座では、VTSをMuseum Start あいうえののプログラムなど、さまざまなとびラーの実践に活かすことを目的に、専任の講師による実演ととびラー同士のワークによって手法と理論を学び合います。
この鑑賞実践講座での1年間の学びを終え、ファシリテータとして実践をするなかで「これで鑑賞者の作品鑑賞は深まっているのかな?」という迷いが生まれました。その靄(もや)のような感覚を共有し、試行錯誤する場として、想いを同じくしたとびラーが集まって「VTSを練習する!」ラボがスタートしました。
◆キックオフ~ラボの目的の共有と練習方法について~
まずは、メンバーそれぞれのVTS実践に対する課題認識や想いを共有しました。
VTSを1年間学んだ2年目のとびラーからは「とにかくファシリテータとしての場数を増やして慣れたい」という声が多く聞かれました。
また、3年目のとびラーからは「VTSをもっと楽しみたい」「鑑賞の場ではファシリテータの力が大切。練習を積みたい」という声が聞かれました。
鑑賞実践講座を選択していないとびラーからは、「日程的に鑑賞実践講座を選択することが叶わなかったので、このとびラボで学びたい」という声もありました。
経験の段階はとびラーごとにそれぞれですが「VTSのファシリテーションを練習したい」という動機は共通していました。
こうした声を受け「とにかく練習する!」というラボの目的を共有しました。
練習方法は、グループワークをメインにして、必ず対話のふりかえりをすることにしました。
鑑賞作品は鑑賞実践講座で馴染みのある6作品を予めピックアップ。メンバー各自がラボ当日(練習日)までにファシリテーションする作品を決めて参加を表明します。これによって、練習の人数把握とグループ分け、タイムテーブル作成、というラボ運営に際しての準備作業をおこないました。

「V」「T」「S」を作っての撮影がお決まりのポーズになりました。
◆いざ、練習!~ふりかえりで得るもの~
計4日程4回の練習を実施しました。
各回の練習は、以下の要領で進め、その日参加したとびラー全員が必ず1回はファシリテータをしました。
・1グループ4~5人で、2~3グループを作ってのグループ練習。
・各グループ内で「ファシリテータ」「鑑賞者」「観察者(記録)」の役割を分担。
・役割を交替しながら「VTS(12分)+ふりかえり(7分)」を1セット。
・4~5(人数分)クールを実施。
ふりかえりの時間では観察者の記録を基に、グループで対話の流れを確認しながら、ファシリテータの声掛け・態度によって、対話がどのように進んでいったかを考察しました。
それにより、それぞれの役割に以下のような効果がありました。
・ファシリテータは、自身の課題をより明確に把握できる。
・鑑賞者は、ファシリテータの言葉や振る舞いが作品の鑑賞にどのように作用するのかを体験できる。
・観察者(記録)は、対話の流れを書き出すことで鑑賞の場を客観的に捉えることができる。
いずれも、多様な視点を持ち寄ることで、より良い鑑賞の場をつくるためのファシリテーションのヒントを得る時間になりました。
◆スピンオフ~作品研究&練習会をふりかえる~
練習を重ねるうちに、メンバーは各自の課題をみつけ、具体的にその課題と向き合うことが多くなっていきました。そうしたなかで、「作品研究」(※)について、このとびラボで取り組む”スピンオフ回”も実施することになりました。
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※作品研究とは…VTSの場において、ファシリテータが鑑賞者の多様な意見を受けとめることを目的に、予め、ファシリテータ自身が作品を細部まで観察し、作品の特徴や鑑賞者の解釈を多角的に分析する作業。作品から感じたことを「客観的事実」と「主観的解釈」に分けて書き出し、グルーピングして小見出しをつけ、グループ同士の関係性について分析して、作品の全体像を把握すること。
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この「作品研究」は、通常はファシリテータが一人で取り組みます。このとびラボでは、作品研究を複数人でおこなうことで、自分一人では至らない発見や考えに触れ、これまでの各自の作品研究のやり方を見直す機会になりました。
また、この回では、各自がファシリテータとして鑑賞者と向き合うなかで生じたさまざまな課題感や想いを共有し、話し合う時間もありました。
・VTSでよく最初の問いかけに使われる「この作品の中で何が起こっている?」という質問だけではなく、作品によって相応しい問いをみつけるのがよいのではないか。
・ファシリテータは鑑賞者の話を受けとめる人、鑑賞者が作品と向き合う時間に伴走する人であるということ。
・ファシリテータも鑑賞者として作品に向き合う姿勢が大切。
等、様々な気づきをとびラー同士で共有していきました。
それらをまとめると、「作品研究はあくまでも目の前の鑑賞者の話を、ファシリテータがよくきくための準備。鑑賞の場では目の前の鑑賞者の話しに集中する。ファシリテータは鑑賞者の話をよくきき、対話を編集することも忘れずに。鑑賞者が作品と向き合って思考することの手助けをするのが役割」ということがわかりました。
◆とびラボの活動を通して
「参加した全員が必ず1回はファシリテータをする」というミッションの下、限られた時間内で活動するため、ラボ当日(練習日)は時間厳守が求められるハードさがありましたが、「少しでもVTSでの課題を克服するんだ!」というメンバーの情熱で練習に励んだ日々でした。目的を同じくする仲間同士で、忌憚のない建設的な対話によってフィードバックをもらいながら研鑽を積んだことで、「とにかく練習して慣れる」という目標の達成には近づくことができたのではないかと思います。
VTSでの対話型美術鑑賞の場は、一つとして同じことはありません。私たちは、鑑賞者との作品鑑賞は一期一会であることを知っているからこそ、ファシリテータとしてよりよい鑑賞の場を作るため、今後も、それぞれの実践のなかで試行錯誤を続けていきたいと思います。
対話型美術鑑賞に興味があってとびラーになりました。VTSって簡単ではないのだな…と痛感。それでも、誰かと対話をしながら作品を鑑賞するのは楽しい。これからも、鑑賞者の声に耳を傾け続けたいです。
2025.07.04
【第5回基礎講座 ミュージアムとウェルビーイング】
日時|2025年6月7日(土)10時〜15時
場所|東京藝術大学 中央棟2階 第3講義室
講師|中原淳行(東京都美術館学芸員 学芸担当課長)
小牟田悠介(東京藝術大学 芸術未来研究場 ケア&コミュニケーション領域 特任助教)
熊谷香寿美(東京都美術館 学芸員 アート・コミュニケーション係長)
内容|第5回目の基礎講座では、とびラーの活動拠点である東京都美術館のミッションとその背景について学芸員から話を聞きます。また、展覧会の鑑賞を通して、ミュージアムにおけるウェルビーイングについて考えます。
・東京都美術館のミッションができるまでの背景とは?
・ウェルビーイングとは何か?
・ミュージアムってどんなところ?
東京都美術館のきのう・今日・あした
東京都美術館は2012年のリニューアルオープンに合わせて新たなミッションを掲げ、そのミッションに基づいて様々な事業を展開してきました。
東京都美術館の使命(ミッション)
東京都美術館は、展覧会を鑑賞する、子供たちが訪れる、芸術家の卵が初めて出品する、障害のある方がなんのためらいもなく来館できる、すべての人に開かれた「アートへの入口」となることを目指します。
新しい価値観に触れ、自己を見つめ、世界との絆が深まる「創造と共生の場=アート・コミュニティ」を築き、「生きる糧としてのアート」と出会う場とします。そして、人びとの「心のゆたかさの拠り所」となることを目指して活動していきます。
基礎講座第5回目の午前の時間では、ミッションの策定に携わった学芸員の中原淳行さんから、言葉に込めた想いや、中原さんの原体験となったミュージアム体験についてとびらプロジェクト プロジェクトマネジャーの小牟田さんがきき役となってお話を伺いました。
とびラーは3人組に分かれて、感想のシェアタイム。
中原さんの当時の記憶を順を追って丁寧に言葉にして話されていく様子に魅き込まれながら、自身の忘れられないミュージアム体験や、東京都美術館のミッションを改めて読んで感じたことについての話など、盛り上がっていました。
来年に100周年を迎える東京都美術館が、これから何を目指していくのかについてもお話は展開し、中原さんからの「これからが楽しみですね」という投げかけに、大きくうなづくとびラーの姿が印象的でした。
展覧会を体験する
午後は、とびらプロジェクト マネジャーの熊谷さんから「ミュージアムってどんなところ?」というテーマで、展覧会の空間は、作品といい出会いができるようにデザインがされているというお話で始まりました。
その後、東京都美術館で開催中の「ミロ展」(会期:2025年3月1日(土)〜7月6日(日))を、空間構成やストーリーに注目して、鑑賞をしにいきました。本展覧会の特徴は、個展としてミロの生涯を通した作品の変遷を体感できるところにあります。
展覧会に行く前にとびラーには熊谷さんから、
・ミロとどんな風に出会いましたか?
・どの時期の作品に一番共感しましたか?
という2つの問いをもって、50分間じっくりと鑑賞しました。
鑑賞から帰ってくると、再び3人組に分かれて、印象に残った作品について共有していきます。
「私もその作品に共感した!」「なるほど、そういう視点もあるか!」とさまざまな感想が交わされました。
ミュージアムとウェルビーイング
最後に熊谷さんから、ミュージアムとウェルビーイングがどのように繋がっているのかについて、とびらプロジェクト、Museum Startあいうえの、Creative Agingずっとびでの実践も題材にレクチャーがありました。
どの状態がウェルビーイングなのかは、人によって、国の文化によって、時々によって違うのではないかという問いかけに、自分にとっての「良い状態」はどんなときであるのかについて、改めて考える時間となりました。
活動の拠点である東京都美術館では、なぜ3つのプロジェクトを行っているのか。
東京都美術館のミッションを出発点に、ミュージアムでの市民の関わりとしてアートコミュニケータが生まれた背景とその意義について、世界的なミュージアムの潮流もふまえながら、これからの活動の拠点について考える時間となりました。
基礎講座も残すところあと1回。
今までの基礎講座での学びが積み重なって、今日の活動にも生きてきているように感じます。
次回の講座では、とびラボの特徴でもある「この指とまれ/そこにいる人が全て式/解散設定」に込められた意味について、考えていきます。
(とびらプロジェクト アシスタント 久保田夢加)
2025.06.30

第1回鑑賞実践講座|「とびらプロジェクトで大切にしている鑑賞体験とは?」
日時|2025年6月30日(月)14:30〜17:00
会場|東京都美術館 アートスタディルーム、スタジオ
講師|熊谷 香寿美(東京都美術館 学芸員 アート・コミュニケーション係長 )
6月30日(月)、東京都美術館 アートスタディルームとスタジオを会場に、第1回鑑賞実践講座「とびらプロジェクトで大切にしている鑑賞体験とは?」を開催しました。講師は熊谷香寿美(東京都美術館学芸員 アート・コミュニケーション係長)さんです。

この講座は、さまざまな人が自分の感じ方を大切にしながら作品をよくみるためのコミュニケーションの場づくりができるようになること、そして作品を媒介にして、複数の人が共同的かつクリティカルに思考する場をデザインできるようになることを目標に、1年間を通して学びと実践を重ねていく鑑賞実践講座の初回にあたります。
講座の前半では、熊谷さんによる「みること」を掘り下げるレクチャーのあと、参加者が持ち寄った「手のひらサイズの見がいのあるもの」を使ったよく見て、その良さを伝えあう活動を行いました。3人組でそれぞれの持ち寄ったものをよく見て、感じたことや気づいたことを言葉にして共有します。
このワークでは、作品鑑賞に入る前段として、複数の人と一緒に実際のものを観察することの面白さや、感じ方の違いが思考を広げていくプロセスを体験的に理解することができます。
例年、鑑賞実践講座の初回では、2〜3年目のとびラーのファシリテーションによるVisual Thinking Strategies(ビジュアルシンキングストラテジーズ:複数の人で対話をしながら作品を鑑賞する手法。以下、VTS)を体験することが多くありましたが、今年度の第1回では、あえてVTSの実践は行いませんでした。
その代わりに、VTSの概要をレクチャーで紹介し、実際の鑑賞プログラムの映像を視聴しながら、ファシリテーターの役割や、鑑賞の場がどのようにデザインされているかを考える構成としました。
その背景には、今年度新しくとびらプロジェクトに参加している14期とびラーに、きこえない・きこえにくい方を4名迎えたことが理由としてあります。今年度の鑑賞実践講座には、その4名の中から、きこえにくい方1名が参加しています。これまでの実践を通して、参加者の聞こえの状態やコミュニケーションの特性によって、情報の伝わり方や、対話への入りやすさに差が生まれることをふまえ、初回ではまず鑑賞体験の全体像や、とびらプロジェクトが目指している鑑賞のあり方を共有することを重視しました。具体的な方法としては、レクチャーや映像で情報を伝える→小さなグループ(3人組)で、共有するという流れでいくつかのワークを進めていきました。
後半のグループワークでは、「VTSを使って、どんな鑑賞の場を実現したいか」をテーマに話し合いました。映像で見た実践や、これまでの自分自身の経験をもとに、鑑賞を方法ではなく場として捉え直す時間となりました。
この第1回は、ここから始まる鑑賞実践講座全体の土台となる回です。次回以降、VTSの実践や分析、事前準備、場づくり、作品選びへと進んでいくための共通認識を、参加したとびラー全体でつくることを目指した第1回目となりました。
(とびらプロジェクト コーディネータ 越川さくら)
2025.06.15
【第4回基礎講座 会議が変われば社会が変わる】
日時|2025年5月24日(土)10時~15時
場所|東京都美術館 交流棟2階 アートスタディルーム
講師|青木将幸
内容|とびラーの自主的な活動には、直接コミュニケーションをとるミーティングの場のあり方がとても重要です。ひとりひとりが主体的に関わるミーティングの場をつくるために、ミーティングの理想的なスタイルや具体的な手法を、レクチャーやワークショップを通して学んでいきます。
とびらプロジェクトでは、とびラー同士が自発的に開催するミーティング「とびラボ」があります。さまざまな関心を持った多世代の人が集まってアイディアを重ねるため、とびらプロジェクトではミーティングを大切にしています。今回の講座では「グッドミーティング」(良い会議)について考えました。
午前中は青木さんの「好物は何ですか?」という問いかけから始まりました。
とびラーは少し戸惑いながらも自分の好きな物を絵に描いていきます。その後自分が描いた絵をもって歩き回り、お互いの好きな物をについて尋ね合いました。
次にジェスチャーを使っていまの状態を表現してみます。
「今日の元気は50%。昨日寝るのが遅かったから、、、」「今日は80%くらい。元気だけどマラソンは走れない!」などなど色々な声があがりました。
ジェスチャーで共有することでミーティングに参加している人全員がいまどういう状態なのかを確認することができます。
場が温まってきたところで「グッドミーティング」と「バッドミーティング」について考えていきます。
まずは、一人一人が思う「グッドミーティング」と「バッドミーティング」がどんなものかを紙に書き出していきます。
書き出した後、同じグループ内で回し読みをして共感するアイデアにハートマークをつけ、最後に1枚の紙に「グッドミーティング」と「バッドミーティング」についてグループごとに話し合ってまとめました。
また、今回の講座では事前に「これを持って行くとグッドミーティングになるかも!と思うものを持ってきてください」と呼びかけられていました。お菓子やぬいぐるみ、おもちゃ、お香などさまざまなアイテムが持ち寄られ、場を和ませていました。
考えやアイテムをみんなで持ち寄ることで「誰もが貢献できるミーティング」が生まれていきました。
午前中の最後には会議の4つの段階、「共有・拡散・混沌・収束」について青木さんからお話がありました。先ほどのミーティングを思い出しながら、4つの段階それぞれの役割や重要性について考えました。
午後は、実践です。みんなで話したいお題を出し合い、好きな話題を選んでミーティングをしました。
最後にそれぞれのミーティングで話し合った内容を全体で共有しました。
自分たちで考え、導き出した「グッドミーティング」を意識しながら進めることで、納得感を持ってミーティングを進められたのではないでしょうか。また、第2回基礎講座の「きく力」を思い出したとびラーも多かったかと思います。
とびラーの自主的な活動には、そこに参加する人全員が意見を出し合えるミーティングの場のあり方がとても重要です。
今回の内容を思い出して参加者全員で「グッドミーティング」をつくりあげていきましょう。
(とびらプロジェクト アシスタント 三原凜子)
2025.06.01
日時 |2025年5月17日(土)
場所 |東京都美術館
参加者(事前申込)33名、とびラー19名
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爽やかな新緑の季節、2025年度 第1回目の「とびラーによる建築ツアー」が実施されました。
雨の中での開催となりましたが、参加者はそれぞれにツアーを楽しんでいる様子が印象的でした。
この建築ツアーは、決まったコースはなく、それぞれのとびラーが考えたオリジナルのツアーです。
2025.05.26
執筆者:寺岡久美子
東京都美術館の「ミロ展」で、2025年5⽉26⽇に障害のある⽅のための特別鑑賞会が開催されました。その中でとびラボの活動である、iPad を活⽤した来館者とのコミュニケーションを実施しました。 iPad を使⽤することで、⾞いすの⽅などで壁や台の上の作品が⾒づらい⽅や、ロービジョンの方、細かいところが見えづらい方が、作品を⼿元で拡大して⾒られるなど、アート・コミュニケータ(とびラー)とコミュニケーションしながら作品鑑賞を行う取り組みです。

ラボのキックオフ集合写真
当⽇を迎えるまで、ラボメンバーで準備を重ねました。まずは、どの作品がiPadを活⽤するのに適しているのか、メンバーで展⽰室を回りながら話し合いました。今回のミロ作品は⼤きなものが多く、作品のサイズが⼩さいことが理由で⾒づらいことはあまりないように、はじめは感じていました。しかし、展⽰室を回りながら確認するうちに「この作品は、近寄って⾒るとすごく細かく草⽊が描かれているから、ぜひこれを拡⼤してよく⾒てもらいたいね。」という意見や、「ミロが作品を描く元となったポストカードや素描と、作品を⼿元で⾒⽐べられるとより⾒やすいね。」というような意⾒が出ました。さらに「このエリアは他と⽐べて展⽰スペースの照明を落としていて、⾞椅⼦からだと作品が光ってしまって⾒えづらいかも。」など、さまざまな方に合わせた視点も重視しながら、どのようなコミュニケーションが⽣まれるか想像して、iPadで扱う作品選びをしていきました。

iPadで使う作品の選出1

iPadで使う作品の選出2
また、来館者からも何の取り組みをしているのかわかりやすいように、とびラーが肩から掛ける看板も作成しました。

肩掛け看板

鑑賞者との対話記録シート
そして以下の四作品を選定しました。
①《ヤシの⽊のある家》1918年
②ヘンドリク・ソルフ《リュートを弾く⼈》1661年 ※《オランダの室内Ⅰ》の元になった作品
③《オランダの室内Ⅰのための準備素描 Fig.4》1928年
④《コラージュ=ドローイング》1933年
特別鑑賞会にはさまざまな方が参加します。作品の前でしばし止ま
作品ごとにどのようなコミュニケーションをしたのか、⼀部ご紹介したいと思います。
①《ヤシの⽊のある家》1918年
この作品は⾮常に細かく建物やヤシの⽊、畑などが描かれている作品です。「この絵が新聞で紹介されていたので、ゆっくり観てみたかったんです。」と⼿元のiPadでも拡⼤してご覧になった⽅が、拡⼤して⾒てみると畑に描かれている植物がひとつひとつ異なることに気づかれました。「まるで着物の紋様のようね。」と、感じたことを伝えてくれました。
建物にツタが絡まっている様⼦や、ひまわりが1本だけ咲いていること、かぼちゃがたくさん並んでいるのを⾒つけたり、拡⼤して初めて発⾒したことを教えてくれました。そこから「季節は夏なのかなぁ。」「⼀般の⺠家ではないと思う。」など、絵の中の物語を語り合うことができました。
②ヘンドリク・ソルフ《リュートを弾く⼈》1661年(※《オランダの室内Ⅰ》の元になった作品)
③《オランダの室内Ⅰのための準備素描 Fig.4》1928年
ミロはオランダ旅⾏の際に買ってきた《リュートを弾く⼈》のポストカードを元に、《オランダの室内Ⅰ》を描きました。この元となった絵を、ミロ作品の前でiPadを使って⾒⽐べました。「あぁ、猫もあそこに描かれている。でも右側の⼥の⼈はどこに⾏っちゃったんだろう?」「元のポストカードにはカエルやコウモリはいないのに、ミロにはこんな⾵に⾒えるんだね、楽しさが伝わるなあ。」「⾃分はポストカードよりミロの絵のほうが、元気が出る感じで好きだなあ。⾊が良いんだよね。」など、お話が弾みました。

《オランダの室内Ⅰ》の前で、参考作品と見比べている
④《コラージュ=ドローイング》1933年
ドローイングの上に、ポストカードや切り取りされたモチーフが貼り付けられている作品です。「拡⼤したらコラージュだと気づいた。最初、貼られているものは窓だと思っていた。」と、拡⼤することでどのような作品なのか気づいてもらうことができました。「コラージュは、どう作られているのか良くわからなかったので、拡⼤して⾒られて嬉しい。」と、iPadを活⽤してじっくり作品を鑑賞してもらいました。ドローイング部分は「お地蔵さんがシャワーを浴びているみたい。」「⼥性が⽝を抱えているように⾒える。」など、いろいろな⾒⽅を聞くことができました。

《コラージュ・ドローイング》の前で、参考作品と見比べている
展覧会を鑑賞しに来た来館者の⽅に、作品そのものを楽しんでもらうため実施したiPadによるコミュニケーション。われわれアート・コミュニケータにとっても、来館者と直接⾔葉を交わしながら⼀緒に作品を鑑賞できることが予想以上に楽しく、喜びに満ちた嬉しい時間でした。これからも、来館者に楽しんでもらえる活動をしていきたいと思います。

執筆者:13 期とびラー 寺岡久美⼦
普段よく使っているiPadが美術館と掛け合わさることで気づきや喜び、嬉しさに繋がるという体感を得られました。普段は情報通信系企業で働いています。小さい頃は図鑑の昆虫、植物、図画・工作の巻を眺めるのが好きでした。大人になってから美術館で過ごす時間が癒しの時間で、展示室以外にも美術館のカフェであれこれ考え事するのが好きです。自分も描きたいなぁ、と昨年から通信制の芸術大学に入学して洋画を学び中です。
2025.05.14
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【第3回基礎講座 作品を鑑賞するとは】
日時|2025年5月10日(土)10時~15時
場所|東京都美術館 交流棟2階 アートスタディルーム
講師|熊谷香寿美(東京都美術館 学芸員 アート・コミュニケーション係長)
内容|作品の鑑賞について理解を深めます。作品が存在することによって起こる体験とは、私たちにとってどのように意義があるのか、それらを鑑賞することの意味についても考えてみます。
・鑑賞とは何か?
・複数で鑑賞することとは?
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鑑賞を知る・体験する
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作品を鑑賞することは、美術館を拠点にアートを介してコミュニティを育むとびらプロジェクトの基盤となる活動です。
基礎講座3回目では、「作品を鑑賞すること」を考えるレクチャーとともに、 美術館で実際の展覧会の作品を鑑賞しながら講座を行いました。
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午前の体験
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午前中は、とびらプロジェクトマネージャの熊谷さんからレクチャーを聞いた後、1つの作品をじっくり鑑賞する体験をします。
鑑賞するのは、講座当日に東京都美術館 公募棟で開催されていた「東光展」(会期:2025年4月25日(金)〜5月10日(土))です。
とびラーは展示室を1周した後それぞれお気に入りの作品を選び、約30分間じっくり向き合いました。
展示室から帰ってくると、自分が選んだ作品について考えたこと・感じたこと・気がついたことをグループでシェアします。
同じグループのメンバーの気づきに対して、
「そんなこと全然気がつかなかった!」「視点が面白い!」と、驚く声が多く聞こえてきました
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午後の内容
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午後は1つの作品を複数人でみていく体験をします。
鑑賞するのは神奈川県立近代美術館所蔵、松本竣介《立てる像》の図版を使ったアートカードです。
描かれている人物の表情や身体の部分、背景などに注目してグループで作品について話し合いました。
同じグループのメンバーの気づきを
「ああ〜」「なるほど!」「確かに、、、」と、
きくことを通して鑑賞が育っていく様子が印象的でした。・
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今回の講座ではとびらプロジェクトの特徴でもあるお互いに話をききあうことのできるコミュニティでの「共同的な学び」が、複数の人で作品を鑑賞する上でも重要になることについて考えました。
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基礎講座も折り返し地点をむかえました。
回を重ねるごとに雰囲気が和らぎ、場が盛り上がっているように感じます。
後半3回の講座では、アートを介したコミュニティのあり方・活動の作り方についてみなさんと考えていきたいと思います。
(とびらプロジェクト アシスタント 三原凜子)